AMR presents
The Rubinoos「ロックンロール・カヴァー・ナイト」
スペシャル・ゲスト:Kyle Vincent
場所: 高円寺HIGH
日時: 2017/11/09
開場 18:00 開演 19:00
4度目の来日を果たすルビナーズから日本のファンへ特別なプレゼント。彼らが愛してやまないロックンロールの名曲ばかりをプレイする特別なライヴに先着200名様をご招待。加えて、彼らと親しいUSシンガー・ソングライター、カイル・ヴィンセントがオープニング・ゲストとして出演。本国アメリカでも絶対観られないこの特別なライヴを絶対に見逃すな!!
*無料イベントですが、会場にて1ドリンクのご注文が必要になります。
アイドルの無銭(無料)イベントは数多いがロックバンド、特に来日バンドの無銭イベントは珍しい。しかも筆者が数ヶ月前からハマっているパワーポップUSAのレジェンド「ルビナーズ」だとは夢ではないかと何度も確認した。2011年以来通算4回目の来日ツアーということもまったくノーチェックだったし、このチャンスを逃したら二度と観れないかもしれない。他に気になるアイドルイベントもあったが、この日だけはと意を決して高円寺HIGHを訪れた。よくある70年代ロック再結成ツアーの加齢臭漂う客層ではなく比較的若めの現役ロックファンや女性ファンの多い現場は、新宿JAMやRed Clothのガレージロック系イベントの面持ち。
⇒【パワーポップUSA】THE POP/THE A′s/THE RUBINOOS/THE dB′S/MILK′N′COOKIES etc.
●カイル・ヴィンセント
何処かで聞いた名前だなと思ったが、ライヴを観ても思い出せない。アコギやエレピの弾き語りはAORと西海岸ロックとパワーポップのアマルガム。伸びのある高音のロングトーンの素晴らしさに震えるが、最も楽しいのは親父ギャグ連発のMC。アメリカのスタンダップコメディを思わせるステージにショービズ魂を感じる。カラオケをバックにハンドマイクで歌うベイ・シティ・ローラーズは本物以上に本物っぽい。後で調べたら2000年頃再結成BCRに参加したことを知り納得。1985年のクリスマスにキッス、ボン・ジョヴィとカイルのバンド、キャンディで武道館公演が企画されたがキャンセルになった、という話は本当のことだという。
Kyle Vincent | Wake Me Up (Acoustic)
●ルビナーズ
70年結成だから全員60代のルビナーズのメンバーの外見は気のいいおじさんだが、演奏は驚くほどパワフル。90年代に再結成して以来、コンスタントに活動してきた現役感がハンパない。60'sサーフ/ガレージ・ロック、バブルガムポップ、70年代パンク/ニューウェイヴを中心としたカヴァーはどれも一流のハーモニーでアレンジされ、アメリカらしいポップセンスに溢れている。オールディーズで盛り上がろう的なレトロ趣味ではなく、今現在のルビナーズスタイルを発揮して、満場のファンも大喜び。個人的にはフレイミング・グルーヴィーズ「シェイク・サム・アクション」と西部劇映画「続 夕陽のガンマン (The Good, The Bad, The Ugly)」のテーマ曲が嬉しかった、洋楽を聴き始めた中学生の頃を思い出した。オリジナルでもカヴァーでも関係なくルビナーズ入に染めてしまうポップの魔法を堪能した。
The Rubinoos - I Think We're Alone Now
カヴァーソング
ロケンロー精子
受粉せよ
物販で申し訳程度に飾ってあったサンフランシスコのガレージロックバンド「サイコティック・パイナップルズ」のブック型CDを購入。直接メンバーが参加していたわけではないが、記念としてルビナーズ・メンバー+カイル・ヴィンセントからサインをもらった。