グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

生物部合宿ツアー

2013年07月26日 | ツアー
今日はM高校生物部の皆さんのツアーを案内しました。
総勢16人での三原山フルコースです。

1986年溶岩流の上で1列に並んで写真を撮りました。
三原山とほぼ同じ幅だ~。(笑)

生物部合宿だけあって、みんな研究熱心です。

「イタドリが荒れ地で生きることができる理由」について、みんなで観察しながら議論しました。
授業で習った植物を実際に見られるのが面白いとのこと。

登山途中の崖も触って観察。

大島の溶岩が穴だらけのものが多い理由を考えてもらったら「水があるから」「火山ガスのせい」と、かなり確信にせまる答えが返ってきました。昨日、火山博物館に2時間ぐらいいて勉強したのだそうです。スゴイ~。

ところで今日は、霧が周辺をウロウロしていたものの、周りを取り囲まれることもなく昨日よりずっと良い天気でした。そして気温も高かった…。

水を飲みながら何度も休憩しました。

三原山は今ヤマユリ&サクユリが最盛期を迎えていますが、裏砂漠でとりわけ見事な花を見つけました。全部咲いたらいったい何個?

風の強い裏砂漠で、これだけの花数をつけ凛として立っているなんてスゴイです。
ユリとはいえ、尊敬します(笑)。

裏砂漠でおやつタイムをとってから草地を抜け森へはいったとたん、アブラゼミがすごい勢いで飛んでいました。写真の白い雲のところにある黒い点は全部セミです。

右へ左へ交差しながら飛び交います。
口を開けていたら入ってくるのではないかというような勢いです。

普通なら「きゃ~!」とか「いや~!」という叫び声が女性陣から聞こえそうですが、さすが生物部、ほとんど動じません(笑)

このあと希望者だけ早足で森を抜け昼のツアーは終了しました。

暑い中、良く歩きました。
お疲れさま!

…で、夜のツアーです。

みんなさぞかし疲れているだろうと思いきや「御飯を食べてお風呂に入ったら回復した!」とのことでとても元気。

フナムシが歩いていると…


素早く捕まえ観察!


「ハサミムシがフナムシを食ってます。」
「どれどれ?」

誰かが何かを見つけると、集まって観察。

これは…?

海の中の発光プランクトン“夜光虫”を捕まえたのだそうです。
「ほら光ってる!」と言われましたが,発光が一瞬なので私には見えませんでした。

「部室で飼えるかな?」「海水作れるし…」
生物部らしい会話です!

昼行生の蝶の寝姿が見られるのもナイトの楽しみのひとつです。
今日はこれを辛島が見つけました。

モンシロチョウかな?
かわいかったです。

星もキレイで流れ星も見られたし、暑いけれど楽しい1日でした。
M校生物部の皆さん,ありがとうございました~。

(カナ)



コメント
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