今日の『中日新聞』2面、3面で、拉致問題を扱っている。3面は、蓮池透さんからの聞き取りである。蓮池さんの意見には、ほとんど同意する。
安倍政権が「恐怖をあおっている」が、「米朝が対話のテーブルにつくよう助言すべき」だという。その通りである。私はこのブログで何度も書いている。
拉致問題で、「救う会」が、「北朝鮮をつぶせ」と叫ぶのを見て、「これでは右翼の街宣と変わらないと思った」と語っているが、そうした目的を持って右翼が入り込んだのだ。蓮池さんはそれについていけず、「救う会」から「実質的に除名された」ようだが、「拉致問題が在日いじめやヘイトスピーチの理由にも使われている」、また「政治利用されている」との指摘は重要である。
日本人のやられたらやり返せという心情は、物事を解決に導かない。理性的に、感情に走ることなく、冷静に交渉していくことだ。拉致問題が早く解決に向かい、拉致された方々が解放されることは私が望むことではあるが、敵対では絶対に解決しない。急がば回れということわざを考えるべきだ。
北朝鮮に対する、日本の植民地支配とそれに伴う加害責任は、今も未解決のまま存在しているのである。それを忘れてはならないと思う。その解決を模索する中で、拉致問題もよい方向に向かうのだと思う。
安倍政権が「恐怖をあおっている」が、「米朝が対話のテーブルにつくよう助言すべき」だという。その通りである。私はこのブログで何度も書いている。
拉致問題で、「救う会」が、「北朝鮮をつぶせ」と叫ぶのを見て、「これでは右翼の街宣と変わらないと思った」と語っているが、そうした目的を持って右翼が入り込んだのだ。蓮池さんはそれについていけず、「救う会」から「実質的に除名された」ようだが、「拉致問題が在日いじめやヘイトスピーチの理由にも使われている」、また「政治利用されている」との指摘は重要である。
日本人のやられたらやり返せという心情は、物事を解決に導かない。理性的に、感情に走ることなく、冷静に交渉していくことだ。拉致問題が早く解決に向かい、拉致された方々が解放されることは私が望むことではあるが、敵対では絶対に解決しない。急がば回れということわざを考えるべきだ。
北朝鮮に対する、日本の植民地支配とそれに伴う加害責任は、今も未解決のまま存在しているのである。それを忘れてはならないと思う。その解決を模索する中で、拉致問題もよい方向に向かうのだと思う。