秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

水の神さまなのに樹下宮とはこれいかに

2014-12-11 | 古代史のミステリー
日吉大社の猿神さんについて書く前に、もうひとつ気になることがあったので、さきにそちらから。



東本宮は、上の境内図では右下に描かれています。

以前、大阪市浪速区にある大国神社は敷津松之宮も同じ場所にあり境内を共有する相殿で、境内で参道がクロスしてて珍しい と記事にしました。
 2009-01-11 えべっさんと大黒さん

この日吉大社の東本宮も同じ状態でした。
ボランティアガイドさんについていくのが必死で、お参りもそこそこに。
とてもちゃんと撮影している余裕なかったので、画像ひろってきました。



正面の建物が、東本宮の拝殿。
左に樹下宮本殿、右に樹下宮の拝殿です。
樹下宮(じゅげぐう)の神さまは、鴨玉依姫神(かもたまよりひめのかみ)


今回、ガイドさんに案内されたおばちゃん4名は即席にできたグループで、そのうちのお一人はすぐご近所にお住まいだとか。
ガイドさんとも顔なじみでローカルな話題に花咲いてました。

そして歩きながら聞いたところによると、この樹下宮は社殿右下に井戸があり、お正月に初水を賜りにこられるそうだ。




画像あるほうがわかりやすいので これらの画像ももらってきました。


「日吉大社 お正月 若水」で検索して見つけたのは以下の文、
詳しくは こちらのPDF 一部抜粋引用しますと
大津の日枝神社社中の樹下宮社殿下からは、今もこんこんと清水が湧き流れている。
この宮こそ複雑化した日枝神社祭祀の最古の起源を示すものと、諸学者の見解は一致している。
同じ地域に位置する園城寺が別名三井寺の名を有する所以は、
三代にわたる天皇の産湯の水が境内にあるからといわれるが、後世の付会というべく、もっと率直に、三井は御井であって、この泉を神聖とした古代祭祀の跡をこの寺が継ぐものと考えたい。
その泉は本堂すぐ西側、崖の際にあっていまなお冷水を湧き出している。



東本宮神域をもう一度整理すると
八王子山東麓に広がる古墳群に接するように東本宮の神域がある。
中心は、上七社に属する『東本宮』と『樹下宮』で他に摂末社6社と霊泉1井がある。
現在、両社とも当神域内の社殿をもって本社としているが、
西方に聳える八王子山(牛尾山)に坐す山宮(牛尾宮・三宮)を遙拝するために山麓に設けられた里宮が本来の姿である。


それにしても、鴨玉依姫神を祀って、水が湧き出て、なんで樹下宮(じゅげぐう)なんだろう。

気になって調べてみると、こんな説明見つけました→こちらのブログ

慶応4年(明治元年、1868)4月に樹下重国らが主導した廃仏毀釈で、重要な仏像・仏具は持出され徹底的に破壊されてしまった。
十禅師を「樹下神社」と、廃仏毀釈で破壊したリーダー本人の苗字を残しているのだが、日吉大社の由緒にも、大津市教育委員会が設置した案内板の説明にも、どこにも「廃仏毀釈」や「樹下重国」の記載がないのが気になるところで、おそらくこのよう歴史は参拝者に知らせたくないということだろう


この廃仏毀釈による日吉大社での被害額は5~10億もいくそうです。
樹下重国 で検索するといろいろわかりますよ。


旧称の十禅師も変わったなじみのない名前です。
1 知徳にすぐれた僧を10人選んで宮中の内道場に仕えさせたもの。内供奉(ないぐぶ)に任ぜられた。

2 日吉(ひえ)山王七社権現の一。瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を権現とみていう称。国常立尊(くにのとこたちのみこと)から数えて第10の神にあたり、地蔵菩薩の垂迹(すいじゃく)とされる。



日吉大社より先に三井寺参拝しましたが、駅降りて最初に訪れたのが三尾神社でした。
2014-11-25 三井寺のべんべんと 訶梨帝母倚像


この三尾ってどこかで聞いたことあるけど、なんだったか思い出せませんでした。
すると、今日の「このブログで人気のあるページ」のNo2に
2013-11-10 蝉丸 猿丸 山の民? 

そのコメント欄で吉田一氣さんがお寄せくださった文の中に、再発見!

彦火々出見尊と豊玉姫は大津シノ宮で神上がられた、
その大津シノ宮が三尾神社らしい→こちら


自分の理解を超えているものは、脳もスルーしているようで
それでいて奥底に記憶の片鱗として沈殿しているものなんですね。


10 コメント

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樹下のかもよりさん (りひと)
2017-03-25 13:41:21
閃いちゃいまして日吉大社での疑問もあり樹下検索したらうららさまのプログに。またそこに吉田さまの関連も。

お水の水神としてはかもよりさんは赤い因子あるのは旦那様の影響だろうなあと。なので白もある。白といえば豊玉さんですけどもしかして姉妹ではなく親子では?とも。
木の下の水神さんは豊玉気質は感じますので。

今有馬温泉がテレビでやってましたけどねねの関係で日吉丸がきていたなら同じ関係?
秀吉が知識があったのはねねの家系のおかげでしょうね。木下さんでしたっけ?木下が樹下なのかなあ?結構大きな大木ならばお水を含む量も大きいはずですし、木の下にはお水ありますね。
そこに室とかあったり穴とかあったら白い蛇もいそうですし。

おかみ神でしょうね。少し赤っぽい水神さん。
ただ本当の水神さんは白か青。
赤の中でもかもよりさんは強くなくなりました。
方が付く方が旦那さまで赤を背負ってそうですね。大の白い長男を立てるか小の白い長女の婿の赤がかった義理の次男を立てるかでしがらみはもめそうですけどお二人は仲よかったはずです。
争わせたのは義理の母絡みでしょうね。

どちらも結局トミですし、全国はトミと尾張の娘でうまく機能していたのでしょう。

それを阻止したのは武力を護りでなく攻撃に使える方々。そういないと信じたいですね。
護りの強さでどうにか稀勢の里は大阪でこそ勝って欲しいですね。6451
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りひとさんへ (ulala)
2017-11-26 10:34:59
春にコメント頂戴した時はお返事できずごめんなさい。
11/24に人生2回目のお参りできました。
奥宮にあたる牛尾宮と三宮、そして里宮の東本宮と樹下宮。
やっぱりよくわからなかったけれど、山王祭の神輿展示場で写真撮ったら面白いのが撮れました。
三宮さんがなんか伝えたいことあるんだなぁ〜、ということだけ感じました。
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三ノ宮さん (りひと)
2018-01-09 23:31:04
日吉さんの牛尾さんの所にあるんですね。
三ノ宮というとどうも浅間大社思い出すんですよね。で牛尾さんがどうも男っぽく感じてますので余計女性かなあとも。両方男っていうのもありかな?で三ノ宮にはカモヨリさんですね。なら納得。で今調べて気付いたんですけどこの間に金大巌あるんですね!私そこに行きたいです。ベビーカーあったんでさすがに牛尾さんには行けずで次回は行きたいと思っているので次回お会いしたい巌ですね。

で牛の尾というお名前ですけどどうも尾っぽ丸い物をイメージし始めてます。なので白か青もありますので巌ありも嬉しいなあ。で金も付くんでしょ?結構揃ってますね。ここ大事そうです。
ギズモちゃんもいそうですし、モグちゃんもいそう。で三ノ宮さん。なんか勝手にイメージして納得してますよ。水神さんでもある赤の女神は、両方うまく役割分担させて育てあげられる方。ある意味オールマイティ。三ノ宮さん大好きです。

三ノ宮さんは喜んでいたんではないかな?何か感じられたのならいい縁が保てているのでしょうね。2192

そうそう兵庫県の三ノ宮もずっと行きたい場所です。岡山とかあっちの方でも牛が出てくるんですよね。縁あるのかなあ?2192
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りひとさんへ (ulala)
2018-01-10 08:13:33
先だって縄文DNAを受け継ぐ犬の尻尾は丸まってる?って、どこかのコメントに書いてくださってましたね。
尻尾ふさふさのギズモは、ゴールデンチンチラでしたが、ここにも金色が潜んでます。

白山神社平等寺でも三ノ宮へ参拝叶わず、私もまだご縁結べないながら気になる三ノ宮。
2017年11月撮影のデジカメ画像探して、山王祭の三ノ宮神輿を記事にしてアップし公開させていただきます。
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誰か検索してくれてるのかな? (りひと)
2018-04-17 08:58:43
偶然って必然でまずは人的思惑を考えてもし違うならそんなタイミングは超興味深いですね。
昨日近江で樹下社がある神社を知って超気になってきたのが日吉大社と浅間さん。かもよりさんはある意味幅広い視野に飛んでいるの自分の子じゃなくても子育て出来ると子育て奮闘中の私は尊敬してます。であっさりと子供の独立の認められる方だと信じてます。ただ最近のそうなんですけど子供にずっとついて行ってしまうような依存しかねない母も増えてきてますよね。息子もいないと行きていけないような。

ギリシャ神話でも嫉妬とかでお互いを苦しめて失敗談もあるのできっとそこは望んではいないはず。上手くいかないのかなあ?甘いんでしょうけど。

木の信仰はどうもケルトにも通じそうですね。でびっくりしたのがトロイの関係が出てきた事。シュリーマンは浅草寺お参りしたらしいと本で読んだんですけど観音とか薬師とかのベースに水神さん。水神さんがいないと日本にも伝わらずなのでそこの提携も気になります。

ヘラクレスもグリムの博物館の地で絵を観に行った観光で像があったんですよね。お城なのかかな傾斜の場所にお水が流れてくるような作り、石での水路排水も古代の古墳でも大阪岡山では長けた一族いそうだし、神話と現実の人の縁で色々妄想しています。

樹下さんや三ノ宮というキーワードもまた色々と復習する時期だとは思ってきました。場所も富山辺りも気になってきますね。

木の室とか石室とかお風呂とか樹下にあったら信仰にならないかな?久々に気になる所以外の全国各地でも探してみますね。9875
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りひとさんへ (ulala)
2018-04-19 08:13:32
シュリーマンが来日して浅草寺お参りされてたのですか。
トロイの遺跡発掘を長年諦めず実現された方でしたね。
アインシュタインが多賀城行ってたというのと同じぐらい、いい意味のヘェ〜ですね。

ところでここで頂戴したりひとさんコメント、次の記事でのコメントも以前頂いてお答えできてませんでした。「https://blog.goo.ne.jp/goo3820/e/dc6775c0316f241f090284bb436a5fb6
大行事水も意味深いものがあるようですがよくわからなくて。
昨年11月下旬に日吉大社参拝して撮影した変な光の画像を後にアップしましたでしょう。
あの三ノ宮の神輿、背後の山、謎は深まりますね〜
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日吉大社三宮神輿 (ulala)
2018-04-19 08:24:21
変な画像はどこでアップしたか探してきました。
1/10 の記事で、三井寺尊星王像とともにご覧いただけます。

https://blog.goo.ne.jp/goo3820/e/516838d5ffa9d2007c998ae9263d30b1
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ランキングで (りひと)
2018-07-09 19:48:52
アインシュタインって多賀城?びっくりです。
でも偶然じゃなさそうですよね。その地に行き何かを感じてその後の人生が変化が起こるというのも深読みしますよ。
最近、木ばかり探してしまいます。今日は六本木に行き日比谷公園の木の場所にも。大抵お寺あると医王とか薬師とかそんなワードを地図で探してしまいます。単純に自然の中だと癒されるのかもしれませんけど。けど鳥は、必ずいい所に入るんですよ。テラス席にはすずめさんと鳩が。鳥が寄ってくるんですよね。東京の神社でもやけに鳥の鳴き声の凄い神社って何だか癒されます。
樹下さんの周りにも相当集まってきていると思います。4142
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りひとさんへ (ulala)
2018-07-11 07:27:05
樹木気になりますよね〜
学校では植物の名前とかちゃんと習ったきおくなくて、身近な暮らしの中で年配者から教わったものだけ。
自分の生活圏にない樹木は接することないから知らないということに。
ウズベキスタンいったとき、青年のガイドさんめっちゃ詳しくてウズベキスタンでは当たり前だと言われました。
ツアー添乗員の日本人青年に、名前聞いたら「木」、まさに今の教育の悲しさ物語ってます。
私のようなシニア世代も含めてですから、戦後の教育の貧困さでしょう。

能勢のブナ原生林のエピソードは興味深いですよね。
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知識の幅と奥行 (りひと)
2018-10-15 09:09:15
本当年長者ってステキですよね。山でもお花や樹木お名前をいっぱい教えてくれますね。経験を積んでおまけに好奇心で更に知識をいっぱい仕入れてそれを活かして生活しています。

最近は理解で学ばないといけないお花や動物も分類分けの中で出てくるだけでその知識しか普通はない。特に植物に興味あればそこから専門家になるのも一握りもいない。おさかなくんみたいな方は特別であり、普通の子はまったく興味もないで生活してます。

多分、子育て終わってホッとしてもきっとそれから学ぶんじゃあ趣味にもならないのでしょうね。

人間の持っている時間は同じ、その時間どうせいかつしていたか?が全てですね。うちはゲームばかり、山でも発見もサバイバルの楽しさも感じないでしょうね。唯一ゲームでの知識は活かせるかも?ただバーチャルなので実感できてないないはず。残念な時間の使い方をしてますね。
幼稚園まではみんな親も出来るんですけど、小学校って受験の為、中学って受験の試し、高校って受験の為、大学ってまた変な風潮で研究分野に出会えると当時の就職の為って?どうなってしまうんでしょうね?

なら今後学校って中味なくなりますね。

自然や動物、地形や気象など今研究が少ない分野に子供はめ込んで興味を学校なしで学年なしで適正合う分野に誘導した方が面白いように思います。

で生き字引のシニア世代と接点持ってるって大事になりますよ。みんなやってないだけに。
また愛情も半端ないですからね。

私が興味もなくお花は教える事はできませんでしたのでお花好きな知り合いで出会える機会を願っておこうと思いますね。

お水は全ての命の源。なのでオールマイティに分け隔てなく育てくれそうですね。そこに最近の災害で感じた畏怖も必ず必要ですし、またリスペクトもなさ過ぎますよね。7886
意識変えていかないといけませんね。
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