『怨霊の森』
THE WOODS(2006年アメリカ)
監督 ラッキー・マッキー
出演 アグネス・ブルックナー、パトリシア・カラークソン、レイチェル・ニコルズ、ゴードン・カリー、ブルース・キャンベル
■ストーリー■
1965年、森の中のファルバーン学院に医師の娘ヘザーがやってくる。放火癖のあるヘザーだったが入学を認められる。そして、マーシという友人もできる。しかし、その晩から、おかしな夢にうなされ始めるのだった。厳しい校則やイヤなグループに嫌気がさしたヘザーは学校から脱走しようとするのだが。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
『MAYメイ』(02年)やTVシリーズ「マスターズ・オブ・ホラー」第1シーズンの1エピソード「虫おんな」(05年)のラッキー・マッキー監督の描く60年代の全寮制の女子校を舞台にしたホラー。
60年代の全寮制の女子校って、こんな校則が普通なんですか??おかしい!おかしい!ソックスを折り返したらダメだとか、ブラウスをスカートから出してはダメとか。イヤだなぁ、アメリカの60年代の学校!
映画が始まって、クララ・トンプソンが100年前に学園にやってきたときの言い伝えを、生徒が話し出したときにストーリーがわかっちゃいました。
「わかりやすすぎ!」なんで、途中でネタをばらしちゃうの??というより、なんで、こんな何でもないストーリーを映画化したの??って感じです。ランニングタイム91分の作品なのに、30分強で、この“森の秘密”が割れちゃって!「森の秘密」っていうより「学園の秘密」なのかな??
80年代のアメリカのTVムービーのレベルの話を、格調高く映画化したって感じの作品です。最後の展開も、校長先生とヒロインの最初の入学するときの面接のシーンでなんとなくバレバレだし。今作に限ったコトじゃないですけど、最近のホラー作品は親切すぎ!
そういえば、同じくホラー映画の『スケルトン・キー』(05年)もヒドかったです!どうってことないホラー映画で、ドンデン返し系のカラクリのみの作品なのに、中盤で最後の方のシーンがすべて思い浮かべるコトができましたから!もし、ビックリ映画のくせに、“途中ネタ割れ映画”ベスト10をやったら、絶対に入っちゃいますよ!
話がずれちゃったので『怨霊の森』に話を戻すと、今作は、前半でネタが割れちゃいますけど、ホラー映画としての雰囲気は良いです!舞台設定を65年にあえてして、ゴシックホラー系の雰囲気を出してて良いです!ストーリー展開は、ちょっとだけ中盤の展開がダルイかもしれないですけど、ホラー映画としてはその分、雰囲気でカバーしてます!60年代後半~70年代前半のイギリスのホラー映画のリメイクといっても通用するような作品です。ラッキー・マッキー監督のホラー映画大好き状態が感じられます!
途中、あんなに説明するかのようなていねいさだったのに、最後は、すごく唐突です。そういうところも60年代~70年代イギリスホラー映画みたい!好きです、最後のシーン!
キャラクター的には、いじめっ子のサマンサのキャラクターが、1番かも。学園物に絶対に出てくる主人公たちをいじめる役!何かあるたびに、ヒロインのヘザーの給食のミルクを、ヒロインの友人のマーシにぶっかけて意地悪します!「あ~、服が汚れちゃう!」って!と何気なく見てたのに、このミルクぶっかけシーンが、あとあと意味を持ってくるのには“驚き”でした!全然気がつきませんでした!(気づくわけないんだけど!)
あと“驚き”と言えば、いじめっ子サマンサのキャラクター!ハッキリ言って、ヒロインのヘザーよりもおいしい役です!「おいおい、そんなのアリなの??」って感じのキャラクターでした!ビックリ、ストーリーには全然驚かされなかったですけど、このサマンサの役にはビックリ!学園物に良くいるいじめっ子と思わせといて、あのキャラですもんネ!
まぁ、それだって、ヒロインのヘザーたちと同じ部屋で仲良く寝てたしね。(あれ、あの寝室にはいませんでした??)
ランニングタイム91分も、少し長いかも。ストーリーは、オーソドックスすぎなんで、同じく91分を使うなら、思わせぶりな教師たちの高圧的なシーンや不気味なシーンとかに使わないで、もっと、ヒロイン以外のキャラクターを描くシーンがあった方が良かったのに!雰囲気とラストの展開が唐突なところにプラス10点で65点
THE WOODS(2006年アメリカ)
監督 ラッキー・マッキー
出演 アグネス・ブルックナー、パトリシア・カラークソン、レイチェル・ニコルズ、ゴードン・カリー、ブルース・キャンベル
■ストーリー■
1965年、森の中のファルバーン学院に医師の娘ヘザーがやってくる。放火癖のあるヘザーだったが入学を認められる。そして、マーシという友人もできる。しかし、その晩から、おかしな夢にうなされ始めるのだった。厳しい校則やイヤなグループに嫌気がさしたヘザーは学校から脱走しようとするのだが。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
『MAYメイ』(02年)やTVシリーズ「マスターズ・オブ・ホラー」第1シーズンの1エピソード「虫おんな」(05年)のラッキー・マッキー監督の描く60年代の全寮制の女子校を舞台にしたホラー。
60年代の全寮制の女子校って、こんな校則が普通なんですか??おかしい!おかしい!ソックスを折り返したらダメだとか、ブラウスをスカートから出してはダメとか。イヤだなぁ、アメリカの60年代の学校!
映画が始まって、クララ・トンプソンが100年前に学園にやってきたときの言い伝えを、生徒が話し出したときにストーリーがわかっちゃいました。
「わかりやすすぎ!」なんで、途中でネタをばらしちゃうの??というより、なんで、こんな何でもないストーリーを映画化したの??って感じです。ランニングタイム91分の作品なのに、30分強で、この“森の秘密”が割れちゃって!「森の秘密」っていうより「学園の秘密」なのかな??
80年代のアメリカのTVムービーのレベルの話を、格調高く映画化したって感じの作品です。最後の展開も、校長先生とヒロインの最初の入学するときの面接のシーンでなんとなくバレバレだし。今作に限ったコトじゃないですけど、最近のホラー作品は親切すぎ!
そういえば、同じくホラー映画の『スケルトン・キー』(05年)もヒドかったです!どうってことないホラー映画で、ドンデン返し系のカラクリのみの作品なのに、中盤で最後の方のシーンがすべて思い浮かべるコトができましたから!もし、ビックリ映画のくせに、“途中ネタ割れ映画”ベスト10をやったら、絶対に入っちゃいますよ!
話がずれちゃったので『怨霊の森』に話を戻すと、今作は、前半でネタが割れちゃいますけど、ホラー映画としての雰囲気は良いです!舞台設定を65年にあえてして、ゴシックホラー系の雰囲気を出してて良いです!ストーリー展開は、ちょっとだけ中盤の展開がダルイかもしれないですけど、ホラー映画としてはその分、雰囲気でカバーしてます!60年代後半~70年代前半のイギリスのホラー映画のリメイクといっても通用するような作品です。ラッキー・マッキー監督のホラー映画大好き状態が感じられます!
途中、あんなに説明するかのようなていねいさだったのに、最後は、すごく唐突です。そういうところも60年代~70年代イギリスホラー映画みたい!好きです、最後のシーン!
キャラクター的には、いじめっ子のサマンサのキャラクターが、1番かも。学園物に絶対に出てくる主人公たちをいじめる役!何かあるたびに、ヒロインのヘザーの給食のミルクを、ヒロインの友人のマーシにぶっかけて意地悪します!「あ~、服が汚れちゃう!」って!と何気なく見てたのに、このミルクぶっかけシーンが、あとあと意味を持ってくるのには“驚き”でした!全然気がつきませんでした!(気づくわけないんだけど!)
あと“驚き”と言えば、いじめっ子サマンサのキャラクター!ハッキリ言って、ヒロインのヘザーよりもおいしい役です!「おいおい、そんなのアリなの??」って感じのキャラクターでした!ビックリ、ストーリーには全然驚かされなかったですけど、このサマンサの役にはビックリ!学園物に良くいるいじめっ子と思わせといて、あのキャラですもんネ!
まぁ、それだって、ヒロインのヘザーたちと同じ部屋で仲良く寝てたしね。(あれ、あの寝室にはいませんでした??)
ランニングタイム91分も、少し長いかも。ストーリーは、オーソドックスすぎなんで、同じく91分を使うなら、思わせぶりな教師たちの高圧的なシーンや不気味なシーンとかに使わないで、もっと、ヒロイン以外のキャラクターを描くシーンがあった方が良かったのに!雰囲気とラストの展開が唐突なところにプラス10点で65点
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます