A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

THE GOLDEN WET FINGERS@恵比寿リキッドルーム 2015.1.8(thu)

2015年01月10日 01時19分31秒 | ロッケンロール万歳!


THE GOLDEN WET FINGERS
中村達也 9 Souls -Anniversary of Drums Beast-


THE GOLDEN WET FINGERS
チバユウスケ (g,vo), イマイアキノブ (g,vo), 中村達也 (ds).



ドラマー 中村達也 の周年記念企画が決定!

中村達也 9 Souls -Anniversary of Drums Beast-
中村達也 ナイン・ソウルズ -アニバーサリー・オブ・ドラムビースト-

中村達也 1965年1月4日生まれ 富山県出身、名古屋育ち 職業:ドラマー(たまに俳優)

十代の頃からパンクバンドのドラマーとして世に華々しく登場して以来、”Blankey Jet City” (2000年解散)での活躍は言うに及ばず、その後もロック・インストの先駆者となった”LOSALIOS”。また海外アヴァンギャルド・ミュージシャンたちとのセッション作品の発表 (Buck Jam Tonic)や、奇跡的に復活を果たした”FRICTION”への参加など。中村は音楽のジャンルに捕われることなく、且つ自身のドラムスタイルは不変の姿勢を貫き、常に新たな可能性についての探究を続けてきた。近年では仲井戸麗市(g)を擁してのR&Rバンド”the day”(2012年結成)や、斉藤和義(g)との”MANNISH BOYS”などで自身の唄声も披露している。一方で異形の相手である画家の黒田征太郎や、舞踊家の田中泯との演目ではドラムの独奏だけで音楽を成立させるなど、そのスタイルは誰が相手であっても等しく。まさに十代の頃と同じ、相変わらずの天衣無縫ぶりを遺憾なく発揮している。

そんな中村達也が来年の1月4日に50歳を迎える。その周年記念として、現在、中村が関わっていて活動が可能なバンド、及び演目の公演を、来年の1月に都内各所で一気に開催することが決定。中村の誕生日である1月4日から始まり、最終日の1月31日まで全9公演。題して「中村達也 ナイン・ソウルズ -アニバーサリー オブ ドラムビースト-」。ロック、ポップ、ジャズ、スィング、アヴァンギャルド、パンク etc… その内容はまさに百花繚乱の様相を呈し、改めて”中村達也”というドラマーの奥深さを感じることができるだろう。2月には名古屋と大阪にて1日づつバンドを厳選した内容での公演も開催される。

日本が誇るドラム・ビーストの記念日を皆さんで祝福してあげてください。



現代ロケンロー界きっての名物ドラマーといえばこの人にとどめを刺す中村達也の生誕50周年記念月間二日目は、久々復活の金濡指ことGOLDEN WET FINGERS(以下GWF)。思い返せば、一昨年4月にこのトリオのライヴを観て以来、BJC(ブランキー・ジェット・シティ)&TMGE(ミッシェルガン・エレファント)のロケンローカオスの迷宮に迷い込んだのだった。
THE GOLDEN WET FINGERS@恵比寿リキッドルーム 2013.4.15(mon)

上記のコメントにあるように、百花繚乱の様相を呈する達也の活動がR&Rカオスの元凶の一つであることは確か。とりわけブランキー×ミッシェルガン×フリクションの三つ巴であるGWFこそ、カオスが生んだ究極のR&Rモンスターと呼べるだろう。



殆どリフ一発で押し捲り、意味よりも響きやゴロの良さを求めた歌詞、気合を入れるコールやシャウト、「たっちゃん」「ゆうちゃん」と呼び合う和やかMC。混沌から生れたR&Rトリオのステージは、まさに3人の交歓の場であり、リキッドルームはバンドの咆哮とオーディエンスの野太い歓声の交歓の場であり、全9公演のツアーは、達也と所縁のミュージシャンたちの交歓の場である。乃ち「混沌から交歓へ」という昨年来の音楽界の傾向賛美に、べンジー&チバ主宰ロケンロー一座も同調していることは明らかだ。
『混沌から交歓へ』2015年音楽展望~JAZZBiS階段/非常階段feat.ゆるめるモ!/ももクロvsKISS/DJ灰野敬二



ライヴ後半にチバが「3人合わせて147歳」と言い放った。どこかで聴いた言葉だな、と思って過去ログをググると、5年半前に三上寛+石塚俊明+灰野敬二=Vajra(バサラ)のライヴについて「3人合わせて175歳」と書いていた。いみじくも2×ギター+ドラムスという同編成のトリオの間に世代を超えたシンクロニシティが発生した。VajraがCDデビューしたのは1995年。その頃の合計年齢は133歳だったから、GWFよりも若かったわけだ。現在活動休止中の地下音楽究極トライアングルの向こうを張って、ロケンロー交歓三羽烏が、どこまで年齢を突破して突撃して突進するのか興味深い。
Vajra @ 高円寺 Show Boat 2009.8.7 (sun)



チバによれば年齢は50歳でも気持ちは4歳とのこと。ということは成人するまであと16年間青春出来るということ。青春は交歓により永遠になるという最大主義のお言葉であった。



金の指
水に濡れたら
ロケンロー








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする