浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

寂聴さんの暴露話

2015-06-17 22:53:41 | その他
 『東京新聞』夕刊で、寂聴さんが、もう此の際だから全部話してしまおうということで、今まで秘めていたことを書き始めている。

 今は、女優森光子と作家水上勉とが恋愛関係にあったということを書いている。それもそれも具体的に。またもう亡くなった女流作家ら、もちろん林芙美子を個人的に知っている方々が、森光子主演の「放浪記」をこき下ろしていたということも。

 寂聴さんも凄まじい人生を生きている。とても真似は出来ないけれども、うらやましくもある。水上勉も寂聴さんになら話してしまおうと思ったのだろう。共通した生き方もあるからだ。

 寂聴さんの、とくに社会運動に関わった女性たちを題材にした小説を、ボクはほとんど読んでいるが、寂聴さんならではの小説だと思う。

 長生きして、いろいろ書いて欲しいと思っている。

 
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自民党のなかの良識派

2015-06-17 22:06:18 | その他
 自民党・村上誠一郎議員の嘆き。村上氏の主張に賛同できないところもあるが、それはそれとして今回の「参戦法案」反対では、統一歩調をとることができる議員である。


http://8bitnews.org/?p=5883
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「日の丸」・「君が代」

2015-06-17 20:59:27 | その他
 文科大臣から、国立大学で「日の丸」を掲揚し、「君が代」を斉唱するようにという要請が行われた。おそらくすぐに実施する大学は少ないだろうが、しかし徐々に広まっていくことだろう。

 なぜか。今後、おそらく政府・文科省は、「おたくの大学は、「国旗・国歌」を実施してないですね」などとにこやかに笑いながら、大学への予算を減らしていくことだろう。すると大学は、カネほしさに、「日の丸」を掲揚し、「君が代」を歌うようになる。

 現在、「大学の自治」は法的に葬り去られ、大学教員たちも国家の政策に抗することをしなくなっている。

 中には、そうした動きに抗する動きもある。

http://academicfreedomjp.wix.com/afjp

 日本の国家権力は、戦前から「態度」というものに着目してきた。心の中がどういうものであろうと、態度は右にならえさせようという志向をもってきた。教育関係の文書をみると、しばしば「・・・という態度を養う」という文言にぶつかる。画一的な行動をとらせることが教育の目的となっているのだ。

 その背景には、思想や信教の自由など内面の自由、そしてさらに表現の自由に対する無理解がある。国民は、国家の求めに応じて行動すべきだという国家主義的な思考が、生き続けているのだ。

 アメとムチにより、そういう国家主義的な画一的態度が、より強く求められていくのだろう。

 日本の支配層には、人権とはいかなるものかを理解することができない。自民党の憲法草案をみればそれは明らかだ、そういう思考をもった支配層が、今も尚日本の支配者なのだ。
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