『オーバー・スピード 時空を超えた目撃者』
BEG(2020年ロシア)
監督:アンドレイ・ザギドゥーリン
脚本:ユリア・イドリス
出演:エフゲニー・ロマンツォフ
ポリーナ・マクシモーヴァ
レオニド・グロモフ
オレグ・ヴァシリコフ
陸上競技のオリンピック候補として期待されたセルゲイは、良い気になってスポーツカーでスピードを出して交通事故を起こして恋人を亡くすのだった。事故の影響で、セルゲイはハードな運動をすると心拍数が上がるという後遺症が残り、ジムでトレーナーとして生活するのだった。医師から運動しないよう言われていたが、ある日、セルゲイは、心拍計のアラームを無視して全力疾走してしまい、倒れて気絶してしまうのだった。気づくとなぜか3日も経っていて、そばには女性の死体が!!
□■□ネタバレあり□■□
最後の方のコトや犯人について書いています。
観る予定の方は、観てから読んで下さい。
■感想■
心拍数があがることによってタイムスリップしてしまう元アスリートを描くロシアのSci-Fi映画。
なぜか、心拍数が上がるとタイムスリップしてしまうそうです!!
主人公の特殊能力でなく、、、誰でも!!
しかも、最低、3つの事件が起きた場所でという条件つき!!
「なぜ??」
そんなワケの分からない理論を研究している科学者まで登場しますが、すごーく胡散臭い!!
こんな感じのタイムスリップの理論って珍しいかも??
この理論だけでも、今作って記憶に残るかも??面白いかは別ですが、、。
警察は当然、セルゲイを疑いますが、なぜか捜査を担当する女性刑事はセルゲイと良い関係に!!
オリンピック選手候補ということで、事故も無罪になり、現在もモテモテ、、。
事故だって、スピード出しすぎはセルゲイ自身のせいなのに、、、。
こんな主人公に、一切感情移入できない!!!
ところで、タイムスリップの要素が重要なんですが、基本ミステリー映画としてはダメダメなワケの分からない人物が犯人として登場します。
「え、、誰??」
セルゲイをずっと犯人に違いないって言っていた男性刑事が犯人なの??とか思っていたんですが、普通に捜査してるだけでした。決めつけすぎな感じでしたけど、、。
ちょこちょこは画面に映っていたみたいですけど、、こういう犯人って、ミステリーとしてどうなんでしょう??
ストーリーも主人公に感情移入しくいし、ミステリー度もすごーく低いし、肝心のタイムスリップの理論も理解しがたくて、、、。
Z級映画ファンには面白いかも??
セルゲイは、自分を殺して歴史を変えようとしますが、結局、自分がいなくても代わりの人物が同じコトしてあまり意味がなかったみたいな、、、。
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