バサラ=三上寛+石塚俊明+灰野敬二としては2007年10月以来、1年8ヶ月ぶりのライヴ(その間海外公演はあったが)。3人合わせて175歳の強力なベテラン・トリオである。
三上さんの日本情緒溢れる怨歌にパワフルなトシさんのドラムと破壊的な灰野さんのギターが絡み、反音楽のギリギリのところを辿るスリリングさが溜まらない。そして何て刹那的な世界観を産み出すのだろう。日本人にしか出来ないアナーキーな音楽性は唯一無二なものである。
この日も左から三上さん、トシさん、灰野さんの並び。灰野さんはアンプにトラブルがあるらしく今ひとつ調子が出ない。それにも関わらず咆哮する三上さんのヴォーカルとトシさんのツボを得たドラミングに打ち震える。
後半灰野さんはアンプをマーシャルに変えて轟音ギターを聴かせる。ヴォーカルもかなり披露して混沌のステージを展開する。
1部と2部で110分。涅槃を体験したかのような心地よいライヴだった。
しかし灰野さんによるとステージ上のモニターの音が酷くて、まるで水の中でプレイしている感じだったと言う。「それでも出来る限りやった」と灰野さん。この日のライヴに満足していなかったのは明らかだ。でも灰野さん、客席には素晴らしい音で情念が伝わっていましたよ。安心して下さい。
内と外
音は違えど
この涙
この日の録音を送ってくれるよう灰野さんに頼まれた。
三上さんの日本情緒溢れる怨歌にパワフルなトシさんのドラムと破壊的な灰野さんのギターが絡み、反音楽のギリギリのところを辿るスリリングさが溜まらない。そして何て刹那的な世界観を産み出すのだろう。日本人にしか出来ないアナーキーな音楽性は唯一無二なものである。
この日も左から三上さん、トシさん、灰野さんの並び。灰野さんはアンプにトラブルがあるらしく今ひとつ調子が出ない。それにも関わらず咆哮する三上さんのヴォーカルとトシさんのツボを得たドラミングに打ち震える。
後半灰野さんはアンプをマーシャルに変えて轟音ギターを聴かせる。ヴォーカルもかなり披露して混沌のステージを展開する。
1部と2部で110分。涅槃を体験したかのような心地よいライヴだった。
しかし灰野さんによるとステージ上のモニターの音が酷くて、まるで水の中でプレイしている感じだったと言う。「それでも出来る限りやった」と灰野さん。この日のライヴに満足していなかったのは明らかだ。でも灰野さん、客席には素晴らしい音で情念が伝わっていましたよ。安心して下さい。
内と外
音は違えど
この涙
この日の録音を送ってくれるよう灰野さんに頼まれた。