
普段中高年世代で、特に大阪弁の中で暮らしていると、それほど「やばい」なんて言葉はでてこない。
「やばい」とはえらいこっちゃに繋がる危険を示す言葉であると理解していました。
少し前にNHKのアナウンサーのおっちゃんが、バンドで歌っているのも見て納得。
♪これってホメことば?♪ をお聞きになられたことがない方のために。
オシャレにきめよと服買いに行った
選んだシャツ見た定員が・・・・・
「その服、めっちゃやばいっすね!」
これってホメことば? それってホメことば?
聞いたら「やばい」は「かっこいい」の意味
僕ってそんなにやばいっすか~?
これは3番で、1番の歌詞は
なにげに歌うまいっすね、 「なにげ」は「けっこう」の意味。
2番、フツーにおいしいよ、「フツー」は「けっこう」
4番、「よくなくな~い」は、「いいよね」
5番の歌詞を大募集中なんだそうですよ。
なんだかなぁ、ですわ。
NHKって受信料支払い拒否が増えて、いったい誰にどこまで媚びていくんだろう?
かつて「ぜんぜん」という副詞が否定ではなくて肯定の強調に変わった時も違和感ありました。
この先どんどんこのように形容詞や副詞の意味が変化していくと、意思の疎通はかれるかどうか心配になってきます。
子供達が見ているので聞きました
この歌1度聞くと頭から離れず
ふとしたとき頭の中をリピートされています
また流れてきたよ
うちは、NHK払っていますよ
毎日見ているから元は取れていると思います
ほんとにこの曲耳について、一度聞くと口ずさんでしまう魅力ありますよね。
今年の忘年会に向けて中高年に大ヒットかといわれているらしいですね。
northinさんはまだお若いから、こうした言葉遣いに違和感ないでしょうが、ある程度以上のシニアになると、けなされているのかほめられているのかわからなくてね。
それを揶揄されるほど老人ではないという気もして。
実際の会話で遣うかと言ったら、遣わないです
会話と言っても、一日に話す人は10人にも超えず
話す人は目上の方ばかりと
違和感を感じるときはないですから
会話している人数を考えていて、気が付いたのが
ブログでコメント書いている人の数の方が多かったです
「ぜんぜん」は
もともと「全然」
つまり 全くもって然りで肯定になってもおかしくないそうです。
森鴎外や夏目漱石の文章にも
「全然、あっている」ような文が出てきて
戦後あたりから否定に使われるようになったとか言語学者が言ってました。
「祖国とは国語」という、日本語の乱れた現状を憂えて筆者の考えを述べた本がありますが、また文部科学大臣の伊吹さんが、小学校教育での国語教育の大切さを表明していましたが、教育の右傾化を心配する前に、日本語の現在と将来が心配です。「よろしかったでしょうか」「~になります」に始まったこの議論、学校でも家庭でも社会でも、しっかり考えて若い人をしつけていかなくては、将来はめちゃくちゃになるような気がしますが、肝腎の大人が、正しい言葉を知らなかったり、どうでもいいやと何でも認めたりの人が多いのではないかと思います。
かよこお姉ちゃまの書いておられた漱石などの「全然」の使い方、私も見て「わっこれは何だ」と思いました。意識的なのか、個人の言葉癖なのか。
今日国体の野球の試合が終わって、斉藤君が正しいものの言い方でインタビューに答えていたのは、すがすがしい印象でした。
三省堂提供「デイリー 新語辞典」より
〔「やば」の形容詞化。もと,盗人・香具師(やし)などの隠語〕
(1)身に危険が迫るさま。あぶない。「―・いぞ,逃げろ」
(2)不都合が予想される。「この成績では―・いな」
(3)若者言葉で,すごい。自身の心情が,ひどく揺さぶられている様子についていう。「格好良い」を意味する肯定的な文脈から,「困った」を意味する否定的文脈まで,広く用いられる。「この曲,―・い(=格好良い)よ」
辞書にまで記載されるぐらい、ポピュラーなことだったんですね。あらためてびっくりです。
この辞典が古いので、「やばい」は「危険や不都合が予測されるさまである。危ない。もと、てきやや盗人などが官憲の追求が厳しくて身辺が危ない意に用いたものが一般化した語。(元の語は「やば」)」
としか載っていなかったので、その後、おざささんの調べられた辞典に書いてあるような現代的な意味で使われるようになったのですね。でも若者に感動したり、ほめるときに「やばい」「これってやばくないっすか。」って言って欲しくない…。
ちなみに昨日の斎藤君の話の中に「今までの思い出が走馬燈のように駆けめぐり」とか「有終の美を飾ることができて」その他いい言葉がありました。
あのハンカチ王子は若いのにえらいなと思いますね。
インタービュー聞くたびに配慮も行き届いていて感心させられます。
>おじさま
TBありがとうございます。
さるすべりの写真どれもきれいですね。
白があるとは知りませんでした。
日本語と教育を憂えるご意見は世代がわかりますね。
ご関心おありの方は、是非以下の「あれってホメ言葉?」というよりもの記事タイトルをクリックしてご覧ください。