「疲れました〜」byハナムグリ

旬の花々にやってくる虫たちの観察が、楽しい日々が続いています。

たとえば、一昨日のブログに載せたユリの花には…


頭を突っ込んで蜜を吸う、ハナムグリの姿がありました！

それにしても、思いっきりツッコミすぎでは？（笑）

ハナアブの仲間がやってきて花粉を食し…


休憩中も自分の足についた花粉を舐めてオヤツタイム？

キレイ好きなのですね。

ハナムグリも身体中に花粉をくっつけて、休憩中でした。

こんなにたくさん花粉をつけて、体は重くないのでしょうか？

同じ日、三原山の遊歩道沿いではガクアジサイが、まだいくつも花を咲かせていました。

ハナムグリの仲間たちが１箇所に集まって、熱心に花粉を食べていました。

グリーンが美しいハナムグリも、花から花へ移動しながら花粉をなめていました。

ところが、この写真を撮った後に別のハナムグリの体を乗り越えようとして足を滑らせ、地面まで落下してしまいました！

「コツン！」という虫の体がアスファルトにぶつかった音がしたので、慌てて目で追うと…

お腹を見せた格好でジタバタ！

1分間ぐらいこのままでしたが、やがて「よっこいしょ」とばかりに普通の姿勢に戻りました。

そして、全く動かなくなりました。

「元の花に戻らないのかな？」と思ってしばらく見ていましたが、一向に動きません。
転落のショックか？はたまた彼らは平地からいきなり飛びあがることはできないのか？

あまりに動かないので、しばらく他を歩いてから戻ってくることにしました。

道中、路上には踏み潰された仲間の姿が…💦

「あのハナムグリも踏まれてしまったのでは？」と気になりました。

30分後に現場（？）に戻ってきました。

すると…

元いた場所とは正反対の方角に向かって、せっせと歩いているハナムグリを見つけました！

（写真の下から5分の1。右から3分の１のところにいる緑色の小さい点がハナムグリです😅）

アスファルトの凹凸を乗り越え、必死の形相（に見えた）で、懸命に歩くハナムグリ君。

あの〜、餌の花は反対方向なのですけれど？？

本当は手は貸さずに観察しようと思っていたのですが、なんだか大変そうなので助けてあげたくなりました。
で、持っていたマスクを差し出すと…

あまり不審がらずに登ってきて、あたりを見回しました。
（この時、目があいました！）

マスクに完全に乗っかったので、このまま元のガクアジサイの花まで運びました。

さて、ここでクイズです！
花に戻ったハナムグリ君ですが、その後どのような行動をとったと思いますか？

１・ムシャムシャ花粉を食べ始めた。
２・花の上で暴れて、また落ちてしまった。
３・花の下に入って出てこなくなった。

正解は…
３です！

ゴチソウ（花粉）が山のように残っているのに関心を示さず、花の下へ入って動かなくなりました。（写真のピントあっていなくてすみません💦）

「ワタクシもう疲れました…」っていう呟きが、聞こえたような気がしました😊

（かな）