10月14日、mass×mass関内フューチャーセンターにて、第63回YMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)を開催いたしました。
今回の講師は、横浜パーク法律事務所の弁護士・原田雅紀さん。「激増する弁護士 弁護士の探し方・選び方のコツ」と題してお話しいただきました。
初めに原田さんご自身のお仕事の概要を伺ったのですが、まず弁護士一人が抱えている案件の多さに驚かされました。また案件の範囲も民事から刑事まで幅広く、僕自身が抱いていた弁護士のイメージが最初に覆りました。
さて、本題です。2002年(平成14年)の司法制度改革を契機に、弁護士の数は約1.8倍に増加しました。ところが弁護士が扱う事件数の方はむしろ減少傾向にあり、この5年間で2割も減少しています(社会的には望ましいことなのでしょうが…)。
簡単に言えば、弁護士が供給過多であるというのが今日の現実なようです。それを反映してか、我々も近年法律事務所の宣伝をあらゆる媒体から頻繁に目に(耳に)するようになりました。
人生の中で弁護士を利用する機会というのはそう多くはないと思いますが、それでも必ず何らかの形でお世話になることはあると思います。いざ弁護士が必要となった時、我々はどのように探せばよいのでしょうか。お話を伺うと、実にさまざまな窓口があるようです。しかし、依然として知人や他の弁護士からの紹介が無難であろうということでした。
次に弁護士を選ぶ際のポイントですが、要約すると「問題解決能力」・「信用性(リスクも説明してくれるか)」そして「相性」も大事なポイントになるようです。今回最も勉強になったのは、弁護士の報酬体系について。いや、知らないことばかりで驚きました。
終了後の懇親会では、セミナーでは扱えなかったさらに深いお話を伺うことができました。
なお今月で満5年を迎え、来月から6年目に入るYMSですが、のべ参加者総数がちょうど1,100名に達しました。
次回は11月11日(水)開催の予定です。
過去のYMS活動レポートはこちら
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした