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『デスメール』着信メールあり!

2009-01-25 12:18:35 | ホラー

デスメール
IN 3 TAGEN BIST DU TOT(2006年オーストリア)
 監督          アンドレス・プロハスカ
 脚本          トーマス・ボーム
              アンドレス・プロハスカ
 出演          サブリナ・ライター
              ユリア・ロサ・シュテークル
              ミヒャエル・シュタイノッハー

 ■ストーリー■
 高校の卒業試験を合格したニナたち仲良しグループの5人は、合格できたという喜びに浮かれて運転して帰り道で鹿を轢いてしまうのだった。家についたニナのケータイに「お前は3日以内に死ぬ」という謎めいたメールが届くのだった。
 何とも思っていなかったがパーティ会場でニナの彼氏のマルティンがトイレに行ったまま行方不明になってしまうのだった。マルティンを探しに行ったニナはトイレでマルティンのケータイを見つけるのだった。マルティンのケータイにも「お前は3日以内に死ぬ」というメールが入っていたことを知るのだった。心配になったニナは残りのメンバーにこのことを話すと5人全員にメールが送られていることが解るのだった。不安に思ったニナは警察に事情を話すがいたずらと思われ取り合ってくれないでいた。そんなとき、仲間たちで集まる湖で、ニナたちはマルティンの死体を発見するのだった。

 □■□ネタばれあり!□■□

 ■感想■
 珍しいオーストリア共和国製のホラー映画です。
 オーストリアもオーストラリアと混同されがちなんで、呼び方を「オーストリー」にするなんて話がありましたけど、今はオースリアのままが一般的なんですよね。「オーストリー」って呼び方、わかりやすくて良いと思うんですけどね。

 自分は、幽霊の出てくるオカルト映画はあんまり得意でないですけど、今作は
ホラー映画と言っても、オカルト映画でなく殺人鬼の出てくるミステリー系のスラッシャー映画です。
 冒頭、主人公のグループが、車で鹿を轢いてしまうシーンがあるんで、てっきり「鹿の飼い主がいて、その飼い主が復讐のため若者を殺していくんだろうなぁ」と思って観てたんですけど、甘かったです!!

 犯人は、最後の方まで出てきません!!
 
 絶対に犯人が分かるわけがない!!製作者たちは、別にミステリーとして今作を作っているわけではないでしょうから、これで良いんでしょうけど、ミステリーとしてはダメ系なストーリーになってます!!
 本当は、途中で、1回、犯人は出てくるんですけどね。

 映画が始まってすぐに、後半のクライマックスシーンの、ニナの友達モナが助けを求めるシーンが出てきますけど、こんなシーン、要らないです。
 そんなシーンより、犯人が事件を起こすきっかけになったホッケーのシーンを入れて欲しかったです!!でも、ホッケーの事故のシーンを入れたら、犯人はすぐに分かっちゃうんでしょうけどね!!

 映画のオーソドックスな展開としては、ホッケーの事故のシーン、オープニングクレジット、本編って順番が良いと思うんですけどね。

 今作の展開だと、何か、犯人が分かっても、唐突すぎて、

 「えっ、何??何??どうして??なんで、そんな大事な説明が後になって出てくるの??」

 って感じで観客置いてけぼりって感じです!!

 そういえば、最初の被害者、マルティンがパーティ会場でトイレに行くシーンで、トイレに行く階段で誰かに気づいたのかどうかわかりませんけど、意味不明に振り返るシーンがあるんですけど、あのシーンって何??観客をミスリードするためのシーンなんでしょうか??あのシーン、まるっきり要らないでしょ!!

 やめて意味不明なシーン!!
 
 あと、もう1点、ヒロインのニナが犯人に捕らえられて小屋に連れてこられるシーンがありますけど、あのシーンでニナを助けに来たパトリックと犯人が争うシーンがありますけど、スコップを持った若い男性とナイフを持った犯人、どう考えてもパトリックが勝ちそうなんですけど、どうでしょう??
 いくら狭い小屋の中とはいえ、パトリックが勝ちますよね!!
 
 第1次世界大戦を舞台にした『西部戦線異常なし』(1930年)をリメイクした同名の1979年のTVムービーでも、教官役のアーネスト・ボーグナインが、刃を削ったナイフを持っていた若い兵士に、そんな武器は使うな!非常時にはスコップを使えって確か、言っていた気がしたんですが。
 当時は刃を削った軍用ナイフは暗黙の了解で使用しないことになっていたようです。非常時に武器として使えるようなスコップを持って構えているた血気盛んな若者に、今作の犯人が勝てるなんて、絶対におかしい!!
 

 あと、最後にもう1点!最初の被害者マルティンをトイレで襲った犯人って、男子トイレからマルティンを引きずっていったんでしょうかね??すごく重いと思うんですけど・・・。まぁ、そんなこと言ったらミステリー映画とかジャッロ映画とかも楽しめなくなっちゃうんですけどね??

 なんだかんだ言ってますけど、青春ホラー系の作品としては、十分楽しめる作品になってます!!今年の未公開作品の中では要チェックの1本になるかも?? 70点

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