窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

ジャマー・マスジット 

2011年12月13日 | 史跡めぐり


  ジャマー・マスジットはデリーにあるインド最大のモスク。ムガル帝国(1526年~1858年)の最盛期、有名なタージ・マハルを創建したことでも知られる、第5代皇帝ジャー・ジャハーンにより、6年の歳月をかけ1662年に完成しました。



  1659年頃の世界(地図をクリックすると拡大します:「世界歴史地図」より)。



  広い中庭では礼拝のために2万5,000人が収容できるといわれています。しかし、アグラの遺跡を知ってしまうと、デリーの城やモスクは規模こそ大きいものの、面白味に欠けるというのが個人的な感想です。

  中庭の泉では、イスラム教徒たちが清め(ウドゥー)を行っていました。同じ水で手を清め、足を清め、口も漱ぎます。

  1857年のインド大反乱(セポイの反乱)では、白装束に身を固めた反乱軍がここジャマー・マスジットでイギリスに抵抗を試みました。ジャマー・マスジットに至る赤い石段は、反乱軍の白い死体で覆われたといわれています。

  繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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