2月16日はでんぱ組の太陽・えいたそ☆成瀬瑛美さんの誕生日!この記念すべき日をどのようにお祝いしたらいいのだろう?と迷っているうちにTLはえいたその似顔絵やディスプレイや気の利いたコメントで萌え色に塗りつぶされて行った。さすがえい推しは才能豊か!と感心している場合ではない。自分の芸の無さを嘆いてばかりじゃいかんと思い、こうしてパソコンに向かって妄想癖を開花している次第。
『えいたそモダニズム』の基本ルールは<接触時に瑛美さん本人から出してもらったお題に答える>ということである。筆者は明日2/17『えいカラ2017』及び2/20『えい誕2017』と、成瀬瑛美生誕イベント2連発に当選するという有り得ない幸運に恵まれたので、『モダニズム』のお題を賜るチャンスが間近だが、誕生日当日に妄想論を書かないと、瑛美に「なによあんた、あたしの生誕の日に妄想ひとつ出来ないなんて口ほどにも無い。妄想家失格ね。顔を洗って出直してきなさい」と叱咤されるに違いない。こうなったらルールをバビュって『お誕生日=バースデイ』をテーマに妄想するしかない。何と言ってもお祝いだから、妄想力の過剰な暴走は出来る限り封印したので、妄言の炎上を期待する向きには些か肩透かしかもしれないが、ご了承いただきたく。
【えいたそモダニズム】 Episode 4『ときめきバースデイ』
●ザ・ビートルズ『バースデイ』
1968年に発表された2枚組アルバム『ザ・ビートルズ』に収録された曲で、2枚目(LPではC面)のオープニング・ナンバー。レノン=マッカートニー作。ポールが「ハッピー・バースデイ・トゥ・ユー」に代わるバースデイ・ソングを作ろうとして書いたもので、作詞・作曲からレコーディングまでを1日で完了した。
中3のときクラスメイトの山川君はビートルズのファンで赤盤青盤のベスト盤を持っていた。通称『ホワイト・アルバム』を買ったが「レボリューションNo.9」を聴いて「針飛びする」と言って返品したという逸話がある。ビートルズも「バースデイ」のようなシンプルなロックンロールだけやっていたら解散しないでストー○ズのようにじじいになっても活動を続けていたかもしれない。
The Beatles - Birthday (The White Album)
●レスリー・ゴーア『涙のバースデイ・パーティ』
衣料品会社の社長令嬢として10代前半にヴォーカル・コーチのレッスンを受け、ジャズを歌っていたレスリー・ゴーア(Lesley Gore)がスカウトされ、1963年に17歳にしてデビューし、いきなり全米第1位を獲得したのがこの曲。1963年3月30日に録音し発売すると瞬く間に売れて同年5月には全米1位となった。
中1のときラジカセを買ってもらいラジオ番組のエアチェックをはじめて洋楽ポップスを聴くようになった。湯川れい子さんのFM番組を聴いてエルヴィス・プレスリーやベンチャーズなどのオールディーズが好きになった。ジョン・デンバー〜キッス、エアロスミス〜ジョニー・ウィンター〜パンク〜ポストパンクと成長と共に好みが変わっても、好きな映画『アメリカン・グラフィティ』で流れるオールディーズには今も心が和む。レスリー・ゴーアの甘くてどこか寂しげな歌声はいつ聴いても萌えを感じる。
Leslie Gore - It's My Party
●The Birthday Party 『Nick The Stripper』
1978年オーストラリア・メルボルンでBOYS NEXT DOORとして結成。80年にThe Birthday Partyに改名、イギリスをベースに活動。3枚のアルバムを残して83年解散。中心人物のニック・ケイヴはソロで活動する。
パンクに飽きてテクノに疲れてポストパンクに病んだ頃、暴力的なロックパフォーマンスで鬱憤を晴らしてくれたのがバースデイ・パーティ。動く姿は観れなかったが、写真だけでも凄かった。同じ頃ベルリンから登場したアインシュテュルツェンデ・ノイバウテンとイメージがダブっていたが、数年後にニック・ケイヴとノイバウテンのブリクサ・バーゲルトがコラボをはじめ、ルックス的にも兄弟同様になった。
The Birthday Party - Nick The Stripper (1981)
●Steppenwolf 『Born To Be Wild』
カナダ出身のロックバンド、ステッペンウルフが68年にヒットさせたナンバー。邦題は『ワイルドでいこう!」。映画『イージー・ライダー』挿入歌。
原題は「生まれついての野性派」つまり『えいたそ野性時代』のことである。ノリのいいロックビートはハーレーダヴィッドソンのでっかいバイクでツーリングする時に似合う。大学の遊びバンドでカバーしたが、とにかく単純なコード進行なので下手をすると学芸会レベルのジャムセッションになりがち。上手く演奏する秘訣は本気でワイルドになること。ちなみに灰野敬二は『始まりに還りたい』と訳して歌っている。
Steppenwolf - Born To Be Wild
●岡田有希子『ヴィーナス誕生』
1986年3月21日に発売された岡田有希子さんの4枚目のアルバム「ヴィーナス誕生」。本アルバムのテーマは“宇宙”。宇宙を連想させるワードが、詞やタイトルに散りばめられています。
1986年4月8日、就職して1週間経った時に岡田有希子が飛び降り自殺した。数年前に石野真子が結婚・引退して以来、アイドルに関心は無かったが、後追い自殺するファンの若者のニュースが続き、アイドルにあまりのめり込み過ぎたら危険だと感じた。命はそんなに軽いものではない。
ヴィーナス誕生 岡田有希子
●THE BLUE HAERTS『HAPPY BIRTHDAY』
1991年12月発売のTHE BLUE HEARTSの5thアルバム『HIGH KICKS』に収録。「今までと違う方に、すごく力の抜けたリラックスした自分を置いてみようとした」と甲本。「反逆的なメッセージをモロに出すより、ポップ形式にして今までロックを聴いたことのない人に届く方が、有効なんじゃないか」とは真島の弁。
87年のデビューアルバム『THE BLUE HEARTS』を聴いて凄くカッコいいと思ったが、TVコマーシャルに使われたりしたので「パンクじゃない。ただのメジャーじゃないか」と思って追いかけなかった。90年代はサイケに夢中で所謂ビートパンクをバカにしていたので、ブルハを聴くことは無かった。ヒロトとマーシーの作るロケンローのカッコ良さに再び気付いたのは、90年代半ば社員旅行で伊豆へ向かう車のカーラジオから流れたハイロウズのデビュー曲「ミサイルマン」を聴いたときだった。
HAPPY BIRTHDAY
●The Birthday『抱きしめたい』
The Birthdayのシングル。通算9枚目のアルバムへの期待値をさらに加速させる強力楽曲が完成! 2017年3月15日リリース。
とはいえ90年代は総じてBRIT POPなど洋楽ロックが中心で、邦楽はGSや70年代ロックの再発かPSF/アルケミー系地下ロックしか聴かなかった。96年頃シャーラタンズ目当てで行ったフェスでミッシェルガン・エレファントを観て人気ぶりに驚いたが、然程興味を惹かれなかった。2005年頃にThe Birthdayを観てロケンロー沼にじわじわハマって行った。今やロケンローはマイライフストーリーの根幹である。
The Birthday – 抱きしめたい(Music Video)
●THE NOVEMBERS『バースデイ』
2005年結成のオルタナティヴロックバンドTHE NOVEMBERSのデビュー・アルバム『THE NOVEMBERS』(2007)に収録。
今の若手ロックバンドの中では特に洋楽志向が強いノーバンバーズを観たのはBO NINGENのイベントライヴだった。最初は素直すぎる洋楽ロックのオマージュが鼻についたが、他のバンドがダンスやデジタルに向かってガラパゴス化する中、彼らの行き方は世界規模で通じるのではないか、と思うようになった。国境を踏みにじる活動に期待したい。
▲THE NOVEMBERS 「バースデイ」 from 1st DVD "TOUR Romancé" LIVE AT STUDIO COAST▲
誕生日
生まれたところは
トキメキだ
じつは瑛美さんの誕生日に妄想論第4弾『えいたそ野性時代』をまとめて書籍化してプレゼントしようと思っていたが、他のアイドル現場に現を抜かして時間がなくなり、間に合わなくなってしまった、そこでせめてものお詫びにブログを書きました。
瑛美さん、お誕生日おめでとうございます!これからも妄想力に溢れた活躍を期待しています。まずは明日(今日)の「えいカラ2017」でのお題を楽しみにしています。