浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

「改革」は善か?

2015-06-14 22:32:07 | 政治
 佐賀県武雄市というところは、いろいろ実験的な市政を行ったことで注目された。まず図書館。カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(Culture Convenience Club Company, Limited)という会社に指定管理させるようにした。同社は、「TSUTAYA」の直営およびフランチャイズ事業をしている。だから、武雄市図書館には、TSUTAYAがありまたスターバックスコーヒー店がある。

 そして小中学校生にタブレット端末を与えて、それで授業を展開していこうとした。しかしいまそれが麻痺しているという。

http://dot.asahi.com/wa/2015061000077.html?relLink=org1

 http://dot.asahi.com/wa/2015061000079.html?relLink=org1

 「改革」という言葉を聞くと、すぐにそれに賛同する人がいるが、「改革」の内容をしっかり把握すべきであって、目新しい物に飛びつくと、このように大失敗することがある。

 特に地方自治体には、時々、なぜこんな人が、と思われる人が当選することがある。まあ、当選させた住民に責任があるのだが、しかし人々はだまされるからなあ。



 
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「沖縄戦・全記録」をみた

2015-06-14 22:04:36 | メディア
 NHKスペシャル「沖縄戦・全記録」は、素晴らしい内容だった。NHKのなかに、今も頑張っている人たちがいることを示している。日本テレビ系のニュース番組はひどいけれども、深夜に放映される“NNNドキュメント”があるように。

 数は少ないけれども、良心を持つ人々は、どこにでもいる。

 このスペシャル。沖縄戦の本当の姿、10万人以上の住民が戦闘で殺されたという。その姿をみた人々が、もと日本兵、もとアメリカ兵、住民がその体験を話す。その体験は今も人々の脳裡にやきつき、苦しめる。日本人も、アメリカ人も、ともに、この70年を苦しみながら生きてきた。

 そして1945年に多くの住民が亡くなった。

 確かに、戦争が始まると、人間のいのちは一挙に軽くなる。そういう事態を想像できるかどうか。

 ボクは、殺されたくもないし、殺したくもない。いかなる理由があってもだ。そういう殺し、殺されるという状況を、とにかくつくりださないことだ。

 今日のこの番組は、安倍政権の推進する好戦的な姿勢に対する、強烈な抵抗になるであろう。

 http://www.nhk.or.jp/special/detail/2015/0614/index.html
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沈黙

2015-06-14 08:35:07 | 社会
 1997年、神戸市須磨区で児童連続殺傷事件が起きた。あまりに残虐なその犯行に日本社会は驚愕した。犯行を行ったのは、当時14歳の少年だった。自らを酒鬼薔薇聖斗と名乗った。現在32歳となる、その加害男性が、手記を著したという。書名を『絶歌』(ぜっか)という。

 ボクは、それを読もうとは思わない。

 犯行時少年だったその男性は、教育などを施されて、社会に出て生きている。犯罪を起こした者が、刑期を終え社会に出て行くことは当たり前のことである。しかし、自らが起こした犯罪を直視し続けること、反省という安易な言葉ではなく、その行為の結果(殺人という行為)を真摯に背負いながらみずからの生を歩んでいくという、重大な決意を持つべきなのである。

 そしてボクは思う、それは社会的に対しては「沈黙」というかたちで行われるべきである、と。もちろん「沈黙」をずっと続けていかなければならないということではなく、いつかは自己がなぜそうした犯罪に至ったのかを、自己を厳しくみつめる中で著していくことはあってよい。しかしそれが今の時期なのかと思うと、いや今はその時期ではなく、「沈黙」をまもる時であるとボクは思うのだ。

 「沈黙」は、社会に何かを発信していないのではない。「沈黙」というかたちで発信しているのである。

 『絶歌』という書名も、気にかかる。

 被害者遺族の傷は今も癒えてはいないだろう。子どもを亡くした親がどれほど深く傷つくか、いかに自分自身に刃を向けるのか、子どもを交通事故で失った従姉にそうした姿を、ボクはみている。歌を絶つ、は、被害者自身である。強いられた「絶歌」である。まさか、加害者自身を「絶歌」としているのでないだろう。

 出版社の側が出版の話しを持ち込んだのか、男性の側からかは知らない。しかし現時点での出版は、被害者遺族への慰藉には決してならないだろう。

 「沈黙」し続けるべきだった。
 
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小さなタマネギ

2015-06-14 00:24:17 | 日記
 年が明けてから、2月頃だったか、タマネギの苗があるけど、植えるところあるか、と尋ねられ、あるよとこたえて植えた苗。まだまだ小さいままだ。

 最適の時期に植えたタマネギは、見事に生長し、食べたり送ったりしたした。残っているものは、駐車場に垂れ下がっている。レッドオニオンは、昨年に引き続いてつくったが、これも見事に生長し、周囲の人からお褒めの言葉をいただいた。

 さてその小さなタマネギだけど、こう教えられた。葉と根をとって、転がしておきなさい、そして8月下旬頃に植えなさいと。そうしたら早く大きくなったタマネギを食べられるよ、だって。

 今日、それを畑からとって、葉と根を取り除いた。かごの中に転がしておいたけど、それでいいのかな?

 今日は、ズッキーニを収穫、昨日は2本、今日は1本。ジャンボニンニクも収穫。植えていなかったのにでてきたジャガイモも。サンチュ、にんじん、インゲン豆。なす、キュウリ、毎日何らかの野菜を収穫。しかし、雑草の勢いは止まらない。収穫と除草。除草の時間のほうが断然多い。

 今年は、水なす、米なすも栽培。だんだん種類が増えてきて、畑にいる時間が多くなっている。

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