A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

Vajra @ 高円寺 Show Boat 2009.8.7 (sun)

2009年06月09日 00時18分54秒 | 灰野敬二さんのこと
バサラ=三上寛+石塚俊明+灰野敬二としては2007年10月以来、1年8ヶ月ぶりのライヴ(その間海外公演はあったが)。3人合わせて175歳の強力なベテラン・トリオである。

三上さんの日本情緒溢れる怨歌にパワフルなトシさんのドラムと破壊的な灰野さんのギターが絡み、反音楽のギリギリのところを辿るスリリングさが溜まらない。そして何て刹那的な世界観を産み出すのだろう。日本人にしか出来ないアナーキーな音楽性は唯一無二なものである。

この日も左から三上さん、トシさん、灰野さんの並び。灰野さんはアンプにトラブルがあるらしく今ひとつ調子が出ない。それにも関わらず咆哮する三上さんのヴォーカルとトシさんのツボを得たドラミングに打ち震える。

後半灰野さんはアンプをマーシャルに変えて轟音ギターを聴かせる。ヴォーカルもかなり披露して混沌のステージを展開する。
1部と2部で110分。涅槃を体験したかのような心地よいライヴだった。

しかし灰野さんによるとステージ上のモニターの音が酷くて、まるで水の中でプレイしている感じだったと言う。「それでも出来る限りやった」と灰野さん。この日のライヴに満足していなかったのは明らかだ。でも灰野さん、客席には素晴らしい音で情念が伝わっていましたよ。安心して下さい。

内と外
音は違えど
この涙

この日の録音を送ってくれるよう灰野さんに頼まれた。




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いいかげんにしろ! セールス電話

2009年06月08日 00時30分37秒 | どーでもいいけど
最近とみにセールスの電話が多い。財テクとかマンション経営とかいった類の電話である。

家に掛ってくるのならまだしも、会社に掛ってくるのには参った。代表電話に出ると、いきなり「御社の社員の方々にご案内しておりまして云々」とくる。要は誰でもいいのだ、話ができる相手がいれば。
一体どういう会社の社員がこういう失礼極まりない電話を掛けてくるのだろう。私だったら耐えられないな。

それよりも個人情報がどうやって漏れているのか気になる。その内携帯電話にも掛ってくるのでは、と心配である。
セールス電話撃退法

セールスは
顔見せてやれ
バカ野郎

まったく頭に来る。


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ホメられて悪い気はしないが‥…

2009年06月07日 00時24分03秒 | インターネットの世界
新聞にも取り上げられて話題になっているのでご存知の方も多いだろうが、ネット上で自分をホメてくれる「ほめられサロン」というのが人気だ。

自分の簡単なプロフィールを入力すると軽快な音楽と共にホメ言葉が次々出てくるという単純なサイトだが、たとえ相手がコンピューターでもホメられて悪い気はしないものである。

何はともあれ一度トライしてみては:
ほめられサロン HP

ブログパーツにしたり、知り合いにホメ言葉を送ったりもできる優れものだ。

よく考えれば、機械にホメられてニヤニヤしているのも気持ち悪いし、「しかられサロン」というのも考えられると思うのだがどうだろうか。

お前って
凄い奴だと
ホメられて

どこか虚しい。

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中原昌也 お誕生会@六本木 SuperDeluxe 2009.6.4 (thu)

2009年06月06日 00時30分24秒 | 素晴らしき変態音楽
昨年に続き中原昌也氏=Hair Stylisticsの誕生日記念ライヴが開催された。39歳の誕生日だ。今回はジム・オルークとのユニット「suicidal 10cc」としての出演。他にはエレクトロ・ハードコア・パーティー・バンド「2 MUCH CREW」、シロップさん(氷蜜)ことスマーフ男組のコンピューマが参加する特別編成の「umi no yeah!」が演奏、そして東野祥子さんが「煙巻ヨーコ」としてダンスを披露した。

suicidal 10ccはイベントの最初と最後に演奏。最初の演奏では5分くらいやったところでいきなり電源が落ちてしまって、中原氏がクラリネットを短く切ったようなリード楽器を、ジムがドラムを演奏し、珍しいアコースティック・セッションが実現。15分くらいで電源が入りいつもの電子即興演奏。ジムはドラムにコンタクト・マイクを付け鋭いノイズを出す。

次にumi no yeah!が登場。シロップさんが電子楽器を演奏し、可愛い女性がノイズ・ギターをかき鳴らす。女性は最初はシルバーのジャンプ・スーツを着ていたが途中でそれを脱ぐとなんと水玉模様のビキニ姿。背中に「サンキュー 昌也」と書いてある。ビキニ姿の美人がギターを持ってはしゃぎ回る姿はとても楽しかった。

2 MUCH CREWは女性ひとりを含む5人組。ドラムやギターも使うが基本的にはシンセにラップ&絶叫が絡むノイジーなサウンド。客席のテーブルの上に乗ったり椅子を投げたり過激なスタイルとダンス・ビートに思わず立ち上がって踊ってしまった。中原氏が飛び入りでギターを掻きむしるハプニングも良かった。

最後に再びsuicidal 10cc。今度はジムはギターをプレイ。東野祥子さんの鍛えられたダンスが素晴らしい。それに呼応する形で二人も1回目よりもハーシュなノイズを聴かせる。頭がクラクラするような演奏だった。

終演は24時と遅くなったが、サービス満点の賑やかな誕生会だった。

39歳の誕生日を記念して中原氏の手作りの限定20枚のCDRを購入。これは貴重だ。

アラフォーに
爆発したぞ
昌也君

灰野さんの生誕記念公演と並んで毎年の楽しみが出来た。



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何故似てしまったのか、バイオリン虫

2009年06月05日 02時13分15秒 | Weblog
6月4日は「ムシ(虫)」の日。ネットで何か面白い虫がいないかと探していたところ、見つけたのがこの虫。

東南アジアに生息し、餌はサルノコシカケ。薬の材料を食べるとは贅沢な虫。
虫言葉は何と「混ぜるな危険」という訳の分からないものだという。
一体どんな鳴き声なのだろう。

以下はバイオリニストの林こずえさんのブログより:

バイオリンムシは、その名の通りバイオリンの様な形をした面白い昆虫です。木々の僅かな隙間でも入れるように、横から見ると薄っぺらいです。 熱帯の原始林に住み、サルノコシカケを食べて育ちます。実際、生きて動いているのを見たら、ちょっと気持ちがわるいかもしれません。ゴキブリとマイマイカブリをたして2で割ったような感じです。 昔、子供向けの本の「擬態」のページに載ってるのを見た事がありますが、森にバイオリンが落ちてるわけでも無し、人間が作ったバイオリンに擬態する訳無いでしょう。言うまでも無く擬態ではなく、ただ単に似ているだけです。

虫の日に
バイオリンの音
聴きたいの

上野の科学博物館に標本があるそうだ。

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尽きぬアヴァンギャルド精神~Merzbow「Uzura」

2009年06月04日 00時20分28秒 | 素晴らしき変態音楽
メルツバウの「13の日本の鳥」シリーズ第5弾は鶉(うずら)。ジャケットが可愛い。

「豊橋の農場で処分された259000羽の鶉のための鎮魂歌」という3部構成の曲が収録されているが、内容は相変わらずノイズ+ドラムのアヴァンギャルド大会。それでも所々鶉の鳴き声を思わせる高音の音響が入っている。とてつもない完成度の高いノイズで、秋田昌美氏の才能は尽きることが無いようだ。

レーベルからのメルマガによると5月中旬から13枚収録用の竹のボックスが出荷されたようだから期待していたが、今回はCDだけが届いた。全く気を持たせるレーベルだ。

竹の箱
早く届けと
鳥の声

メルツバウを聴きながら自転車に乗っていたら危うく事故るところだった。世界で最も危険な音楽のひとつであることは間違いない。

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街をヒラヒラ彩るティアードスカート

2009年06月03日 00時38分33秒 | トレンド・ウォッチング
最近ミニじゃないんだけどミニのようなふわふわしたスカートを着ている娘が多いなぁと思っていたら今流行のティアードスカートというものだった。「ティアード」とは「重ねる」という意味で、何枚かの布を重ねているスカートのことである。

一枚一枚がヒラヒラして見ていてとても心地よい。生足に履いた涼しげな様子もいい。フリンジブーツ以来の「萌え」である。
この夏はティアードスカートとホットパンツで素敵なおみ足を鑑賞させてもらおうじゃないか。

ティアーには
引き裂くという
意味もある

ひらひらふらふらへらへらはれはれ

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吸血ロック、CATSUOMATICDEATH

2009年06月02日 00時20分17秒 | ロッケンロール万歳!
ブログをやっているとたまに思いがけない出会いがある。アングラ好きの中学3年生(当時)の女の子からコメントを貰った時には流石に驚いた。しかも灰野敬二さんや裸のラリーズが好きだというからビックリだ。

今回もそんな素敵な出会いがあった。CATSUOMATICDEATH(カツオマティックデス)というR&Rバンドからのコメントだ。早速MySpaceで探すと立派なページがあった。
CATSUOMATICDEATH MySpace

元DMBQ,OOIOOの吉村由加嬢がドラムを担当しているのも一興だが、そのゴシック風のコスチューム、イギー・ポップやニューヨーク・ドールズのようなサウンドが気に入った。ダムド~ロード・オブ・ニュー・チャーチ、クランプスの流れを汲むグラマラス・サイコ・ガレージ・ロックを聴かせる。
実は5/31(日)に少年ナイフと共演したのだが、私は体調不良で参戦できなかった。残念。チャンスがあれば観てみたいバンドである。

新しい
出会いを繋ぐ
ブログかな

新しいバンドもたまには観なくちゃね。

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輝け我が青春~SYZE「UPPER NIGHT Revisited」

2009年06月01日 00時33分34秒 | ロッケンロール万歳!
タワーレコードからのメルマガでSYZEのCDが発売されたことを知って驚愕してしまった。色んなCDショップのサイトを検索して、Disk Unionで買うと特典が付いてくることを知り早速取り置きの電話を入れた。

SYZEというバンドは私が高校生だった頃大好きだった。吉祥寺マイナーでフリクションを前座にSYZEを観た。フリクションもシャープで悪くなかったが、いかんせんPAの不良でヴォーカルが全く聴き取れなかった。それに比べてSYZEは骨太のビートで、ヴォーカルもはっきりと聴こえ、身近な日本語のメッセージがビンビン身体に響いた。男臭いパフォーマンスに惚れてしまった。この時ラジカセを持ち込んで録音したカセットがあり、何度も聴いた。アルバム「東京ニューウェイヴ'79」にSEXとして収録されている「TV EASY」「無力のかけら」の2曲に、「街を歩いてみろ」「からっぽな一日」「HELLO MY PAIN」などこのCDに収録されている曲の他にローリング・ストーンズの曲の日本語ヴァージョンも演奏された。フリクションも録音したのだが、ヴォーカルが聴こえないので気に入らず、後に別のバンドをダビングしてしまった。高校生にはカセットテープを買う小遣いも無かったのだ。今となっては後悔している。

SYZEはヴォーカリストの伊藤耕とギタリストの川田良を中心に結成されたSEXを前身としており、1979~80年に活動した。その後THE FOOLSとなり人気を得る。多感な高校生の私に大きな影響を与えたバンドである。何故今頃になって発掘CDが発売になったのか、多分THE FOOLSの再結成がきっかけだろうが、きっと売れないだろうな。

東京ロッカーズ周辺ではSPEED、MIRRORSも好きだったのだが、SYZEへの思い入れは特別なのだ。

30年
昔の音は
生きている

あのヒリヒリするような刺激を忘れてはいない。

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