『コントラクト』
ROJO SANGRE(2004年スペイン)
監督 フェラン・モンジュ
脚本 ハシント・モリナ(ポール・ナッチー)
出演 ポール・ナッチー
ビビアナ・フェルナンデス
メン・ワイ
■ストーリー■
かつて大俳優だったパブロ・テヴネは、今は役に恵まれずに、映画のオーディションを受ける日々だった。しかし、オーディションにも受からずエージェントからも見放されていた。
エージェントから紹介された最後の仕事として、クラブの入り口の人間彫刻のドアマンの仕事を紹介されるのだった。クラブで、仕事を依頼してきたドラ・グリゼルという女性と会い、仕事の内容を聞いたパブロは渋々ながら、ドラの上司レフィカルと会い、この仕事を引き受けることにするのだった。レフィカルから紹介された道具屋でナイフを手に入れたパブロは、徐々に常軌を逸していくのだった。
□■□ネタバレあり!!□■□
■感想■
ポール・ナッチー主演のホラー映画。
2007年8月にリリースされていたんですけど、全然気がつきませんでした。
レンタルビデオ屋(DVD屋)の準新作コーナーにまぎれて置いてあったんで、手に取ったらスペイン製のホラー映画だったので、レンタルして鑑賞しました。
映画が始まってすぐに、タイトルの前に出演者のクレジットが出て、そこになんと「ポール・ナッチー」の名前が1番最初に出てきました!!!
今作の出演者も見ずにDVDを借りてきたんで「超驚き!!」でした。
「えーっ!ポール・ナッチー主演のホラー映画だったの!!」
完全にチェック漏れでした。ポール・ナッチー主演の映画の新作をチェック漏れするなんて、ショックです!!
アルバトロスさんも「ポール・ナッチー主演!!」って大きくDVDのパッケージに書いてくれれば良いのにッ!!
タイトルの前に「ポール・ナッチーの」って入れないとダメですよね!
スペイン映画のホラー映画っていうだけで借りてきたので、すごく驚いちゃいました!!
ポール・ナッチー主演って分かって借りたら、もっともっとワクワクしながら借りたのに!!
映画雑誌は、「映画秘宝」とかはチェックしてるんですけど、今作のってリリースされた頃、記事になってましたっけ??
「キネマ旬報」で今作のことを載せてくれなんて言わないですけど、「映画秘宝」では記事になったんでしょうか??今や「映画秘宝」くらいしかエンターテイメント作品のことを記事や宣伝してくれる映画雑誌って今は無いですからね。「スターログ」も「ファンゴリア」も、今や無いですからね!!
最近、「宇宙船」が新たに復刊されましたけど、本当に映画雑誌って無くなっちゃいましたよね。「ファンゴリア」とか、また復刊されないでしょうかね??
いつも色んな役を演じることの多いポール・ナッチーですけど、切り裂きジャック、イワン雷帝、ラス・プーチン、青髭と人間彫刻と殺人鬼の役で、いくつもの役を演じてます。今作の製作年度が2004年の作品だから、ポール・ナッチーは70歳くらいでしょうけど、本当にスゴイです。真剣にホラー映画で主役を演じていて感動しちゃいます!!
中盤から後半にかけて、良くわからない展開になって、ラストなんてほとんど意味不明なんですけど、どういう意味なんでしょうね??ポール・ナッチーは殺されても魂が生き残って殺しを続けているっていう展開なんでしょうかね??
まぁ、意味不明でもそれなりに面白く観れたんで良しとしなくちゃいけないんでしょうけど、もう少し意味が分かるラストにして欲しかったです。
ポール・ナッチーもサタンの息子っていう設定なのに、殺されちゃってるし、本当に良く分からない設定です!ポール・ナッチーを雇うレフィカルの名前の由来の件は、すごく面白かったですけどね。単純なアナグラムなのに全然気が付きませんでした。今まで他の映画でも使われそうな感じな、ただ逆から読むだけの簡単なアナグラムなのに・・・。
自分はこの名前が使われるのは初めて観ました。ということはレフィカルの部下のドラ・グリゼルもアナグラムなんですよね!!
映画的には、ごくごく普通のオカルト映画ですけど、ポール・ナッチー主演なのと、未公開作品ということでプラス15点で 65点
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