グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ネジバナの謎

2023年07月25日 | 植物
先日のツアー中に、噴火後に再生した植物たちのパッチ状群落の中に、ネジバナがたくさん生えているのを見つけました。

ネジバナは、わりと多くの人に身近なランだと思いますが、噴火後の裸地に生えてくることはありません。
なので裏砂漠などで見かけると、「おお!」と思うのですが…
周辺には全く生えておらず、パッチ状群落だけに生えてたので、不思議に思いました。

ランは単独では発芽できず、ラン菌と出会って初めて発芽できると言われています。
このパッチに特別な何か(何?)が、あるのでしょうか?

7月22日に調べに行き、探し回って、ようやく場所を見つけました。

数を数えたら、このパッチだけで25本も生えていました!!

一番背丈が長いのは、29cmもありました!

ほかには、ヒョロヒョロ伸びた頼りなげなものから

ドッシリして、空に向かって真っ直ぐに生えているものなど…、さまざまでした。

なんだか、たくましいネジバナですよね?

😊

小さいのは背丈5cmぐらいで、草に埋もれていましたが

花の色は鮮やかで、一番綺麗でした。

周囲に生えているのは、イタドリ、ススキなどお馴染みのメンバーばかり…。なのになぜ、ここはネジバナが集まる場所になったのでしょうか?

見に行けば何かヒントが見つかるかもと思ったのですが、いつもの如く、何ひとつわかりませんでした(笑)

謎解きは続く!!

(かな)
コメント
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