試食？検食？

さあ、待ちに待った羽釜の蓋を取りますよ！

「うわぁ～！」と歓声が上がります。

「ご飯の匂い。」、「おいしそうな匂い。」など色々な声が聞こえます。

それにしてもいい香りがしますね。

これからしないといけないことは？

そうです。

園長先生がする仕事です。

園児たちには、ちょっとかわいそうですが、園長先生にお願いしました。

「園長先生、検食の時間です。」と言って、できたてホクホクのご飯を取り寄せます。

園長先生も園児たちに、「みんなが食べてもおなかが痛くならないかどうか園長先生が先に食べてみます。」と一言言った次の瞬間に「パクリ。」と一口で、パクパクと。

「園長先生だけずる～い。」と大ブーイングです。

そこで私が、「園長先生、みんなもいいですかね？」と言うと、「園長先生が食べてもおなかが痛くならなかったのでいいわよ。」と言うと大歓声が上がりました。

園児たちは、手を逢洗うと一列に並びます。

私が、しゃもじによそったご飯を手においてあげると「パクリ。」と一気に口へ。

「むしゃむしゃ。」と食べると、「おいしい。」、「あま～い。」、「家のご飯よりおいしい。」など大好評。

「それでは、これから教室に戻り、おにぎりを握りましょう。」