
地下音楽/地下ジャズ/地下アイドルばかり聴いていると、単純明快なロケンローが無性に聴きたくなる。60sガレージロックやパンクも悪くないが、青春時代の甘い思い出を呼び覚ますちょっと哀愁のあるキャッチーな曲が疲れた心に刺さる。77年に勃発したパンクロックは翌年にはニューウェイヴと呼ばれるようになり、幾つかのサブジャンルが生まれた。そのひとつがパワーポップだった。元々はザ・フーのサウンドの表現だったパワーポップは、決してニューウェイヴ固有のものではなく、70年代バブルガムポップやグラムロックと連動しながらパワーポップバンドが活動していた。誰もニューウェイヴと呼ばないベイ・シティ・ローラーズやバスターも「明快なギターサウンドとキャッチーなメロディ」というパワーポップの定義に当て嵌まる。しかしながら地下愛好家の筆者の心を震わせるのは、名声や成功を手にすること無くひっそりと活動したB級バンドたちの残り香なのだ。筆者のパワーポップ偏愛盤・アメリカ編をお届けする。肝心なのは音なのでプロフィールは端折らせていただくことをご了承いただきたい。
●THE POP/ザ・ポップ『GO!』

ジャケットが最高にカッコいいロサンゼルスの4人組。79年の2ndアルバム。
The Pop - Shakeaway
●THE A′s/ジ・エーズ『THE A′s』

ニューヨーク出身の5人組。79年のデビューアルバム。キーボード入、鼻にかかった中性的なヴォーカルがNYパンクっぽい。
THE A's - Live - Who's Gonna Save The World - OGWT - 1979
●THE dB′S/ディービーズ『Stands for decBels』

ニューヨーク出身の4人組、81年のデビューアルバム。陰影のあるサウンドはブリティッシュポップの香り。
The dB's - Stands for deciBels
●DIRTY ANGELS/ダーティ・エンジェルス『Kiss Tomorrow Goodbye』

ニューヨーク出身の4人組、76年のデビューアルバム。パブロック風の哀愁ロケンロー。
Dirty Angels - Tell Me (1977)
●MILK′N′COOKIES/ミルクン・クッキーズ『Milk 'N' Cookies』

ニューヨーク出身の4人組。73年結成のグラムポップバンド。75年のデビューアルバム。バブルガム風のアイドルボイスがカワイイ。
Milk 'N' Cookies - Not Enough Girls (In The World)
●THE RUBINOOS/ルビナーズ『The Rubinoos』

カリフォルニア州バークレー出身の4人組。77年のデビューアルバム。日本ではアイドル風に宣伝された。今年11月に来日する。
Rubinoos - Full Concert - 05/24/80 - Berkeley Community Theatre (OFFICIAL)
●PSYCOTIC PINEAPPLE/サイコティック・パイナップル『Where's The Party? 』

74年にロサンゼルスで結成された4人組。80年のデビューアルバム。ジャケのラリッたパイナップルは「パイロマン」というキャラクター。
Psychotic Pineapple - I wanna get rid of you
●SORROWS/ソローズ『Teenage Heartbreak』

ニューヨーク出身の4人組。80年のデビューアルバム。初期ビートルズ風のガレージパワーポップ。
Sorrows "Bad Times Good Times" Trailer Oct 19
パワポとは
ソフトじゃなくて
ロケンロー


