浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

いろいろ

2022-12-06 21:11:48 | 日記

 私は、企業がなんらかの悪事を働いた場合、その企業のものは買わない。森永製菓はいうまでもなく、雪印も、である。雪印は、メディアの前では謝罪をしたが、裁判になってから居直った。またダイキンも、買わない。『週刊金曜日』で、タンサがダイキンのPFOA垂れ流しを追及しているが、ダイキンはその対応を一切しない。

 サントリーが酒類の値上げをするというニュースがあった。そもそも私はアルコール分解酵素を持ち合わせていないので、酒はほとんどのまないのだが、サントリーはアベの政治の私物化の象徴であった「桜を見る会」前夜祭に無料で酒を提供したから、たとえ酒類を買わなければならなくなっても、サントリーは絶対に買わない。

 私は、このように他者の「悪事」は忘れない。

 ずっと前、朝鮮人の強制連行研究が始まった頃、当時明治大学の故海野福寿さんから静岡県の研究を委託された。その頃私は忙しかったので、私の代わりに連絡係としてTを紹介した。Tは、しかし、その事業について私には一切の連絡をしないまま、いつのまにか静岡県についての調査を独り占めした。私は、それに関する自治体から別の仕事を頼まれていて、頼まれたときにはTとともに関わろうと考えていたのだが、もちろんTを誘うことはやめたし、今もTとはできる限り関わらないようにしている。

 歳を重ねるなか、ストレスをできるだけ抱えないようにして生きていたいと考え、ストレスになりそうなものから遠ざかるような生活をしている。とりわけ、厭な人物とはつきあわないようにしている。厭なヤツはたくさんいる。とくに男。はじめて会うときでも、何らかの自慢話をしてみずからの優秀さを誇示しようとする。そういう人とは、一度だけで終わらせるようにしている。

 この寒さの中でも、私は2時間ほど農作業にでている。農作業は、人ではなく自然を相手にするのでストレスはない。畑を耕していると、鍬の下から蛙が跳びだしてくることがある。冬眠を中断させてしまったのだ。生ゴミを畑に捨てると、カラスが飛んできて啄む。ホトケノザのピンクの花が咲く。野菜は、この寒さの中でも生長する。

 自分が人間嫌いになってしまっていることを感じる。政治や社会が劣化しているから余計にそうなっている。

 

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多作は信用できない

2022-12-06 19:53:28 | 社会

 「終活」の一環で、蔵書の整理をしているが、今は保阪正康さんの本である。何年か前に、保阪さんに講演を依頼したことがあって、その関係でかなりたくさんの本を購入して、講演の前に読み込んだ。その講演に注をたくさんつけて文章化したが、そのときに使用した本は、今はもういらなくなった。赤線を引いたり書き込みをしたりしたものは廃品回収にだすとして、付箋をつけたものは付箋をとってブックオフにでも持っていこうとしている。

 しかし、保阪さんは多作である。彼の場合は、今までの蓄積があるので、それをだせばよいのだが、なかには蓄積もなく、いい加減なことを書き散らす者がいる。

 私は基本的に、多作の人は信用しないことにしている。文を書くということは、とてもたいへんな作業であり、とりわけ歴史に関わる文は、史料に基づいて史実を明らかにしなければならないので、とても時間がかかる。にもかかわらず、多作の人は多い。

 さて保阪さんの本、『あの戦争は何だったのか』(新潮新書)、これも雑紙として捨てるのだが、パラパラとみていたら、こういう文があった。

 「どの国とも異なって、まずは軍部が先陣を切って戦争という既成事実をつくりあげ、さてそれから戦争目的があたふたと考えられ、国民にはとにかく戦争に協力しろ、勝たなければこの国は滅ぼされると強権的に押さえつけることのみで戦われたのだ。」(156頁)

 今の日本は、再び同じような方向に進んでいるように見える。沖縄に自衛隊基地が次々と建設され、中国との戦争を準備しようとしているようだ。しかし、日本には、中国と戦わなければならない理由はない。にもかかわらず、日本の軍隊=自衛隊は、みずから「世界最強」と認識しているアメリカ軍とともに、またその一員となって共同作戦を展開することがうれしくてたまらないのだ。

 以前、航空自衛隊の幹部と話したときに、彼らはアメリカ軍とともに行動することが嬉しくてたまらない、という感触をもった。

 日本軍=自衛隊にとって、「戦争目的」なんかどうでも良いのだ。

 しかしよく考えれば、日本経済は中国なしには立ちゆかなくなっているし、また中国と戦争すれば日本はあっという間に降伏となる。中国は、一、二発ミサイルを原発に打ち込めば良いのだから、簡単である。また、中国人は、1930年代後半から45年までの戦争体験をきちんと心に刻んでいる。その戦争体験は、日本の政治家など支配層は認めたくないだろうが、事実は事実である。日本は中国を侵略し、そこで無数の蛮行を繰り広げたのである。中国軍は、その記憶を戦意として、日本に押し寄せるのだ。

 日中不再戦は、日本の最高の方針とならなければならない。

 

 

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「虹波」という人体実験

2022-12-06 12:45:50 | 近現代史

 こういう事実は決して忘れてはならない。日本の軍部や医療者は、関東軍731部隊の悪行以外にも、こういうことをしていたのだ。

あらゆる投薬法で「七転八倒」「遺骨は青く」 熊本・ハンセン病療養所で「虹波」人体実験 園長の目の前で…入所者が証言 菊池恵楓園

陸軍の人体実験「虹波」、ハンセン病入所者9人死亡 熊本の療養所が初開示

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この顔がすべてを物語る

2022-12-06 12:34:04 | 政治

 何度も書いているが、一定の年齢を重ねると、その人物の人柄や人格などが顔に現れる。これはヒドイ!と思う人の顔は、それに準ずる。

 他の人びとに悪罵を投げつけることで人気を得てきた人は、そのような顔になる。

安倍さんがすばらしいと言った人材」という声も…杉田水脈が“差別発言”を連発しながら「出世」できたわけ

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