3日前の大島は「これぞ伊豆大島の夏!」という天気で、海は晴れ、山は雲の中でした。
ツアーの歩きはじめの風景です。
三原山はどこへ?(笑)
でも夏の雲は山の周辺だけの量の少ない雲なので、風で流れて景色が開けることもあります。
昨日も…
1986年の溶岩流の上です。
時々ウワ~っと霧が晴れて遠くの景色が見渡せます。
「スゴイ!」 急に目の前に現れる「溶岩の流れ」に注目しながらも、溶岩観察も怠りません!
「想像していたよりも意外に重い」とお父さん。 皆で重さを体感しました。
溶岩に腰掛け、溶岩を手に持ちながら溶岩クッキーをパクリ。
「すごいよこれ、そっくりで見分けがつかないよ。」
ゴジラも食べてみました。
霧で背景が見えないので、本当にお菓子のゴジラをかじっているみたいに見えます。
本物のお菓子を食べながら、火口の霧が晴れるのを待ちました。
「あ!見える~!!」少し縁がみえるだけで大いに盛り上がりました。
期待感をあおりながら全体を見せない思わせぶりな演出の三原山です。笑
溶岩フォトフレームの撮影ポイントでは…
子ども達2人が並んで記念撮影!
溶岩フォトフレームに顔が2つ!?
どんな写真が撮れたのか見てみたいです。
さてツアー後半は「霧の斜面を降りて帰ろう!」と決めていました。
何もない白と黒の不思議な世界を、紹介したかったのです。
周囲にはまったく人の気配がなく「ここはどこ?」の雰囲気も漂っていますがコンパスがあるので安心です。
「スゴイ~!」「誰もいない!」
建物も道もない溶岩と草と白い霧だけの世界。
この景色の中で休憩しながら、ゆっくり“不思議な世界”を味わいました。
これぞまさに“三原山の夏”
生き物のような霧の動きは,いくら見ていても飽きません。
外輪山が見えてきました。
雨の後だけ現れる湖も、霧の中から現れました。
「粘土みたいで面白い~」と子ども達。
大きな岩にも登ってみました。
超元気な子ども達です。
皆さん次々に色々なものを見つけてくれます。
「ここもドロドロ流れたんだね」byお父さん。
そうそう、そうなんです!
これを見て「タダの岩」ではなく「溶岩の流れ」を想像してもらえるとは…嬉しいです。
「火山仲間」を見つけた気分です。(笑)
「あ,交尾してる!」
動物の死骸の掃除屋オオヒラタシデムシたちも見つけてくれました。
「これ何ですか?」火山灰に沢山の富士山型…これもいまの時期ならではかも。
「あ!ハチが出て来た!」とお姉ちゃん。
観察による自力解決!(ハチと目が合ったようです。)
発見がいっぱいの三原山。
ツアー終了後もその姿を見せてくれなかったけれど、この時期ならではの天気を、思いっきり楽しんだツアーでした。
いや~楽しかった…皆さんありがとうございました!
(カナ)