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映画感想のブログ!!
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『G4特工OPTION ZERO』香港特殊部隊

2006-03-12 01:00:03 | 香港映画
G4特工OPTION ZERO』G4特工 OPTION ZERO(97年香港)
 監督 ダンテ・ラム
 出演 チョン・チーラム、アンソニー・ウォン、カーマン・リー、モニカ・チャン、マイケル・ウォン 
 
 ■ストーリー■
 香港政治部の特殊部隊のメンバーであるベンは、恋人ケリーと同棲を始めたばかり。隊長のシンの元、ベンたちは事件を解決していくのだが…。

 □■□ネタばれあり!未見の人は読まないように!□■□
 ■感想■
 香港映画お得意の特捜隊物です。今作の主人公は珍しく政治部です。政治部といっても諜報活動を扱う部署です。
 主人公のベンを演じるのは『裏切りのメロディ 豪情蓋天』(97年)チョン・チーラム。隊長シンには、最近は渋い役の多いアンソニー・ウォン。後半、G4の隊長でマイケル・ウォンが、ちょこっとでてきます!チェン・チーラムとマイケル・ウォンは『裏切りのメロディ 豪情蓋天』のコンビですネ。
 マイケル・ウォンも最近は日本では作品が公開されませんけど、本国ではアクション物“暴力刑警”“野獸特警2003”とか公開されてます。特別見たいわけじゃないですけど、少しは見てみたいかな??
 
 アンソニー・ウォン隊長の活躍が見れると思いつつ鑑賞したんですけど、思わずビックリ!
 『エグゼクティブ・デシジョン』(96年)のセガールみたいに途中退場したんで、ショックでした!奥さんに浮気もされちゃうしネ。まさに踏んだり蹴ったり!

 今作の敵は、外国のスパイや武器密輸グループだったりするんで、いつもの香港映画よりもハデな銃撃戦が展開されます。ただでさえ、ハデな銃撃戦の香港映画なのに、もっともっとハデです!最後の銃撃戦では、護衛される側もG4も犯人側も、みんな血まみれで死屍累々に!
 ところで、なぜか、本作、大きく分けて2部構成になってます!政治部の話と、なぜか後半、ベンたち、G4に入隊しちゃいます!
 エー、TVシリーズじゃないんだから、たかだか110分の映画でなぜ??それに、政治部にいたときの最後の事件の密輸犯逃したままでしょ!統一感がないなぁ。
 
 そして、狙われる理由もわからず、なぜか突然始まる大銃撃戦!!監督のダンテ・ラムも、どうせ、銃撃戦を描きたかっただけじゃないの~??
 同じく、ダンテ・ラム監督の『重総警察』(01年)も警察の特殊部隊の活躍を描く作品でしたけど、「これでもか!これでもか!」っていう感じでハデな銃撃戦が、イヤっていうほど、描かれてましたもんネ

 政治部にいたころの、銃撃戦以外のシーンでの特殊部隊の描き方は、捜査員の生活をごくごく普通に描いてほほえましいです。アンソニー・ウォン演じる隊長シンは、模型好きっていう設定だったり、ベンの同僚のモニカは、密かにベンが好きだったりとか、ホント、月9のドラマみたいな感じです。
 ジョニー・トゥ製作、パトリック・ヤウ監督の『デッドポイント黒社会捜査線』も98年の作品だったから、当時は、「警察官も普通の人間だよ!」っていうのが香港アクション刑事物のブームだったんですかね??
 香港あたりじゃ、日本のTVドラマ見てる人もたくさんいるだろうから、日本の軽いドラマの影響ですかネ?

 にも関わらず、銃撃戦はストーリーから浮くくらい超ハードです!70年代のイタリアのアクション映画も引くくらいのハードさです。ストーリーも、主人公ベンと恋人ケリーの恋愛がメインにはしてますが、隊長の奥さんの浮気話とか、色んな要素を入れすぎて、今ひとつまとまりが無いです。

 2部構成にして、ランニングタイムを110分も使わないで、90分くらいでもっとまとまりがある作品にした方が良かったのに!45点
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『デイ・オブ・ザ・トリフィド』人類SOS時代

2006-03-11 01:38:59 | 外国テレビシリーズ
デイ・オブ・ザ・トリフィド』DAY OF THE TRIFFIDS(81年イギリス)
 監督 ケン・ハンナン
 出演 ジョン・ダッティン、エマ・レルフィ、モーリス・コルボーネ

 ■ストーリー■
 流星雨が降った翌日、強い光のため、流星雨を見た人間たちは目が不自由になっていた。一方、ロシアでエネルギー資源のために作られた歩く肉食植物トリフィドが溢れ出し、街はパニックになっていた。トリフィドの研究をして、トリフィドの毒で目をやられ包帯をしていたたため流星雨を見なかったビルは街へ出て行くのだが、そこはパニックに陥った人々と食肉植物トリフィドが歩き回る世界だった。
 
 ■感想■ 
 イギリスBBC放送が81年に放送したミニシリーズがこのたび初DVD化されました。初公開ですネ!ホントはNHKがこういう作品を日本語吹替えで放映してくれると良いんですけどネ。高い受信料払ってるんだから!!
 イギリスにしろ、アメリカにしろ、こういうSci-Fi系やらホラー系のエンターテイメント作品をミニシリーズでTVで放映するんだから良いですよネ

 原作はジョン・ウィンダムの古典SF「トリフィド時代」(東京創元社)です。62年に『人類SOS』として1度映画化されてます!
 『人類SOS』も60年代前半の作品としては終末SF映画の傑作ですけど、最後が「あれ??トリフィドって、そんな簡単に退治されちゃうの??」って思いましたけど、あのラストはどうやら世間受けを狙っての“撮り直し”だったらしいですネ。
 当時はわからないですけど、30年以上経ってから考えると、あの“ラスト”は、いただけないですネ!

 リメイクの今作は、自由に動き回る食肉植物トリフィドが襲ってくるのを、目の不自由な人々と目が見える人々がどうサバイバルしていくのかがメインテーマではなくて、目が不自由になってパニックに陥った人々から、トリフィドをかわしながら、逃げ回る方が大変です!

 トリフィドも、見た感じでは、そんなにたくさんはいませんしネ!動きもそんなに早くないですし、毒をもった触手さえ気をつければ大丈夫そうだし。
 トリフィドより、野犬とかの方が怖そうですけど、野犬なんかはトリフィドに殺されちゃったんでしょうネ、出て来ないから。と思って見てたら、犬や猫は襲わないみたいです。

 ところで流星雨って地球の反対側でも見えたんですか??自分は文系なんで星のコトとか良くわからないですけど。
 あと、時差とか考えても、真夜中で国民のほとんどが流星雨を見てない国とかありそうですけど。違ってたらスイマセン

 25分のエピソードが6話ということで本作は157分と決して短いわけではないですけど、退屈はしません。
 最初の1話から4話くらいまでは、けっこう丁寧にストーリーが進んで行きますけど、第5話、第6話あたりでは、「オイオイ!展開早すぎ!」って突っ込みたくなるくらいストーリーが早く進んで行きます!
 でも、157分を再編集して120分くらいには出来なかったんですかネ??海外輸出用にネ。なんか50分×3話みたいな感じで輸出した国もあるみたいですけどネ。
 でも、丁寧な最初の方は良いんですけど、第5話、第6話とかは展開が早すぎるんで、ちょっと編集はムリなのかな??

 なんでも、かんでもリメイクするハリウッドですけど、「トリフィド時代」こそ映画化して欲しいですyo!
 スピルバーグも『宇宙戦争』(05年)を映画化しないで、『人類SOS』をリメイクすれば良かったのに!!

 ところで、今作では、TVのミニシリーズの宿命か、途中で出てこなくなるキャラクターがいると次では死んでたりしますからネ。トリフィド以外でも、謎の疫病まで流行ってきちゃって、目の不自由な人は結局死ぬ運命なのか!って感じです。
 イギリスのBBC制作のTVのミニシリーズなんで、ゴアシーンとか、欲望むきだしシーンとかが無いですけど、けっこう終末感のイメージは出てると思いますヨ!

 生き残った人々が種の保存のため、1夫多妻制とかスグ認めちゃうんですね~。なんか自分とかだったら生き残れなさそうだなぁ
 とにかく、Sci-Fi映画ファンは必見です。55点
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『野獣特捜隊』ダニー・リーVSアンソニー・ウォン

2006-03-08 23:32:31 | 香港映画
野獣特捜隊』重案実録0記 ORGANISED CRIME AND TRIAD BUREAU(94年香港)
 監督 カーク・ウォン
 出演 ダニー・リー、アンソニー・ウォン、イップ・トン、ロイ・チョン、エリザベス・リー

 ■ストーリー■
 特捜隊のリー警部は、香港でも有数の武装強盗犯トゥンの一味を追いつめるが、今一歩のところで捕り逃してしまう。トゥンの一味が島に逃げた情報を得たリー警部は、トゥン一味のアジトから押収した金を使い船を貸しきり、ヘリコプターをチャーターし一味を追いつめるのだが…。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 特捜隊と武装強盗団との戦いを描く香港映画お得意の警察物ジャンルのハードアクション映画です。特捜隊のリーダーのリー警部役を演じたダニー・リーが製作、製作総指揮で作品に関わってます。犯人役は、今では渋い良い役が多いですけど、当時はまだまだ悪役の多かったアンソニー・ウォンです。
 
 ダニー・リーとアンソニー・ウォンのコンビといえば、93年の『八仙飯店之人肉饅頭』の警察と犯人のコンビです。『八仙飯店之人肉饅頭』でもダニー・リーは製作でした。
 監督は『新ポリス・ストーリー』(93年)、『ビッグ・ヒット』(98年)のカーク・ウォンです。『新ポリス・ストーリー』は当時、ジャッキー映画なのにマジメな刑事物ということで、少し話題になりました。

 42件の事件で追われているトゥンも凶悪犯ですけど、それを追うリー警部の特捜隊も超凶暴です!!
 ダーティハリーが子供にみえてきます!アンソニー・ウォン演じるトゥンたち犯人一味の凶悪ぶりよりも、リー警部の特捜隊の方が異常にみえちゃいます。
 犯人から押収した100万ドルはちゃっかり手に入れちゃって、犯人逮捕のためにヘリコプターをチャーターしちゃったり、トゥンの一味が逃げ込んだと思われる島中の船という船を全部借りきったりしちゃったり、かなり常軌を逸してます

 実話を元ネタにしたらしいですけど、香港ってイヤな国です。こんな映画見せられて、「実話を元ネタにしてます!」なんて言われたら怖くなっちゃいますyo。

 上司のリー警部も異常なら、特捜隊にいる彼の部下たちも異常です。犯人たちを逮捕したあと平気で拷問したりしてます!
 その後、検察局の役人が、タレコミで容疑者を拷問してないか調査のため、やってきますが、間一髪、証拠を消し去ります!
 冷静に考えたら、監察局の役人の方が正しいのに、もう登場人物たちがみんな異常なんで、映画を観ているうちに検察局の役人の方がおかしいのかな??って思わず思っちゃいます。

 全編にみなぎるバイオレンスはアメリカだったら、暴力描写で、X指定ですネ!登場人物たちの異常な行動とともにアクションシーンや思い出のシーンとかも人が死にまくり!
 クライマックスで始まる市街地での銃撃戦は、観客置き去りで「何が起きてるんだ!」って感じで一般人が巻き込まれて血まみれで、ドンドン撃たれていきます!

 バイオレンスシーンじゃないですけど、最後、今までうるさいこと言ってた監察局の役人をリー警部の部下がみんなで、ボコボコに暴行するシーンはバイオレンスを通り越して、もはや笑いのシーンになってます!

 香港映画がついやってしまう笑いのシーンが一切ないので、重苦しい雰囲気にあふれてます。あのちょっとうるさいくらいの香港映画の笑いのシーンが無いと、こんなにも暗い作風になっちゃうのネ。って感じです。でも、アクション映画ファンなら1度は必見!70点 
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2006アカデミー賞、発表。

2006-03-07 23:52:55 | 映画、DVDに関する雑記
 5日、アメリカのハリウッドで「アカデミー賞」受賞式がありました。まぁ、自分が普段観る様な作品はアカデミー賞とは関係ないんですけどネ

 関係あるといえば、特殊効果とかメイクアップ系の賞取る作品しか観ないですもんネ!
で、今年の各賞は
 作品賞は  『クラッシュ
 監督賞は  『ブロークバック・マウンテン』のアン・リー監督
 主演男優賞は『カポーティ』のフィリップ・シーモア・ホフマン 
 主演女優賞は『ウォーク・ザ・ライン』のリース・ウィザースプーン 
 助演男優賞は『シリアナ』のジョージ・クルーニー
 助演女優賞は『ナイロビの蜂』のレイチェル・ワイズ 

でした。

 レイチェル・ワイズって、アカデミー賞取るメジャーな女優さんだったんですネ!すいません、てっきり超エンターテイメント系の女優さんだと思ってました。
 だって、彼女のフィルモグラフィーって

 ■『ハムナプトラ失われた砂漠の都』(99年)
  インディ・ジョーンズばりの冒険アクション+ホラー。ミイラ男映画の現代版リメイクって感じの超エンターテイメント!
 
 ■『ハムナプトラ2黄金のピラミッド』(01年)
  『ハムナプトラ失われた砂漠の都』の続篇!超ジェットコースタームービー!
 
 ■『コンフィデンス』(03年)
  コン・ゲーム系サスペンス映画。
 
 ■『ニューオーリンズ・トライアル』(03年)
  裁判物、法廷物の傑作サスペンス!
 
 ■『コンスタンティン』(05年)
  コミックの映画化のオカルトアクション映画!

 って、けっこう観てる作品多いですからネ!こんなに同じ女優さんの映画ってあんまり見ないですから、もうビックリしちゃいました。
 レイチェル・ワイズのファンの方、すいません。自分も好きな女優さんですからネ。ちなみに『ナイロビの蜂』もサスペンス映画らしいですけどネ。
 『ナイロビの蜂』見に行こうかな??
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2005年マイベスト10

2006-03-06 23:28:59 | 年度ベスト10
 遅ればせながら、2005年の観た映画ベスト10を記事にします!!ホントに遅いですね、すいません!

 一応、ノミネート基準は、自分が2005年に初めて観た映画、TVムービーが対象です。だから、2005年に公開されたけども観てない作品は翌年以降に対象になります。
 
 でも、実はここ数週間、いや、2ヶ月間に観た2005年公開作も入れちゃいます。例えば、『エレクトラ』(05年)とか『戦国自衛隊1549』(05年)とか、そういった作品です。

 2006年のベスト10に、そういった作品が入るとタイムリーじゃないから、少しだけ時期をずらしてます

 で、このベスト10は、なおかつ、自分が記事にしたときにつけてる点数とは連動してないのでヨロシク。
 観終わったときの印象としばらくしてからの印象って変わる作品ってありますからネ。
 
 ホントは『頭文字D THE MOVIE』(05年)とか入れたかったんですけど、まだ見てないんで、2006年の方に入れます!

第1位 『カンフー・ハッスル
   
 期待して観たのにも関わらず、大笑いさせていただきました。車の中での火事のシーンは何度観ても笑えます。チャウ・シンチー最高!!次回作も楽しみです。どんなテーマなんだろう??

第2位 『PTU

 公開されることも知らなかったんですけど、雑誌の新作公開予定作品にあったんで、喜びいさんで観に行きましたヨ。
 ジョニー・トゥ監督なんで、どんな作品なんだろう??て観に行きましたけど、観てビックリ!!監督お得意のノワール調の犯罪物の中に、微妙なポイントで「クスッ」と出来るようなユーモアを入れてます。
 このユーモア感覚には、驚かされました。DVD買おうかなぁ

第2位 『デッドポイント黒社会捜査線

 同じくジョニー・トゥ監督のノワール物です。ジョニー・トゥが製作した『ロンゲストナイト』(97年)、『ヒーロー・ネバー・ダイ』(98年)と今作でダークトリロジーとか言われてた作品ですけど、主演がサイモン・ヤムとラウ・チンワンという渋系好みの俳優だったせいか、もう日本では観れないな~。なんて思ってたら、昨年、突然のDVD(ビデオ)リリース!!
 期待して観たんですけど、これも期待外れになることなく楽しめました。日本のドラマを参考にしたという特捜課の刑事たちの日常描写がすごくホノボノしてて良かったです。ラストも少しビックリかな。『PTU』と甲乙つけがたい面白さです。悩んで同じく2位にしました。

第4位 『インファナル・アフェアⅢ終局無間

 本当は2位でも良かったんですけど、シリーズ物ということで、少し順位下げました。面白さでは1位~4位までほとんど変わらない面白さです。

第5位 『ツインローズ
 
 香港の人気ユニットTWINS主演の香港映画旧正月映画です。あまりのバカバカしさに第5位!

第6位 『ムービングターゲット

 香港のTVドラマの映画化です。そのためか展開の早さはビックリ!!監督はバリー・ウォン!!さすがです。面白いです。
 1瞬たりとも目が離せないです。時間経過の演出とかは、最近の長いだけのハリウッドやら日本映画も見習った方が良いです。っていうか、今作は少し短すぎです!!

第7位 『ランド・オブ・ザ・デッド

 ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ物観れただけで満足です。メジャー作品だけあってゴアシーンも押え気味ですけど、ストーリーは『死霊のえじき』REVENGE!って感じで良かったです。

第8位 『キャビン・フィーバー

 イーライ・ロス監督の70年代風山小屋ホラー。良く出来てます!!ホラー映画ファン必見の1本です。

第9位 『SHINOBI

 日本映画から1本!2005年見た中では1番面白かった邦画です。


 こんなところが2005年のマイベスト10って感じです。あとは気になった作品というと、ビックリさせられた『ベルベット・レイン』とかも面白かったです。
 
 未公開の『バス男』とかも面白かったですけどネ。
 
 あとはベスト10には入れてないですけど『ザ・インタープリター』、『ロング・エンゲージメント』、『バタフライ・エフェクト』とかも、けっこう良かったです。

 で、良かった作品は以上の作品ですけども…。
 
 逆のワースト作品ですけど、ワーストっていうより“@KOBAのラズベリー賞”っていう意味です。
 別に、特につまらないっていうわけじゃないです。制作費が高かったり、豪華な出演者なのにムダな使い方してるとか、演出が1人よがりとか、そういう意味でのワーストです。

 で、“@KOBAラズベリー賞”は

 『マイ・ボディガード』です!!

 いくらでも面白くなりそうなA・J・クイネルのクリーシィシリーズの第1作目の原作をココまで改ざんして、つまらなく出来るなんて、もうこれは才能感じちゃいます!!
 ロビン・ハンターの「復讐の天使」を映画化した『フォース・エンジェル』とかも原作をかなり改ざんしてますけど、あっちはお金もなかったろうし、映画的にはかなりガンバってるのかな??って感じでしたけど、今作『マイ・ボディガード』はアクション映画ファンが観たらガッカリすること必至ですからネ。

 原作が無い作品としてみれば、まぁ、普通のデキですけどネ。
 あ、でも『マイ・ボディガード』ファンの方は、怒らないでね
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『ヘルレイザーリターン・オブ・ナイトメア』シリーズ第6弾

2006-03-05 00:48:39 | ホラー
ヘルレイザーリターン・オブ・ナイトメア』HELLRAIZER HELLSEEKER(02年アメリカ)
 監督 リック・ボータ
 出演 ディーン・ウィンタース、アシュレー・ローレンス、ダグ・ブラッドリー

 ■ストーリー■
 トレバーは妻のクリスティとドライブ中、運転を誤り、車ごと川に転落してしまう。トレバーは九死に一生を得て脱出に成功するが、クリスティは行方不明のままだった。1ヵ月後、トレバーは仕事に復帰するのだが、そのころから奇妙な幻覚を見るようになるのだった。

 □■□超ネタバレあり!未見の人は読まないように□■□
 ■感想■
 「ヘルレイザー」シリーズ第6作目です。前から観たかったんです、この6作目!遠出してレンタルしてきました。
 「@KOBAのムービー!ムービー!」は今週は「ヘルレイザー」ウィークだったので、(エ、そうだったの??)この観たかった第6作目をレンタルしてきました。
 
 でも、上のストーリーを読んでわかりますか??
 ホラー映画ファンの多くの人が思ったとおりのストーリーでした。まぁ、それなりに「ヘルレイザー」シリーズと結びついてるし、1作目、2作目のオリジナルのヒロイン、カースティが出演してるし、良しとしましょう!
 
 上にも書きましたけど、1作目、2作目のヒロイン、カースティも再々登場です。3作目にもちょこっと出てたから再再々登場ですネ!演じるのは同じくローレンス・アシュレーです。
 ところで、『ヘルレイザー』(87年)、『ヘルレイザー2』(88年)のヒロインの名前は“カースティ”です!
 今回もビデオは(あるときはいつも)、“日本語吹替え版”で観たんですけど、ヒロインの名前がなぜか“クリスティ”になってます!字幕版でもそうなのかな??
 ダメダメ!カースティとクリスティじゃ名前が違うでしょ。
 @KOBAは、ここからの記事では、今作のヒロインは「クリスティ」じゃなくて、「カースティ」で書きますからネ。
 
 それにしても、「カースティ」が「クリスティ」???カースティって名前を知らなかったんですかね??
 日本で言ったら「ヒロミ」と「ヒロコ」を間違うのと一緒ですよ。イヤ、もっとヒドイな、多分。「ヨーコ」と「ユミ」ぐらい違うんじゃないの、まったく!
 ビデオ会社ですか?この間違い!まぁ、ストーリーが思ったとおりに展開するんで、よけいそんなコトが気になっちゃいました。
 
 ランニングタイムは89分ですけど、やはり少し長いです!あと15分くらいカットしたら、まだもう少しは面白かったかもしれないですけどネ!
 
 このストーリーなんで、「まさかネ」って思ったんですけど、そのまさかでした!
 ご存知アメリカじゃ、古典になってるホラー映画の有名なストーリーでした…。
 なかば、「そうじゃないのかなぁ…」って思いながら観てたんで、そんなにショックじゃないですけど、今さら、こんなストーリーで良く作りましたネ。

 イヤ、それにしても魔道士たちもしつこいですネ!カースティのことまだ追ってたのネ!15年も前でしょ、もう!2作目からいえば14年ですけど。
 14年の間に、そんなこと忘れたように、違う被害者出しまくってたのに。でも15年もたって、話がわかるようになったのか、カースティからの提案に乗っちゃいます、ピンヘッド!
 
 カースティの魂より、関係ない愛人や邪悪な犯罪者の魂5人分の方が良かったのね。カースティも、なんか悪い人になっちゃったし、これで一応満足なんですかネ。
 でも魔道士も、さすが西洋の地獄からの使いです。口約束でもちゃんと約束を守ります!契約社会ですから!

 でも、思ったほどつまらなくないので、熱心なヘルレイザーシリーズファンでなくても、ヘルレイザーシリーズは結構観てる人も観てもいいかも??
でも、ストーリーは、ホラー映画ファンにとって有名なアレですからネ!40点
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『ヘルレイザー3』シリーズ第3弾

2006-03-04 23:43:58 | ホラー
ヘルレイザー3』HELLRAIZER HELL ON EARTH(92年アメリカ)
 監督 アンソニー・ヒコックス
 出演 テリー・ファレル、ダグ・ブラッドリー、ポーラ・マーシャル、ローレンス・アシュレー

 ■ストーリー■
 TV局の新人レポーター、ジョーイは救急病棟の取材中に、全身にカギのついた鎖をつけた患者が運び込まれてくるのを目撃する。その後、その患者は鎖に引っ張られ爆発するのだった。その患者に付き添っていた若い女性テリーからボイラー室と言うクラブが事件に関わっていることを知り、1人調査を始めるのだった。
 
 □■□超ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 「ヘルレイザー」シリーズ第3弾です!
 シリーズ1作目、2作目と同様、クライブ・バーカーが作品に関わっています!今作ではクライブ・バーカーは製作総指揮で作品に関わってます。

 シリーズ第7作『ヘルレイザーワールド・オブ・ペイン』(05年)、第8作『ヘルレイザーヘルワールド』(05年)を観たんで、もうシリーズの3作目もついでに観ちゃおうってことで鑑賞しました。 

 監督は『ワックス・ワーク』(88年)、『シュリンジ』(93年)、『ザ・ハルマゲドンワーロックリターンズ』(93年)、『ドルフ・ラングレン ストーム・キャッチャー』(99年)、『バイオ・ディザスター』(00年)等、エンターテイメントジャンルにこだわり続けるアンソニー・ヒコックス監督。
 原案は第2作目の監督トニー・ランデルと第2作目の脚本のピーター・アトキンスです。脚本も同じくピーター・アトキンスが書いてます。
 このシリーズ3作目はどちらかといえば、いつも1作目、2作目と比べられて、損をしている印象がありますけど、なかなかどうして、スタッフだけを見ても、ちゃんとホラー映画が大丈夫な感じです。ちゃんとした見ごたえのある映画になってます!

 ストーリー的にも1作目、2作目とうまくストーリーをつなげてます!それなりにネ。
 今作はヒロインをTV局の新人レポーターにして、事件の調査を始めたヒロインが事件に巻き込まれることになってます!ローレンス・アシュレーが演じる、前作までのヒロイン、カースティも一瞬だけ特別出演してます!
 
 今回、1作目、2作目とストーリーが離れたせいか、魔道士ピンヘッドは何かに開放されたかのように暴れっぷり全開モードです!パズルボックス開けようが、開けまいがおかまい無しに暴れまくり、都会のド真ん中で魔道士軍団殺しまくり状態!
 今回、魔道士軍団は20~30人以上人を殺してるかな??
 なんだかんだ言ってあんまり多くの登場人物を殺さないフレディなんか足元にも及ばない暴れ具合です!つうか、「13金」シリーズのジェイソンもビックリの殺しまくり状態です!

 クラブ「ボイラー室」の客を殺しまくるだけじゃ、飽きたらず、逃げるヒロインのジョーイを追って街中まで破壊しまくりです!
 逃げるジョーイは通りがかりの男性に「何慌ててるんだ??」って声かけられますけど、通りのマンホールというマンホールからは火噴いてるし、そこら中爆発してるのに、「何慌ててるんだ??」って聞いてるあんたの方がおかしいでしょ!落ち着き度1000%!
 
 クライマックスにかけての魔道士たちの暴れっぷりや最後の対決まで全然退屈しないで楽しめました!ランニングタイム93分も全然長く感じませんでした!ピンヘッドとエリオットの対決等、こういうホラー映画ファンが観ても納得できるストーリー展開です!
 最近はオリジナルビデオ作品の「ヘルレイザー」シリーズですけど、今作はホントに力が入ってます!
 今作って劇場未公開だったの??こんなに面白いのに!60点 
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『ヘルレイザーヘルワールド』シリーズ第8弾

2006-03-03 01:32:34 | ホラー
ヘルレイザーヘルワールド』HELLRAISER:HELLWORLD(05年アメリカ)
 監督 リック・ポータ
 出演 キャサリン・ウィニック、ランス・ヘンリクセン、ダグ・ブラッドリー、カリー・ペイトン、ヘンリー・カヴィル
 
 ■ストーリー■
 ゲーム“ヘルワールド”に、はまった若者グループのうち、アダムが死んだ。アダムの死を悲しむ仲間たち。だが、チェルシーたち、アダムのグループは、ネットで募集していたリヴァイアサンハウスで行なわれるゲーム“ヘルワールド”のシークレットパーティに参加するのことにするのだった。
 
 ■感想■
 クライブ・バーカーの「ヘルレイザー」シリーズ第8弾です!
 第7弾の『ヘルレイザーワールド・オブ・ペイン』(05年)と同じく2006年いにDVDでリリースされました!
 開巻、葬式のシーンが終わったあと、悪夢を見たヒロインのチェルシーが「魔道士なんかいないわよ!パズルボックスなんか開けないし!!」って、今までのヘルレイザーシリーズをまるっきり否定するような発言してます!!
 
 もう、魔道士たちや、パズルボックス、ピンヘッドのこととか徹底的にチャカしてます。今作、原案がジョエル・ソワソンなんで、つい観ちゃいましたけど、ジョエル・ソワソンってホラー系だとばっかり思っていたのに、なんかホラー映画をバカにしてる感じで少し悲しかったです。

 これまで、なんとかかんとか第8作まで作られたヘルレイザーシリーズですけど、今作は完全にオリジナルビデオってデキです。それも完全にティーン向け!って感じです。
 もしかすると「ヘルレイザー」シリーズにトドメを刺すような作品になりかねないかも。まるで、80年代のゾンビ映画ブームに、一時トドメを刺した『サンゲリア2』(88年)のようにネ。
 シリーズ第7作の『ヘルレイザーワールド・オブ・ペイン』はオリジナルビデオでも何とかホラー映画の体裁を保ってましたけど、今作は完全にオリジナルビデオ作品って雰囲気が漂ってます!
 『ヘルレイザーワールド・オブ・ペイン』が同じビデオ(DVD)スルーでも、ホラー映画として、けっこう頑張っていただけに、今作はちょっと1ランク下って感じで少し悲しいです。
 でも、熱狂的なヘルレイザーシリーズのファンは観て下さい。10点
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『ヘルレイザーワールド・オブ・ペイン』シリーズ第7弾

2006-03-02 00:01:44 | ホラー
ヘルレイザーワールド・オブ・ペイン』HELLRAIZER:DEADER(05年アメリカ)
 監督 リック・ポータ
 出演 カリ・ウーラー、ダグ・ブラッドリー、サイモン・カンツ

 ■ストーリー■
 ロンドンのアンダーグランド紙で働く、エイミー・クラインは体当たりの取材で1流の女性記者。ある日、上司のチャールズから呼び出され、死んだ女性が生き返るビデオを見せられるのだった。エイミーは、そのビデオの真偽を確かめる為、ビデオを送ってきた住所からルーマニアのブカレストに飛ぶのだった。差出人マーラの家でエイミーは、マーラの死体のそばにあったパズルボックスを発見、ホテルへ持ち帰るのだった。

 ■感想■
 クライブ・バーカーが創造した、パズルボックスと魔道士たちの恐怖を描く「ヘルレイザー」シリーズ第7弾です。
 B級作品の定番のロケ地ブカレストが今作の舞台になってます。ヨーロッパの街並みが風景のためか、ビデオ(DVD)スルー作品ですけど、いちおうちゃんとした映画になってます。
 実は、「ヘルレイザー」シリーズは、第6作『ヘルレイザーリターン・オブ・ナイトメア』(02年)が観たかったんですけど、近所のレンタル屋に無いんで観れないんですよネ。1作目、2作目のアシュレー・ローレンスも出演してるんで気にはなってるんですけど。
 でも、『ヘルレイザーリターン・オブ・ナイトメア』のストーリーって、主人公が夫婦でドライブ中、誤って川に転落して、奥さんは死んで自分だけ生き残るんだけど、その後幻覚を見はじめるっていう話でしょ。
 なんか、このストーリーって…。どこかで聞いたことあるようなストーリーです。
 「どこかで」じゃなくて、“どこでも”かも。アメリカのホラー映画では超有名な作品の香りが!最近、日本でもDVDが発売されましたネ!
 絶対にオチは、「あーなるんだろうなぁ」って思ってるんですけど、未見なんです。う~、観てみたい。もし、観て、自分が思っているオチだったら、評価低いですけどネ。

 で、今作に話題を戻すと、第5作の主人公の刑事とか、第8作のアホなティーンとか、このシリーズは全然感情移入出来ないキャラクターが主人公なことが多いですけど、今作の主人公エイミーは、普通の記者で、まぁ、感情移入しやすい普通の人です。
 パズルボックス開けちゃう人って、イヤなヤツが多いから、「勝手に死ね!」とか思っちゃいますけど、今回のヒロインのエイミーって、普通の人だから、パズルボックスの犠牲者になるのはかわいそうかも。
 それに、エイミーがパズルボックス開けちゃうのって不可抗力だもんネ。

 でも、やっぱり、それにしてもクライブ・バーカーが直接関わった1作目、2作目の迫力にはかなわないです!(当たり前か!)
 まぁ、今作は、熱新な「ヘルレイザー」シリーズのファン向けって感じですかネ。第5作目の『ヘルレイザーゲート・オブ・インフェルノ』(00年)よりも面白さはダウンしてます。ビデオスルーなんで、デキはそれなりかも。20点
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『ヘルレイザーゲート・オブ・インフェルノ』堕ちる刑事

2006-03-01 23:21:41 | ホラー
ヘルレイザーゲート・オブ・インフェルノ』HELLRAIZER:INFERNO(00年アメリカ)
 監督 スコット・デリクソン
 出演 クレイグ・シェーファー、ニコラス・タトゥーロ、ダグ・ブラッドリー

 ■ストーリー■
 殺人課の刑事ジョセフ・ソーンは、被害者のサイフから金を抜き取ったり、娼婦と寝たりするゲームと手品好きな小悪党な悪徳刑事。ある日、巨大なカギで肉体を引きちぎられた殺人現場でおかしなパズルボックスと子供の指が埋め込まれたロウソクを発見する。
 ソーンは娼婦ダフネと夜をともにするが、翌日、ダフネから電話があり、悲鳴をあげて電話がきれてしまう。ソーンはパートナーのトニーと前の晩すごしたモーテルに向かうが、そこでダフネの惨殺体を発見するのだった。

 □■□ネタバレあり□■□
 ■感想■
 クライブ・バーカーがキャラクターの魔道士と地獄への扉を開くパズルボックスを創造した「ヘルレイザー」シリーズ第5弾です!
 今作ってずっと見逃していたんでレンタルで鑑賞しました。 実はこのシリーズ、第1作と第2作しか観てないんです。
 「ヘルレイザー」シリーズの第1作目と第2作目、TV東京の映画枠でオンエアしてくれないかなぁ…。 
第1作目と第2作目は、かなり好きなんですよね。いまだに、シリーズの1作目も2作目もDVDは発売されてないですもんネ。
 でもDVD発売するときは、TVの吹替え音源で良いので(モチロン新録でもOKです)日本語吹替え音声つけて下さい。あ、2時間枠のですヨ
 
 で、今作なんですけど、シリーズの3作目と4作目を飛ばして5作目を観ちゃいました。なんか、今作はハードボイルドタッチのホラー映画みたいな感じの作品なのかな??くらいの事前情報しかなかったんですけど、ハードボイルドな感じとホラー映画の世界がうまく融合してます。
 でも、正統派ホラーの1作目、2作目と比べると、完全にB級ホラー映画になっちゃってます。それもよくありがちな!!!

 でも、大体、主人公の刑事ソーンがイヤなやつなんで、始まってすぐに「あ、絶対、こいつピンヘッドにやられちゃうんだろうなぁ…」って思っちゃいます。
 まぁ、良い意味で期待を裏切ってくれましたけど、ランニングタイム99分は、いくらなんでも長すぎ!あと15分カットしてくれれば、もう少し評価が高くなるのに!!シリーズ5作目なんだから、ムダなシーンはドンドンカットして欲しかったです!!
 でも、あのラストにはビックリ!「そう来たか!!」って思わずやられちゃいました。まぁ、なんの期待もしてなかったですけど。35点
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