『ドラキュラ デメテル号最期の航海』
THE LAST VOYAGE OF THE DEMETER(2022年アメリカ、イギリス、カナダ、インド、ドイツ)
監督:アンドレ・ウーヴレダル
脚本:ブラギ・シャット・JR
ステファン・ルツォヴィッキー
ザック・オルケヴィッツ
原案:ブラギ・シャット・JR
原作:ブラム・ストーカー
出演:コーリー・ホーキンズ
アシュリン・フランチオージ
リーアム・カニンガム
デヴィッド・ダストマルチャン
ハピエル・ポテット
■ストーリー■
1897年、デメテル号は謎の木箱50箱をルーマニアからイギリスのロンドンへ運ぶことになり船員を募集する。募集に選ばれなかったものの木箱を積んでいるときに起きた落下事故で船長の孫トビーを救ったことで医師のクレメンスはデメテル号に船員として乗り込みことに、、。
航海途上、船倉の積み荷の木箱から密航者とみられるアナが意識不明の状態で見つかり、クレメンスが輸血することに、、。
その後、船で運んでいた家畜が無残に殺される事件が起きる。また船の中にたくさんいたネズミたちが姿を消すのだった、、。
ある晩、夜の船を任されていた船員ペトロフスキーがいなくなってしまうのだった。
■感想■
「吸血鬼ドラキュラ」のドラキュラを乗せてイギリスに向かうデメテル号の船長の航海日誌のエピソードに特化して長編映画にしたホラー映画。
監督は『トロール・ハンター』(2016年)、『ジェーン・ドゥの解剖』(2016年)、『スケアリーストーリーズ 怖い本』(2019年)、『MORTAL モータル』(2020年)のアンドレ・ウーヴレダル。
アンドレ・ウーヴレダル監督、コンスタントにホラー映画撮ってますね、、。上記の作品観ているのに、全然監督でチェックしていませんでした、、。
記憶があやふやですけど、もしかしたら『ジェーン・ドゥの解剖』を観るときだけは『トロール・ハンター』の監督の作品だーって思って観たかもしれないですが、、。
「吸血鬼ドラキュラ」のデメテル号のエピソードだけを長編にするなんて、、。
良く考えつきましたねー。
デメテル号の乗組員は全員どうなるのか分かっているのに、、そんなエピソードを映画化するなんて、、よっぽどこのアイデアに自信があったんでしょうね、。
アンドレ・ウーヴレダル監督は19世紀の船を舞台にした『エイリアン』のような感じにしたかったらしいんですが、、今作は『エイリアン』と違って乗組員がどうなるかわかっちゃってますからね、、。
原作が「吸血鬼ドラキュラ」だから、ストーリー逸脱できないですからね、、。
なんで、展開が分かっちゃってるストーリーを映画化しちゃったの??
今作が「吸血鬼ドラキュラ」のエピソードでなく、まるっきり違う吸血鬼映画としてだったら、もっと面白く観れたのかも??
主人公のクレメンスは、このあとどうなったんでしょう??
ヒットしたら製作されるかもしれない続編への伏線のキャラクターってコトでしょうか??
始まって90分弱のシーンで、船長の頭のやけどの場所ですけど、頭の右側にあったのに、船長の部屋で話しているシーンで頭の左側に変わってますよー。次の船長の登場シーンで元の右側にもどりますけど、、。
製作費4,500万ドルの大作なのに、、こんな間違いを起こすなんて、、、。
思わず鏡に映ったシーンかと思っちゃいました、、。
あと、輸血ですが、この時代に輸血ってあったんでしょうか??
血液型の発想もないと思うんですが、、してみてダメだったらあきらめるっていう時代だったんでしょうか??
気になって調べたら、1900年にオーストリアのカール・ラントシュタイナーが血液型(A型、B型、O型の3種類)を発見したらしいです。多分、主人公のクレメンスの血液型はO型だったんでしょうね、。
吸血鬼というものに対して知識がないので、船員たちはどうしようもなく1人づつ犠牲に、、。
でも、十字架も効果ないみたいですし、、これは信仰心が不足していたためなんでしょうか??
船の上じゃ神父もないし、聖水も手にはいらないし、、吸血鬼に対応するのは厳しいですね、、。
船長のやけどのあとの場所が変わるのが1番印象的度 ★★★★★
なんで「吸血鬼ドラキュラ」の一部分のみ映画化しちゃったの度 ★★★
このあとクレメンスはどんなことするつもりなの度 ★★★
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