韓国は徴兵があります。
韓国人俳優が行くとか行かないとかでもニュースになります。
おりしもここしばらく韓国では米国産牛肉問題が引き金でデモや集会が立て続けで、在韓中も警備が厳重でしたがナイスショットがない。
透明の雨合羽を着て警備する若い男性2人
このブログを始めて間もない頃、
仮想現実で精神を鍛える? 麻痺させる?という記事を書きました。
リンク貼ってますから良かったら見てください。
どういうことを書いたかというと、
新兵が初めて戦場に出て、眼前の敵を殺せる確率はかつて15%だったのに、今や95%までのシンジラレナイほどの上昇率。
第1次世界大戦から最近のイラク戦争まで兵器はそれほど進歩していないのに、それを扱う人間の内的変化には雲泥の差がある話です。
何のためらいもなく人間を刺したり銃で撃ち殺すという行為は、普通の人間では躊躇してできないことです。
それで実際に戦場に出るまでに、バーチャルゲームで殺戮に慣れさせて反射的に反応できるよう精神を鍛えるのだそうです。
秋葉原無差別殺傷事件でも、加害者はバーチャルゲームで現実感を伴うことなく行為に及んだのではないかと推測されています。
で、最初の徴兵の話に戻ります。
このたびの現地ガイドは大学生2人を持つ韓国女性でした。
彼女の息子さんが大学に入学してから徴兵に行かなければならなくなった。
徴兵に送り出す息子を持つ母親は何を心配するかというと、戦場や訓練で命を落としたり怪我するのではないかという心配よりも、同性愛なんだそうです。
男ばかりの世界ではよくある話。
階級・年功序列的社会で、年上や力のあるものには服従せざるを得ないとき、むりやり犯される。
それで、彼女は息子さんを送り出すとき、
「隣で寝ている人に手を出さないでね」
息子さんは186cmの巨漢で、たぶん押し倒されることはないであろうが、逆の場合があってはいけないと。
このガイドさんからは、生の韓国女性の気持ちや習慣などたくさん聞くことが出来ました。
子供の頃、家にお風呂がない家がほとんどで、
台所でお湯を沸かし体を拭き、年に数回程度お風呂やさんに行きあかすりをしてもらう。
韓国のあかすりはこうした習慣から始まったもののようです。
今は各家庭にシャワーもあるけれど、1週間に一度はあかすり行って血行をよくしてもらうんだそうです。
北朝鮮との統一問題に関しては女性と男性では考え方が異なるらしい。
たいていの中年女性が思うには、やっとここ10年で満足に食べれる豊かな時代となった。
それなのに今統一すると、また貧しい時代に戻るのではないかと恐れている人が多いそうです。
日本には徴兵もないし、民族分裂という大問題もありません。
なんやかんや問題はあっても、まだまだ世界から見れば平和で豊かな国ですね。