A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

JOJO広重、JON(犬)他@江古田Flying Teapot 2010.7.2 (fri)

2010年07月04日 02時04分15秒 | 素晴らしき変態音楽
5月に続くFlying Teapotでのsoma企画イベント。
ピュア・ノイズで固めた前回とは打って変わり、歌もの中心のラインナップ。
出演順にsoma、寺島暁子、JON(犬)、JOJO広重。

somaさんは半分くらいしか観れなかったけど、前回同様のピュア・ノイズ。優しい人柄に似合わぬ硬派なノイズ演奏がいい。

続いて元Doodles、現あみのめの寺島暁子さん。エレキギターの弾き語りで、如何にもJOJOさん好みのドリーミーな歌を聴かせる。さわやかな気分になれた。

3番目がJON(犬)。以前「犬彦」としてガーゼのドラマーと組んだステージを観たが、ソロは初めて。犬(狼との説もあり)の着ぐるみを着て、オルガンを弾きながら童謡のような歌を聴かせる。アニメっぽい声質がとてもキュート。

トリがJOJOさん。「JONさんの後はやり辛いですね」と言いながら、INU(町田町蔵!)の「メシ喰うな」やJacksの「いい娘だね」を含むカヴァーとオリジナルを演奏。MCがいつもより少なめだったのは歌に専念していたから? 時折耳を劈くノイズ・ギターが鳴り響くのが嬉しい。

これだけ豪華な面子を集めたにも関わらず動員は非常に厳しかった。フライヤーを作る等して宣伝すればお客さんを呼べるイベントなのに勿体ない。

このイベントに灰野さんと中原昌也氏にも出演してもらうよう企画中。もし実現したら出来る限り宣伝して成功させたいものだ。

人知れず
すごいイベント
行われ

「人知れず」じゃ困りますよね、somaさん。





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灰野敬二×七尾旅人 他@下北沢THREE 2010.7.1(thu)

2010年07月03日 00時39分48秒 | 灰野敬二さんのこと
灰野さんの一ヶ月ぶりのライヴ。シンガー・ソングライターの七尾旅人氏との初共演だ。
私は七尾氏の歌は聴いたことがなかったが、最近アンダーグラウンド系のミュージシャンとの対バンが多いので気になっていた。

この日のイベントはFRATENN presents 「3びきのペンギン」というもので、出演は、 ドラびでお + 伊東篤宏 / 井上経康 / FRATENN / 灰野敬二 + 七尾旅人 の4組(出演順)。会場の下北沢THREEは初めてだったが、小さいながらも音響のいいライヴハウスだった。灰野さんのライヴなので会場内は禁煙。それが嬉しい。

ドラびでお + 伊東篤宏は後半しか観られなかったが、伊藤氏が小型のOptrumを使っていたのが面白かった。ドラびでおはドラミングよりも映写されるビデオが印象的。
続く井上経康氏は打ち込みのバッキングに合わせてエレキギターのインストを聴かせる。ドラムンベース+プログレ・ギターという感じ。
FRATENNはg,b,dsのトリオで、Zazen Boysのようなテンポ・チェンジの多いアヴァンギャルドなロックを聴かせる。gとdsのヴォーカルがユーモラスでなかなか良かった。

さてお目当ての灰野+七尾デュオだが、最初に七尾氏がソロで自分の楽曲を演奏。ヴォーカルにエフェクトをかけてただのフォーク・シンガーじゃないところを見せる。2曲ソロでやって灰野さんを呼び込む。灰野さんはSGにエフェクターを4つ使用。いつもよりシンプルだ。七尾氏はギターを置いてヴォイス・パフォーマンスを展開。ちょっと山崎マゾ氏と灰野さんの共演を思わせるような前衛的な即興。途中で灰野さんが歌ったところが一番スリリングだった。最後に1曲だけ七尾氏がギターを弾いて自分の歌を歌い、それに灰野さんがバックをつける演奏。どちらかというとこの方向性を予想していたんだけど、いい意味で裏切られた。

久々の
魂の司祭
新鮮に

灰野さんは日曜日にペンギンハウスで狩俣さんと久しぶりの共演。これも楽しみ。

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昭和アヴァンギャルド~佐藤允彦「恍惚の昭和元禄」

2010年07月02日 00時49分49秒 | 素晴らしき変態音楽
現在ではヒーリング/フュージョン系の軟弱なイメージの強いキーボード奏者の佐藤允彦氏だが、1960~70年代にはフリー・ジャズの旗手として時代の最先端を走っていた。

佐藤允彦&サウンドブレイカーズ名義で1971年にリリースされたこのアルバムはロック系/フリー・ジャズ系のミュージシャンと組んでサイケデリック色の強いサウンドを追求したアマルガムな作品。
一曲目(A面)は水谷公生氏(g)、柳田ヒロ氏(org)等と共に、プログレッシヴな展開、スリリングなコラージュ、骨太なビートを追求したロック・ナンバー。
二曲目(B面)は高木元輝氏(sax)、豊住芳三郎氏(ds)等とのフリー・ジャズ・セッション。ただし奇怪なフレーズがコラージュされていてただのフリー・ジャズになっていないところが時代故か。
海外の同傾向の作品と比べてもまったく遜色のないストレンジ・ワールドを展開している。この時代の日本の音楽が如何に自由だったかを証明する金字塔。

元禄だ
みんなヒッピー
いと楽し

ジュリアン・コープの「ジャップロック・サンプラー」のトップ50アルバムでは堂々の7位にランクインしている。
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王道~スピッツ「つぐみ」

2010年07月01日 00時20分12秒 | こんな音楽も聴くんです
結成23年を迎えるJ-Rockの良心スピッツが9ヶ月振りの通算36枚目のシングル「つぐみ」をリリースした。
これが20年来全くブレのないスピッツの王道を行く名曲で嬉しくなってしまった。
ふと気がつくと彼等は私の人生の要所要所に常に存在していた。恋をしたとき、失恋したとき、仕事が上手くいったとき、失敗したとき、心の友になってくれたのはスピッツの曲だった。
永遠青年というべき草野マサムネの青臭いヴォーカルは、ヒロトの熱血感溢れる歌とは違った意味で私の心を応援してくれる。
ミスチルのような大成功は収めていないけれど、スピッツの唯一無比の魅力に惚れている私である。

いつの日も
隣で微笑む
友であれ

久々に彼等のライヴを観に行きたくなってきた。

コメント (2)
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