権力者のまえで縮こまる記者たち。スカ政権下、ジャーナリズムは自死を選んだ。戦時下の翼賛体制の泥沼に飛び込んだ。
菅首相が「日本学術会議」問題で理由を説明せず! しかも記者会見でなく3社だけの「グループインタビュー」形式で追及封じ込め
権力者のまえで縮こまる記者たち。スカ政権下、ジャーナリズムは自死を選んだ。戦時下の翼賛体制の泥沼に飛び込んだ。
菅首相が「日本学術会議」問題で理由を説明せず! しかも記者会見でなく3社だけの「グループインタビュー」形式で追及封じ込め
尼提は、除糞人である。尼提は、釈迦如来の弟子となった。
芥川龍之介の「尼提」はその話である。この話は有名であるかもしれないが、私ははじめて知った。
尼提はバラモンらの糞尿を城(舎衛城)外に運び出す仕事をしている。糞尿を担いでいるところ、向こうから釈迦如来が歩いてくる。尼提は行き会わないように道を曲がる、するとまた道の向こうに釈迦如来が歩いてくる姿を見る、尼提はまた道を曲がる、するとまた・・・・・これが7度続いた。7度目は行き止まりであった。尼提は、釈迦如来に「どうかここをお通し下さいまし」と。釈迦如来は言った、「尼提よ、お前もわたしのように出家せぬか!」と。
とても短い文である。私は読みはじめて、釈迦如来が尼提にどういう態度をとるか、心騒がしながら読み進めた。そしてその結果に安心した。
現世の仏僧はカネまみれであるが、少なくとも釈迦はそうではなかったと思っていた。釈迦が尼提にあるべき態度を示したことで安堵した。
これは経文に書いてあるものを、芥川が翻案したのかもしれないけれども、よい話であった。
差別は、否定すべきことだからだ。
午後3時過ぎ、実家に行き着替えをして庭木をまるく刈る。子どもの頃からずっとそれをしている。最近は年一回になったけれども、秋から冬にかけて、槙垣根などをきれいに刈り揃える。しかし近年は近所の男性も高齢化して業者に依頼するようになった。私だけがかわらずにやっている。
そのあとは畑に行く。サツマイモを植えているところの雑草をとりながら、秋冬野菜を植えるところをつくっていく。掘り返すと、土は黒くなる。そこにキャベツの苗を植える。
しかし私が畑で作業を始める頃、急に風が強くなった。吹き方は冬のようだ。冬の風のように冷たくはないが、体温は奪われる。先日植えたレタスやキャベツの苗が、強い風に吹かれながら、倒れそうになっている。私はその廻りに土を盛る。
今年は梅雨が長く、ずっと雨が降り続き、梅雨が明けたと思ったらずっと猛暑で雨が降らなかった。いろいろな作物がそのために出来が悪かった。猛暑が去り始めた頃、ナス、オクラ、ゴーヤーなどの野菜がよく出来るようになった。
そして今日の強い西風。冬季の吹き方、からっかぜのようだ。
今年は冬が早く来るのだろうか。
政治の世界に冷たい風が吹いているように・・
スカ首相との朝食会には、ほとんどのメディアが参加した。彼らは権力トップとなれ合うのが嬉しいのだろう。
参加したメディア。
毎日、読売、日経、産経、北海道、西日本、中国、ジャパンタイムズ、共同、時事、NHK、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京
欠席したメディア。
朝日、東京、京都
テレビメディアは全滅。それが日本のテレビ。テレビは、安倍晋三=自民党・公明党政権以降、権力の翼賛機関となってきた。それが続いている。
いつも思うのだが、歴史的にはメディアは最後にはすべて腰砕けになる。