今日は8年前からお世話になっている岡本慶一先生のゼミでお話させていただく機会がありました。場所は関東学院大学。4年前に同じく地元の横浜私立大学でお話させていただいた時は大教室でしたが、今回は十数名の学生さんと小さな研修室でのお話でした。
テーマは「繊維リサイクル拡大のための新規市場開拓」。我々故繊維業の話は、恐らく学生さんにとって初耳ばかりのことだと思いましたので、初めに弊社の事業について説明したDVDを見ていただきました。それを踏まえて本題ですが、2009年に発売を開始した「特殊紡績手袋 よみがえり」を題材に、マーケティングの観点から説明させていただきました。
そして繊維リサイクル拡大のためのさらなる新商品開発の可能性について。この十数年、泡沫の如く出ては消え、出ては消えていった様々な事例を元に、障害となっているものは何か、またその障害を克服するために必要なことは何か、について問題提起させていただきました。
本来は、その問題についてディスカッションをする予定だったのですが、残念ながら時間の制約もあり、今回はそこまで踏み込むことができませんでした。これから就職活動をされるという学生の皆さんにとって、我々故繊維業の話はとりわけ「脱日常」的だったのではないかと思います。限られた時間に比して少し情報量が多かったと思いますので、きちんとお伝えできていたのであれば良いのですが。
しかし、質問はいくつも出てきて、逆に渦中の我々ではなかなか得られない客観的な意見や感想を伺うことができました。私の方こそ、勉強させていただいた気がします。
岡本先生、学生の皆様、ありがとうございました!
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした