閉業のお知らせ
質店は2021年8月に閉店いたしました。
昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。
ボールを抱えるという意味で、楊式太極拳の基本の形
中国語に懐抱嬰児(ホワイパオインアル)という言葉がある。
「懐に赤ちゃんを抱く」大切に胸の正面で赤ちゃんをやさしく抱いている意味。
胸の正面から離れた腕の端っこの方で赤ちゃんを抱くことはなく「抱球」も同じ。
胸の正面でボールを抱える形を作り、常に身体の正面にボールを持つように。
そのためには用中(ヨンゾン)という身体の中心を使う(回転させる)という考えを思い出しましょう。
もう一つ、太極拳で使われる言葉に懐抱魚頭、手棒魚尾(ホワイパオユートウ、ショウパンユーウェイ)
これは太極拳の動作の中での形を示したもので、「魚」とは、太極図に示させる2匹の魚のこと。
「魚の頭を懐に抱え、魚の尾を手で捧げる」という意味。
太極拳の野馬分鬃(イエマーフェンゾン)で左足前の弓歩で左手が前、右手が右腰の横にある時の状態や、
摟膝拗歩(ローシーアオブー)や雲手(ユンショウ)の動作の途中で、片手が胸前、片手が大きく開いている場合、
懐から胸前の手の円で魚の頭を抱え、開いた手は魚の尾を支え挙げている状態ということ。
これを意識することで、身体の前の空間を丸く大きくする意識が生まれてきて、動きがゆったりとおおらかになる。