12月8日、NPO法人日本交渉協会の第9回燮会に参加してきました。
通常、参加者より2件ほど事例発表があるのですが、今回は最初に開発中の交渉ケース・スタディのテストが行われました。複数名でそれぞれ利害の対立する交渉参加者を演じるのですが、交渉学を学習するためのケースという事で、当協会が規定する交渉要素、つまり①ゴール設定→②ニーズ創出→③価値ポジショニング→④期待値調整→⑤駆け引き→⑥合意形成、のそれぞれの要素をできる限り網羅する形での交渉が求められました。
言うは易しで、やってみるとケーススタディながら最初のゴール設定までこぎつけることさえ、制約された時間の中でなかなか難しいものでした。しかし、こういった場面は現実でもしばしば起き得ることです。参加された皆さんも迫真の演技で、さすがは経験豊富なビジネスマンだと思いました。
ケース・スタディ終了後は、通常通りの事例発表でした。今回は由田栄亮さんより、クレーム対応の事例についてでした。成功例、失敗例と豊富な事例が登場しましたが、僕にとっては経験したことのない業界での具体的事例が新鮮であり、一方でそこから業界を問わない普遍的な要素も学ぶことができ、大変有意義な内容でした。
終了後は忘年会が行われました。交渉アナリストとして最初の1年でしたが、来年の活動に向けて様々なアイデアが飛び交い、今後がさらに楽しみです。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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