SuperDeluxe & TEST TONE present!!
アンラ・コーティス × 灰野敬二
ライブ !!!
★ アンラ・コーティス × 灰野敬二
★ John Hegre × Nils Are Drønen × Jon Irabagon
★ PHEW × Rokapenis
★ L?K?O × Cal Lyall × 山本達久
DJ:
★ Evil Penguin
宣伝美術:
★ D.K.Z. (河村康輔+HAMADARAKA)
昨年1年間のライヴハウス/コンサート会場別参戦回数を調べてみた。
1位 10回 六本木SuperDeluxe
2位 7回 渋谷O-nest
3位 6回 渋谷WWW / 秋葉原Club Goodman
4位 5回 新宿LOFT / 青海Zepp DiverCity / 新代田Fever
5位 4回 新宿Pit Inn / 高円寺UFO Club / 渋谷Last Waltz
と云う訳でぶっちぎりで最もお世話になったスー寺(SuperDeluxe)のライヴ初めにお礼参りしてきた。お目当てのアーティストさんは4年前にスタジオまで追っかけたアンラ・コーティスだったが、流石2015年幕開けイベントだけあり、出演者すべてがメインアクト級の豪華大盤振る舞いの「ネ申イベ」であった。
⇒アンラ・コーティス/長谷川洋/中原昌也@studio gland bleu 高円寺店 2011.2.16(wed)
●L?K?O × Cal Lyall × 山本達久
(撮影・掲載については主催者の許可を得ています。以下同)
スー寺の常連キャル・ライルと山本逹久の珍しいガチンコ対決だと思っていたら、PAからのスクラッチ音にシバかれる。客席後方の特設ブースでL?K?Oが激DJプレイ中。感化されて焼け付く山本とライルの闘志が交歓爆走。筆者が現在取り組んでいる現代音楽シーン状況研究の対象の一人が山本逹久だと言うことは、本人には内緒にしておいて欲しい。
●PHEW × Rokapenis
昨年のジム・オルークとの共演が印象的だった”エレクトロニカモード”PHEWのソロ演奏。今回は音よりも遥かに激烈な共演(交歓)が繰り広げられた。映像照明のGODことロカペニスのレーザー放射は、ドラびでおのレーザーギターで焼きの入った色攻撃ではないが、PHEWの放射電子エナジーと同期振幅するマジックで、狭いスー寺を電子砂嵐吹き荒れる大砂漠にワープさせた。
●John Hegre × Nils Are Drønen × Jon Irabagon
物販にMostly Other People Do the KillingのCDが並んでいるのを観て驚いた。NYハードコア・ジャズの暴れん坊ケヴィン・シェアがドラムで参加する変態ジャズコンボである。ノルウェーのトリオだと思い込んでいたが、サックス奏者はNYの実力派ジョン・イラバゴンだった。北欧とNYの自由音楽家のハードコアな交歓は、変態音楽愛好家が集う地下倶楽部を白夜の激情で焼き尽くした。
●アンラ・コーティス × 灰野敬二
しきりに灰野に会いたいと話していたアンラの願いが叶って今回初共演。アルゼンチンから飛んで来た甲斐があったってもの。灰野の電気増幅スプリングの強烈な電子ノイズとアンラの物音ギターでスタート。ギター二本のデュオは、前日のアコースティック演奏とは打って変わって激しいアクションでシャープな轟音を掻き鳴らし英語で自らの詩を歌う灰野に対して、アンラはフォルクローレマントを纏って影のように舞いドローン演奏を繰り広げる。いつもは闇に立つ灰野にライトが当たり、カーニバル好きのアルゼンチン人が暗黒に隠れるという非日常世界は、血の臭いが漂う歓びの謝肉祭だった。
ギロッポン
年の初めの
出血サービス
伝説的ドラマー、バリー・アルトシュルとトリオを組むジョン・イラバゴンは、いつかバリーと一緒に来日公演をしたいと熱心に語ってくれた。ケヴィン・シェアは勿論、クリス・ピッツイオコスのこともよく知っていて「NY期待の若手」と絶賛していた。
▼Jon Irabagon Trio - Jon Irabagon (ts), Mark Helias (b), Barry Altschul (ds)