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映画感想のブログ!!
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『パージ:エクスペリメント』 エピソードゼロ(パージの)

2024-02-11 09:45:58 | スリラー

パージ:エクスペリメント
THE FIRST PURGE(2018年アメリカ)
 監督:ジェラード・マクマリー
 脚本:ジェームズ・デモナコ
 出演:イラン・ノエル
    レックス・スコット・デイヴィス
    ジョウヴァン・ウェイド
    スティーヴ・ハリス
    マリサ・トメイ

 ■ストーリー■
 経済が破綻した近未来のアメリカ、新たな政党NFFA(新たなアメリカ建国の父)が台頭し政権を獲るのだった。NFFAはニューヨークのスタテン島で”パージ法”の実験を行うのだった。
 ”パージ法”とは、12時間無法状態にすることで、犯罪率を下げるという理論の法律だった。今回、”パージ法”実験に参加する島民には5000ドルが与えられた。住民の多くは島を脱出するのだが、ギャングのボス、ディミトリ、ディミトリの元彼女で反パージ法を訴えるナヤ、ナヤの弟で麻薬の売買に手を染めているイザヤは島にとどまるのだが、、、。

 ■感想■

 2023年の11月下旬くらいから毎日、記事を更新していたのですが、、やはりというか当然というべきかナマケ癖が出て更新できませんでした。
 
 今日の記事は『パージ:エクスペリメント』(2018年)。またまた古い作品の記事です。まぁ、2018年の作品で観たのが2020年なので自分的にはそんなに古くないか、、?
 
 1年間にある日の12時間のみレベル4以下の武器で何をやっても良い日”パージ”の始まりを描いたシリーズ4作目。

 「パージ」シリーズもパージを描いた『パージ』(2018年)、フランク・グリロが出演しアクション映画風になった『パージ:アナーキー』(2014年)、『パージ:大統領令』(2016年)、TVドラマ「パージ」(2018年)、時代が遡り初めてパージ法の実験が行われたときを描く今作『パージ:エクスペリメント』、パージが結局復活してしまう『フォーエバー・パージ』(2021年)と、、、延々と作られています。
 1980年代のシリーズ化された作品といえば『13日の金曜日』(1980年)や『エンジェル』(1980年)やチャールズ・ブロンソン演じるポール・カージーが活躍する「狼よさらば」、デヴィッド・クローネンバーグ監督の『スキャナーズ』、チャック・ノリスの『地獄のヒーロー』(1984年)、狼男映画『ハウリング』(1981年)などなど色んな作品がシリーズ化されました。1980年代から1990年代でもないのに、、2010年代以降の作品でこれだけシリーズ化されるなんてすごいです!!

 B級の犯罪系ドラマ『エンジェル』(1980年)も、『ストリート・エンジェル 復讐の街角』(1984年)、『エンジェル3』(1988年)と3作目まで作られました。
 「なぜ、『エンジェル』までー??」と当時思ってました、、。(1作目がそれなりにヒットしたからなんですけど、、)
 日本未公開のシリーズ4作目”Angel 4:Undercover”(1994年)があります、、、。どこまで続編作る気、、、でも観てみたい!!主人公モリー・スチュアートはダーリーン・ヴォーゲルが演じています。4人目のモリー・スチュアート役。


 「狼よさらば」の続編は、『ロサンゼルス』(1982年)、『スーパーマグナム』(1985年)、『バトルガンM-16』(1989年)、『DEATH WISH キング・オブ・リベンジ』(1993年)と5作目まで作られました。
 自分の記憶では(記憶違いだったらすいません、、、)確か『ロサンゼルス』は日本劇場公開時、『狼よさらば』の続編でなく、”続編的作品”として紹介されました。しかも宣伝の多くは悪党たちが家政婦を襲うシーンだったような気が、、、。
 劇場に観に行ったら、正式な続編で驚いた記憶がッ!!
 「狼よさらば」は地上波の映画劇場でもひんぱんに放映されていたのに、、その紹介より正式な続編として紹介した方が良かったのでは??その後、VHS、DVDとソフト化されたので見逃した映画ファンも観れるようになったから良いんですけど、、。
 チャールズ・ブロンソンファンは、続編だろうが、続編的先品だろうが、どちらでも観に行ったんでしょうけど、、、。 

 「パージ」シリーズでなくとも良かった気がしないでもないアクション映画よりの作品ですが観ている間はそれなりに楽しめる作品になっています、、。

 パージの実験が始まっても、屋外でパーティやっている住民がいたりして殺し合いにならないところとか面白かったです、、。、まぁ、普通はそうですよね、隣の家の人のコト襲ったりしないですよね、、。

  いつも通り、新しいルールを決めた人間たちが悪いという感じの作品に、、。
 「パージ」の実験っていうことで、緊張感も1作目から3作目までの方がありますしね、、。主人公のの1人、ディミトリが強すぎって感じ、、。
 もちろん、、スティーヴン・セガールやチャック・ノリスほどの安心感はないですが、、。

 パージ度            ★★★
 緊張感度            ★★
 結局パージ法は施行されちゃう度 ★★★★

 

 観るなら1作目から観た方が面白いのかも(自分だったら)??時代順なら今作『パージ:エクスペリメント』からですが、、。

シリーズ2作目

シリーズ3作目

シリーズ5作目

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『ザ・ディープハウス』 水の中なのにキレイに保存されているのは、、。

2024-02-07 22:02:31 | ホラー

ザ・ディープハウス
THE DEEP HOUSE(2021年フランス、ベルギー)
 監督:ジュリアン・モーリー
    アレクサンドロ・バスティロ
 脚本:ジュリアン・モーリー
    アレクサンドロ・バスティロ
 協力:レイチェル・パーカー
    ジュリアン・ダヴィッド
 出演:ジェームズ・ジャガー
    カミーユ・ロウ
    エリック・サヴァン

 ■ストーリー■
 廃墟の動画をアップしているYouTuberのベンとティナのカップル。フランスの湖の底に館があると知った2人はその湖に向かうが、その場所は観光地になっていて湖底には何もないことを知るのだった。しかし、その湖畔でベンが声をかけた地元のピエールからこの湖の先の湖の底に現存する館があることを知り、案内してもらうことに。そして2人は湖に入り、湖底で館を発見し、館の中に入っていくのだが、、。

 □■□ネタバレしてます□■□
 本当にネタバレしているので、観てから読んで下さい!

 ■感想■
 湖底にある家の恐怖を描いたホラー映画。
 監督は『屋敷女』(2007年)、『リヴィッド』(2011年)、『恐怖ノ白魔人』(2014年)、『呪術召喚カンディシャ』(2020年)のジュリアン・モーリーとアレクサンドロ・バスティロ。

 YouTuberが主人公だし、映画が始まってすぐにカメラの1人称の視点だったので、テッキリPOV映画なのかと思ったら、冒頭と、間にちょこちょこPOV的なシーンは入るものの、基本は普通の映像です、、。

 今作は、イギリスの映画祭【グリムフェスト】(2021年)で、クリエイティブアチーブメント賞を受賞しています。
 湖底の館という設定が良かったんでしょうね、、。
 確かに面白い映像でしたけど、、それ以外は普通の幽霊屋敷物でした!!

 2人が帰ろうと思って扉を開けたら、そこにはレンガのブロックの壁が!!!
 イギリスのTVドラマ「電撃スパイ作戦」の1エピソード「疑われた超能力」のクレイグになった気分でしょうね、、。謎の組織にある部屋にとじこめられたクレイグが扉を開けると、そこに壁があったみたいな、、。
 今作の主人公ベンとティナは、超能力がないからそんなコト思ってる余裕はないでしょうけど、、。

 2人が家に閉じ込められてからが長い、。

 最後まで観ても、、全然想像通りの展開なのに、、なぜここまで長くしちゃったんでしょう??
 ランニングタイム82分の作品なのに、、まるで110分くらいの映画を観たような印象、、(悪い意味で、、)。
 監督、脚本のジュリアン・モーリーとアレクサンドロ・バスティロは、水の中の幽霊屋敷って斬新かも??ってそのアイデアで作ったんでしょうね、、。

 家の中に閉じ込められてから、ほとんど展開なく最後まで行ってしまうのでもったいなかったような、、。
 あのあと、もう1ヒネリあった方が良かったです。。
 あれだけ、モゴモゴ頑張ったのに、結局2人とも生き残らないオチって、、。ホラー映画の定番のオチとはいえ、、まさか2人とも、、。

 「結局、、退場しちゃうのかー??」

 今作を観ていた人が5人いたら3人くらいはそう突っ込みたくなるはず!!(そうでもないかな??)

 幽霊屋敷に進んで入って行っちゃったんだからしょうがねいですけど、、、まさか幽霊屋敷だとは思わないですもんね。
 中盤から最後までのシーン、結局何だったの??
 ヒロインだけでも生き残れば、また違った印象なんでしょうけど、、。ハリウッド映画でなくヨーロッパ映画だからそんなに甘い展開は待っていないですね、、。
 
 幽霊屋敷物なら、どんなホラー映画でも観るっていう映画ファンは、要チェックかも??

 幽霊屋敷にはいかない方が良い度    ★★★★★
 怪しい人に誘われたら断った方が良い度 ★★★★★
 湖底の幽霊屋敷という設定は良かった度 ★★★★★

 

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『地獄のコマンド』 日本語吹替完声版BD発売!!

2024-02-06 21:31:58 | ホントの日記

 今回はブルーレイの新譜の記事です。
 チャック・ノリス主演のアクション映画『地獄のコマンド』(1985年)がブルーレイで発売になります!! 
 
 2024年5月10日にHDリマスターでTCエンタテイメントさんからブルーレイが発売になります。
 フジテレビ「ゴールデン洋画劇場」で放送された日本語吹替音声にを追加音声を収録した日本語吹替完声版の音声を収録しています。
 監督は『ローズマリー』(1981年)、『13日の金曜日 完結編』(1984年)のホラー映画や、チャック・ノリス主演の『地獄のヒーロー』(1984年)、ドルフ・ラングレン主演の『レッド・スコルピオン』(1988年)といったアクション映画を撮ったジョゼフ・ジトー。
 脚本はチャック・ノリスと、『香港コネクション』(1981年)、『デルタ・フォース』(1985年)、『ブラドック 地獄のヒーロー3』(1988年)、『サイレント・アサシン』(1988年)のジェームズ・ブラナー。
 1980年代のアクション映画ファン、チャック・ノリス映画ファンは要チェック!!



 <日本語吹替キャスト>
 チャック・ノリス   :森川公也(追録:佐々木薫)
 リチャード・リンチ  :中田浩二(追録:内田直哉)
 メリッサ・プロフェット:吉田理保子
 

 

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『テラー・ハウス 堕天使が棲む館』 この館借りますか?

2024-02-05 23:37:21 | スリラー

テラー・ハウス 堕天使が棲む館
THE LAST HOUSE ON CEMETERY LANE(2015年イギリス)
 監督:アンドリュー・ジョーンズ
 脚本:アンドリュー・ジョーンズ
 出演:リー・ベイン
    ヴィヴィアン・ブリッドソン
    ジョージナ・ブラックレッジ
    テッサ・ウッド

 ■ストーリー■
 ホラー映画の脚本家ジョンは、作品を書くために郊外の大きな館を借りるためにやってくるが、家おW案内されているときに大家からあるコトを聞くのだった。2階建てと聞いていた館が3階建てで、3階には目の不自由な年輩の女性が住んでいるというものだった。
 大家が言うには、その女性はここ数年、部屋から出てこないので大丈夫と説明され、ジョンは渋々借りることにする。ある日、パイ作りをするためのベリーを採取していた女性キャシーと出会い意気投合するのだが、、、。
 
 ■感想■
 郊外の大きな館を借りた脚本家が遭遇する恐怖を描くスリラー映画。
 
 ホラー映画の脚本家が脚本を書くために大きな館を借りるという設定は良いんですが、、、。
 借りようと思った館の上の階に年配の女性が住んでいるって借りようと思った日に言われるってッ!!
 
 「絶対にイヤでしょ、、」

 静かな場所を借りようと思って、郊外の大きな館を選んだのでは??

 「ここ数年部屋から出たコトないから大丈夫」ってどういうコト??

 トイレやお風呂は??食事はどうしてるの??
 
 セリフで良いのでその辺説明して欲しかった!!”食事は大家が毎日持ってきている”とか、”トイレやお風呂は3階にもある”とか、、。気になってストーリーに集中できない、、。それは自分だけ?? 

 目の不自由な年輩の女性が1人で住んでいるっていうから、てっきり地獄の門から悪魔が出てこないように門を見張っているのかと思っちゃいました、、。
 脚本が進んでいる様子もあまりないのに、ちゃっかり地元の女性と知り合って、良い感じに、、。
 ホラー映画的要素も、最後の方にならないと出てこないし、、。
 ジョンとキャシーのイチャイチャがメインで描かれていきます、、。

 なぜか、最後は急展開で、ちゃんとホラー映画に、、。 
 途中、レコードが自然に音楽を奏でたり、主人公のジョンがウィジャボードしたりするので、ホラー要素が皆無というワケではないのですが、、。ホラー度がすごーく低いのでホラー映画が苦手な映画ファンでもそれなりに楽しめるかも??

 急展開っぷりも、そこだけちゃんとしたホラー映画なみの内容!!
 低予算映画としては十分だと思います。
 年輩の女性、大家、近所に住む女性キャシー、館の秘密等々、、。
 

 ランニングタイム82分の作品なんで、あっという間に観れちゃいます。
Z級の作品かな??と思って観たのもハードルが低くなって、かなり楽しく観れました、、。
でも、Z級の映画とか観ない映画ファンにはオススメできないかも??

 ミステリー度                                             ★★
 ホラー映画度               ★★★
 3階に住人がいるのに契約しないでしょ度 ★★★★★

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『テラートレイン』 リメイクでなくて良かったのでは??

2024-02-04 23:25:17 | ホラー

テラートレイン
TRAIN(2009年アメリカ)
 監督:ギデオン・ラフ
 脚本:ギデオン・ラフ
 出演:ゾーラ・バーチ
    ギデオン・エメリー
    カヴァン・リース

 ■ストーリー■
 ヨーロッパに遠征でやってきたアメリカの大学のレスリングチーム。リトアニアで試合に負けムシャクシャしていたアレックスたちはホテルを抜け出してパーティに出かけるが、ささいなことでケンカをしてしまい、翌朝、乗るべき列車に乗り遅れてしまうのだった。駅ではコーチが遅刻した彼らを待ち受けていた。コーチとともに次の試合会場があるオデッサに向かおうとするが言葉が通じず列車のチケットが買えずにいると、同じくオデッサに向かうという英語を話す女性が近づいてくるのだった。その女性とともに列車に乗り込むのだが…。


 ■感想■
 1980年のジェミー・リー・カーティス主演のスラッシャー映画系のホラー『テラー・トレイン』のリメイク。
 列車が舞台の殺人事件を描くティーンホラーというのが同じだけで、なんでリメイク??って感じの作品になっています。
 オリジナル版に出演していたデヴィッド・カッパーフィールドが違う役で出てきて列車を消しちゃったりすれば良かったのに、、。
 1980年のオリジナル版の原題が”TERROR TRAIN”で、今作の原題が”TRAIN”でそこも違っているのに、、。
 リメイクにする必要があったのかどうか、、。

 ジャンルも、大きく考えれば同じホラー映画ではあるものの、ジャンルがずいぶん違っちゃてます。
 1980年のオリジナル版は『13日の金曜日』以降ブームになったスプラッター映画です。列車という限定空間を舞台にして、誰が犯人か?というミステリー要素が入ったティーンホラー映画でした。
 一方、リメイクの今作は、東欧を舞台にした痛い系の手術系のホステル風の残酷ホラー映画になっています。
 登場人物も犯人に狙われてちょこっと当然みたいなティーンだったのが、寝坊しただけのレスリング部の若者たちに変更になっています。
 主人公たちがレスリング部の若者という設定なので、少し強いのかな??と思っていると全然そんなコトなく普通の若者です。元特殊部隊とか、元シールズの教官のコックとか、ゴルゴ13とかでないので、普通のティーンですからビビリまくりの逃げまくりで普通の描写なんですけどね、、、。

 「リメイクだー!!わー楽しみ!!」

 って、観た映画ファンが引くような感じでは??少なくとも自分はそうでした!!

 それに、今作の描く東欧って怖すぎ!!
 こんな映画が製作されると、そういうイメージがついちゃうかも??
 
 
 今作の監督ギデオン・ラフは今作以降はTVドラマで活躍しているみたいです。
 『紅海リゾート 奇跡の救出作戦』(2019年)は配信されているようです。

 リメイクでなくて良かったのでは?度 ★★★★
 リメイク感なし度          ★★★★★
 痛そうな描写が大丈夫なら楽しめる度 ★★★★

 

オリジナル版もブルーレイ化されています

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『スパロー 都市伝説の殺人鬼』 ポーランドのスラッシャー映画

2024-02-03 23:53:27 | ホラー

スパロー 都市伝説の殺人鬼
SPARROW(2010年ポーランド、イギリス)
 監督:ショーン・トローク
 脚本:ジャスティン・ディ・フィーボ
    マシュー・モーズリー
 出演:フェイ・シーウェル(キャスピアン・フェイ)
    トーマス・ジェームズ・ロングリー
    アレクシス・ジェイン・デフォー
    サラ・リンダ
    ジャック・W・カーター

  ■ストーリー■
 シンディ、ドーン、マット、ダンカン、カースティ、シットコムら6人の若者たちはある都市伝説があるキャンプにやってくる。その都市伝説とは、レンジャー隊員が浮気した婚約者と浮気相手を殺し、その後は家に戻らず、夜な夜なキャンパーたちを殺しているというものだった。
 その夜、キャンプファイヤーを囲んでその都市伝説を話しているころ、6人のいる場所から離れたところでは殺人鬼がキャンパーを殺していたのだった、、、。

  ■感想■
 森にキャンプに来た若者たちが連続殺人鬼に襲われるポーランド、イギリスのスラッシャー映画。

  アメリカかカナダの低予算のスラッシャー映画かと思ったんですが、この記事を書くので調べたらポーランド、イギリス映画でした、。
 今作は、出演している俳優の多くがイギリスの俳優、ロケはポーランドって感じでしょうか??登場人物たちが運転している車も左ハンドルだったし、、。イギリスは右ハンドルですもんね。
 
 いかにも低予算の雰囲気の作品ですが、なんと製作費は10,000ユーロ。
 倉庫の中で撮られたようなアメリカの低予算スラッシャー映画『ビッグハンマー・マサカー 血しぶきの狂宴』(2010年)の製作費が12,500万ドルなので、、、製作費の低さで、いい勝負ですね、。

 

 タイトルが出る前に4人のキャンパーが殺され、キャンプファイヤー中にキャンパーが2人殺され、そこで、すでに6人の犠牲者が、、。
 ランニングタイム72分の作品としては、犠牲者がけっこう出ます、、。
 が、、マチェーテで刺したり切ったりするだけで一瞬のシーンで犠牲者があっさり退場していくので、印象シーンに残るのは6人の登場人物のイチャイチャするシーンとケンカしているシーンだけ、、。
 
 製作費10,000ユーロの作品に文句言っちゃいけないんでしょうけど、、、72分でも長すぎな感じ、、。72分なのにッ、、、、。
 あと10分から15分くらい短くても良かったかも、、。

 このことを書くのも何回目か分からないですけど、犯人を倒したら止めを刺さないとダメダメ!!
 実際の生活でできるかどうかは不明ですけど、映画の中ではそれくらいやらないと、、。
 仲間が数人殺されてるんだから、、。

 イチャイチャしてるシーンしか印象に残らない度 ★★★★★
 これでも長すぎ度               ★★★
 止めを刺さないとダメダメ度          ★★★★★

 

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『ステップファーザー 殺人鬼の棲む家』 なんでリメイク??

2024-02-02 23:46:08 | スリラー

ステップファーザー 殺人鬼の棲む家
THE STEPFATHER(2009年アメリカ)
 監督:ネルソン・マコーミック
 脚本:J・S・カーダン
 オリジナル脚本:ドナルド・E・ウエストレイク
 原案:キャロリン・スターリン
    ブライアン・ガーフィールド
    ドナルド・E・ウエウトレイク
 出演:ディラン・ウォルシュ
    セーラ・ウォード
    ベン・バッジリー
    アンバー・ハード
    ジョン・テニー

 ■ストーリー■
 家中の人間を殺した男が家から出てくる。数ヶ月後、士官学校を卒業し実家に帰ってきたマイケルを迎え入れる母スーザン、妹弟、スーザンのボーイフレンドのデヴィッドたち。デヴィドは家に一緒に暮らしていた。マイケルは、最初デヴィッドに反感を抱くのだが打ち解けていく。ある日、近所の年輩の女性から、デヴィッドが一家惨殺事件の犯人に似ていると言われるが、その年輩女性は事故死してしまうのだった。マイケルはデイッドを疑い始めるのだが、、。

 ■感想■
 ドナルド・E・ウエストレイク、ブライアン・ガーフィールド原案、ドナルド・E・ウエウトレイク脚本の傑作ホラー『W ダブル』(1987年)のリメイク作品。
 オリジナル版は、好評で『ステップファーザー2 危険な絆』(1989年)、『ステップファーザー3』(1992年)と3作目までシリーズ化されました。

 今作は、ドナルド・E・ウエストレイク原作の作品でなく、映画のためのオリジナル脚本の作品でした。

 ドナルド・E・ウエストレイク原作の映画化作品って、たくさんあります。
 シリーズ物の映画化作品だと、ドートマンダーシリーズの映画化『ホット・ロック』(1971年)、『悪の天才たち 銀行略奪大作戦』(1974年)、『ホワイ・ミー?』(1989年)(ドタバタすぎてあまり笑えなかったです、、)や、リチャード・スターク名義で執筆した悪党パーカーシリーズはたびたび映画化されています。『ポイント・ブランク 殺しの分け前』(1967年)、『汚れた七人』(1968年)、『スレイグラウンド』(1984年)(けっこう好きな作品です)、『ペイバック』(1999年)、『PARKER パーカー』(2013年)などなど、。

 でも、ドナルド・E・ウエストレイク原作小説の映画化作品でも未公開作品があるんですよねー。
 「斧」(文春文庫)を映画化したベルギー、フランス、スペイン映画”Le Couperet”(2005年)
 フランス映画"Je suis un assassin"(2004年)
 「ジミー・ザ・キッド」を映画化したドイツ映画”Jimmy the kid”(1998年)
 観てみたいです。
 日本では「悪党パーカー」シリーズでないと人気ないんでしょうか??


 脚本が『ヴァンパイア・ハンター』(2001年)、『マークスマン』(2005年)、『プロムナイト』(2008年)のJ・S・カーダンだったので、かなり心配だったんですが、オリジナルが良く出来ているおかげなのか、今作はけっこう面白く観れる作品になっています。
 
 J・S・カーダンも、つまらない作品からそれなりに楽しめる作品まで色々と脚本を書いているので、今作の場合は良い方の作品ということですね。
 監督のネルソン・マコーミックは主にTVで活躍しているようで手堅く演出しています。

 ランニングタイムが98分だったオリジナル版同様、今作も102分と観やすい長さでテンポ良く進んでいきます。

 今作も、リメイクでなかったらすごーく評価高いんですが、リメイクなんで評価は今一、、かな??
 オリジナル版には少しだけ及ばない、ありがちなリメイク作品になっちゃってますが、自分的には、それでもかなり良い方です。
 
 でも、このリメイク企画の脚本や監督のオファーが来たら、自分だったら受けない、、。
 オリジナルの『W ダブル』が面白すぎなので、、。
 
 まぁ、でもオリジナル版は1987年公開という古い作品なので、今風の「リメイク版の方が面白い!!」って、感じる映画ファンも少なくないかもしれないですね、、。2009年の作品なので今風の景色で、出演者も新しいですからね。
 

  オリジナル版の『W ダブル』(1987年)TV放映時の吹替音声つきでブルーレイ発売して欲しいです。

オリジナル版は、かつて廉価版が発売されていました。

ドナルド・E・ウエストレイクの小説をいくつか、、。

 

 

 

 

 

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『スロウ・ウェスト』 西部の歩き方123

2024-02-01 01:37:37 | 西部劇

スロウ・ウェスト
SLOW WEST(2015年イギリス、ニュージーランド)
 監督:ジョン・マクリーン
 脚本:ジョン・マクリーン
 出演:マイケル・ファスビンダー
    コディ・スミット=マクフィー
    ベン・メンデルゾーン
    カレン・ピストリアス
    エドウィン・ライト

  ■ストーリー■
 1870年、スコットランドの貴族16歳のジェイ・キャヴェンディッシュはローズ・ロスを追ってアメリカ、コロラド準州へやってくる。ジェイは西部の歩き方というガイド本を持ってやってきていた。森の中で軍人くずれに襲われるが、賞金稼ぎのサイラスに助けられる。
 ジェイは、サイラスを用心棒としてローズを探索する旅を続けるが、サイラスはローズと彼女の父親の2人が2,000ドルの賞金首になっていることを知るのだった。

 
 ■感想■
 製作費200万ドルで製作されたイギリス、ニュージーランドのウエスタン。
 ビデオリリースされたとき、ウエスタン映画ファンに少し話題になりました。
 アメリカやイタリアでなく、ニュージーランドのウエスタンです。
 
 主人公は、思い人を追ってきた青年と、彼に雇われた賞金稼ぎの2人。
 ランニングタイム83分ということもあり、アッと言う間に終わっちゃいます、、、。

 短い、短すぎ、、。
 あと30分くらい長くても良かったのに、、。

 いくらなんでも、83分は短すぎ!!
 この”もう少し長くても良いのに!”と思わせるぐらいなのが多くの映画ファンには良いのかもしれないですが、自分はあと20分、30分長い方が良かったです!!
 
 今作は色んな映画祭で賞を受賞、ノミネートされてます。
 いくつかあげると、、
 【英国インデペンデントフィルム・アワード】2015年 ダグラス・ヒコックス・アワード ノミネート
 【シッチェス・カタロニア国際映画祭】2015年 オフィシャル・ファンタスティック監督賞 受賞 受賞
 【ヨーロピアン・フィルム・アワード】2015年 ヨーロピアンディスカバリー ノミネート
 【ヘント国際フィルム・フェスティバル】2015年 作品賞 ノミネート
 【ロンドン批評家協会フィルム・アワード】2016年 イギリス、アイルランド映画製作賞 受賞
 【ミュンヘン・フィルム・フェスティバル】2015年 作品賞 ノミネート
 【アメリカ・西部劇作賞】2016年 西部劇スクリプト(フィクション) 受賞
 【ニュージーランド映画&TVアワード】2017年 監督賞 受賞
 等々、、。

 その他にもいろいろノミネート、受賞しています。
 DVDのパッケージから見ると、てっきりアクション活劇??と思っちゃいますけど、、最後にちょこっと銃撃戦があるだけで、基本はのんびり旅をしている姿が描かれます。
 でも、まるで無法地帯のごとく、人が死にまくりです!!
 「賞金稼ぎが活躍する時代でなくなった」みたいなコト言ってますけど、全然そんな風には見えません、、。
 この無法地帯っぷりは、マカロニ(スパゲティ)ウエスタン時代そのまんまですけど、、、。

 ジェイが賞金稼ぎのサイラスから西部での生き方を学んでいくのかと思いきや、生き方や考えが変わるわけでなく、最後はサイラスがジェイから生き方を学ぶみたいな終わり方、、。
 これも、今までのウエスタンと違って、少し変わってて良いです。

 サイラスも特に早撃ちというわけでないのもリアルで良いです。
 リアルすぎて、最後、撃たれて倒れちゃっています、、。
 でも、名無しや、ジャンゴが活躍する時代じゃないですもんねー。

 もう少し長い方が良かった度 ★★★★
 人が死にまくる度      ★★★★★
 主人公が全然活躍しない度  ★★★
 
 ウエスタン映画ファン必見の1本かも。

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