窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

日本プロ野球2014 横浜vs広島5回戦

2014年04月21日 | スポーツ観戦記


  4月19日、野外の野球場でビールを楽しむにはまだまだ寒い曇天でしたが、今シーズン二度目の野球観戦に行ってきました。

  昨年ようやく最下位を脱出した横浜でしたが、この時点で早くも借金9、5位ヤクルトに2ゲーム差をつけられての最下位。五連敗中です。



  しかしこの日の横浜先発は期待の2年目、井納投手。ここまでのチームの勝利数4勝のうち、実に3勝を彼が挙げているというラッキー・ボーイ的存在。チームの連敗脱出を託すには井納投手しかいないという、期待を背負っての登板でした。



  立ち上がりに難のある井納投手でしたが、この日はストライク先行の投球で一番堂林選手、二番菊池選手を連続三振に討ち取り、簡単に2アウトをとります。ところが、今日はいいなと思った矢先、三番丸選手にレフトへのホームランを浴び、早くも1点を失ってしまいます。



  一方、広島の先発はルーキーながら開幕二戦目でプロ初勝利を挙げ、こちらも期待の九里投手。



  しかし、先頭の梶谷選手にいきなりセンター前ヒットを浴びます。



  二番石川選手は送りバント、三番井出選手が倒れ、二死三塁。ここで四番中村選手がライトへのタイムリーヒット。横浜もすかさず同点に追いつきます。



  試合はその後、膠着状態に。しかし、投手戦というよりは両チームとも要所での攻撃ミスで自滅しているという展開でした。試合が再び動いたのは四回表。俊足の菊池選手がヒットで出塁。二番・三番と倒れ二死となりますが、高城捕手の隙を突き菊池選手が盗塁成功。二死二塁となり、打撃好調の四番エルドレッド選手がレフトへの勝ち越しタイムリーヒット。この辺の鮮やかな攻撃はさすが首位のチームです。



  広島リードの展開でしたが、先発投手の出来は、制球に苦しみ球数の多くなっていた久里投手より井納投手の方がどちらかといえば良かったように思えました。ところが、その井納投手が7回表に突如崩れます。

  先頭のキラ選手、続く松山選手に連続ヒットを浴び、無死二塁・一塁。七番木村選手は三振に切って取りますが、八番石原選手に四球を与え一死満塁。

  ここで広島は先発久里投手に替え、代打梵選手。広島側スタンドが一気に盛り上がります。ところが、この梵選手に何と井納投手が連続四球を与え、押し出しとなります。最悪の形で3vs2と突き放され、嫌なムードが漂います。



  これまで中継ぎ、抑え投手が次々と炎上し連敗を重ねてきた横浜。先発投手にはできる限り長く投げて欲しかったところだと思います。七回まで二点に抑えれば上出来ではあったのですが、この失点の仕方が余りにも悪すぎました。

  横浜は井納投手を諦め、中継ぎから再起をかける高崎投手に交替。



  嗚呼、しかしこの状況を任せるのは今の彼には荷が重すぎたか…。ここまで三打席ヒットなし、守備では四回にファウルフライを落球と良い所のなかった堂林選手に、何といきなりの満塁ホームランを浴びてしまいます。

  前回観戦の巨人戦では1イニング10失点、二日前の中日戦では初回四点を挙げながらサヨナラ負け。シーズン始まったばかりだというのに、信じられない光景を幾度となく目にしてきましたが、またしても。これが「敗者の文化」の頸木というものなのでしょうか…。

  七回の六点差、致命的でした。



  広島はその後、永川投手、一岡投手、西原投手とリレーし、横浜打線を零封。



  先日、両リーグ最速の10敗目を喫したばかりの横浜はこれで六連敗。光明がなかなか見えてきません。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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