『無影剣SHADOWLESS SWORD』
無影剣(2005年韓国)
監督 キム・ヨンジュン
脚本 キム・テグァン
シン・ジュネ
出演 イ・ソジン
ユン・ソイ
チェ・ジウ
■ストーリー■
西暦926年、契丹のクン・ファピョン率いる刺客団は渤海に攻め入り、王子たちに契丹につくように命令するのだった。それを断った王子たちは、皆殺しにされていた。かつての政変により中原に追放されていた王子テ・ジョンヒョンがまだ生きていることを知った渤海は、最強の剣士ユン・ソハを派遣するのだった。一方、ジュンヒョンがいることをしった刺客団は女剣士メ・ヨンオクを送るのだった。
韓国映画ファンは読まないでね!!読んでも怒らないで!!
■感想■
韓国の時代劇。
てっきり香港映画の「武侠映画」のような作品かと思って借りてきて観たんですけど、やはりというか、想像通りの作品でした。
監督や脚本家たちは「武侠映画」を作る気で製作したんでしょうけどね・・・。(多分)
登場人物たちの行動が、「武侠映画」っぽく無いんですよね。ヒロインと敵の女性だけは、それっぽいですけど、あとの登場人物の男たちが女々しい感じなんですよね!!それに、どちらかというと、最後の方では「歴史物」のような雰囲気まで漂ってきて格調高すぎ!!
監督が『アウトライブ』(2000年)のキム・ヨンジュンだから、期待した自分が悪いんですけどね!それでも『アウトライブ』よりかは少しは面白くなってる気がしないでも無いですけどね。
それにしても、ランニングタイム117分って何???????
香港映画だったら、この内容だったら80分くらいに出来るのに!!もちろん、見せ場もあと数箇所多くて!!
韓国映画って苦手なんですよね!!あんまり多くの作品を観たことないから断言するのも失礼なんですけど、「しつこい!」「長い!」「盛り上がらない!」って印象なんですよね。
今作に限って言うと、大体、ストーリーが面白くない!!
主人公とヒロインのやりとりが、さっぱりしてないし、グダグダ、ネトネト、だから何??みたいな感じです!!
渤海に帰るなら帰る!逃げるなら逃げる!さっさと決めて行動して欲しいです!ワイヤーアクションを使ったアクションシーンがどんなに素晴らしくても、そこに行くまでのストーリーが全然盛り上がらないので、見せ場がもったいないくらいです!!
とにかく117分は長すぎで「早く終われ!」「早く終われ!」って思いながら観てました!!本当に長い!!
あと30分くらいカットしても長すぎかも!!もう少しテンポを考えて欲しかったです!劇場映画なんだから!TVドラマじゃないんですからね!!
出演している女優さんは、すごいキレイなのに、ホントにもったいないですよね。けっこう頑張ってアクションシーンを見せてくれてるのに、このストーリーでは全然盛り上がらないです!!
ハリウッドも今作に投資しているんですよね。「韓国映画」に投資しても良いですけど、ハリウッドも香港映画にでも投資して「武侠映画」を作って欲しいです。
それにしても、いくらブームとはいえ「韓流」の映画ばかりリリースしてないで、もっともっと違う作品もリリースして欲しいです!!
台湾映画や香港映画の「武侠映画」をどんどんリリースして欲しいです!
大傑作『空飛ぶ十字剣』(1976年)や『邪剣迫る!死守せよ少林寺秘伝』(1976年)とかを、TV放映時の日本語吹き替えつきでDVDリリースして欲しいなぁ!!
香港映画の未公開のアクション時代劇でも、観たいと思う作品はいくつも!!
“盲女匂魂剣”(1970年)、“鐵旗門”(1978年)“血芙蓉"(1978年)とかとか!!
日本未公開の面白そうな作品もいくらもあるんだし、昔の作品も、しっかりとリリースして欲しいですね!!
香港映画と韓国映画では、全然違うから、今回の記事で書くのも変なんですけど、同じ時代劇ということで書いちゃいました。
どうしても「韓国映画」で時代劇が観たいって人向けですかね??10点
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