グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

虫の言葉が話せたら

2023年07月04日 | 
今日、久しぶり(2週間ぶり)に、山へ行ってきました。

予想通りに季節が進んで、緑が濃くなり…

「シマノガリヤス」というイネ科植物の花が満開となり、ススキと混在して生えていました。

葉の形が似ているので、普段は「全部ススキ」のようなイメージで歩いていますが、花の時期になると「こんなに多かったんだ!」と驚かされます。

まるで、打ち上げ花火のようですよね!

イネ科の花は派手さはないけれど、風にサワサワと揺れる様は風情があり、「キレイだな」と思います。

キレイといえば、10年ほど前から三原山周辺で時々姿を見るようになったネジバナが、花を咲かせていました。

小さいけれど、美し〜!

立派にランですよね!

虫たちの姿も増えていました。
花弁が数ミリのヒメヤブランには、体長1〜2mmと思われる黒い虫がついていたし

(私の目には、もはや虫として認識できなかったです😅)

ガクアジサイの花には、1cmぐらいの小さなハチが立ち寄っていました。


遊歩道にはキマワリという甲虫が歩いていて、ピカピカの背中に私の影が映るのが楽しくて写真を撮っていたら

「シュタッ!」と、1mぐらい、飛び上がったのです。(カメラを向けていたので、飛ぼうとする瞬間が撮れてました)

今まで歩いているところしか見たことなかったので、一瞬驚きました。
本気出せば飛べるんですね〜(当たり前か…)

そして近くでは、キマワリ君よりさらにピカピカの、青く輝くルリチュウレンジが2匹で、交尾をしていました!

これまた初めて見るシーンでした!!

ところで、今日「?」と思ったのが、この風景でした。

オオシマツツジの葉が、あるまとまった範囲で、ほぼ食べ尽くされていたのです。

「犯人は誰?」と思って探したところ、イモムシが2匹見つかりました。

「え? 2匹でこの葉を全部食べたの?? お腹パンクっしちゃうのでは?」と驚きました。
それとも、もっとたくさんの仲間がいて、みんなで食べていたのでしょうか??

帰宅後、イモムシの種類を調べたら、なんとピカピカブルーのルリチュウレンジの幼虫でした。
ツツジの葉を食べるらしいです。
ううむ〜、やはり仲間みんなで食べたのかも?
でも、なんでこんな風に、まとまって食べるのでしょう?
周囲にツツジは山のようにあり、ばらけて食べた方が、捕食者に狙われにくい気がするのですが・・・

幼虫の気持ちがわからない〜!!!
虫の言葉が話せたら、聞いてみたいです…。

(かな)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする