
サンチャゴ、これはスペイン語です。
チャゴはラテン語でヤコブ、フランス語読みでジャック。
エルサレムと、ヴァチカンのサンピエトロ寺院とともにキリスト3大聖地のひとつです。
サンピエトロはイタリア語で、ピエトロはラテン語でペトロ、英語読みならピーターですって。
イエスキリストの12使徒のうち、左右を固めるペトロとヤコブ。
どちらも死後何百年もたってから偶然発見?
そして時の権力者のなんらかの思惑により、墓のあったところに教会が建設され、聖地となったらしいです。
10世紀前後といえばぼとぼち中央集権国家が出来上がりだして、イスラムに席捲された地を取り返すべく十字軍を送り出していた頃です。
いまなお世界各地で宗教と政治でもめていますが、あの頃も激しいレコンキスタの時代だったのです。
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レオンから48kmで、アストルガの街に着きました。
ここにはガウディが作った司教館があります。
現在巡礼博物館となっていて入場料が必要ですが、安いツアーは含まれていなくて、見たい人はどうぞ、
なんてほとんどの人が観光するスポットなのにね。
司教館越しにアストルガ大聖堂
アストルガの大聖堂は15世紀末から2世紀にわたり建築され、後期ゴシックからバロックの様式が見られます。
18世紀のリスボン大地震の修復もあり、石材の色も右と左では異なっていました。車窓より
車道と平行して、サンチャゴへの巡礼の道、
青と黄色の看板にホタテマークが描かれています。
最後のきつい峠からかすかにサンチャゴが見える見晴台です。
伊勢のおかげ参りや四国お遍路からは、とうてい想像もできないほど過酷な巡礼道です。
イスラムは今でこそ評判よくないですけど、マホメットがイスラム教をおこして以来穏やかな宗教で、当時一番科学技術や天文学など進んでいて、みなイスラム教徒になることを喜んでいたそうです。
その後、スンニ派、シーア派、そしてイスラム原理主義などどんどん分かれていきました。
人ってはたからみれば微妙な?、張本人にとっては根本的な差異なんでしょうが、主義主張の差ほど我慢できないのかもしれませんね。
お遍路もきついと思っていたのに
世界に出ると想像がつかないですね