窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

本場らしく、日本らしく―威南記海南鶏飯(田町)

2024年12月20日 | 食べ歩きデータベース


 12月5日、日本でもだいぶ認知されるようになった、シンガポールチキンライスの名店「威南記海南鶏飯」の日本本店に行ってきました。

 広々としたガラス張りのお店は、本当にシンガポールやマレーシアで見かける「ちょっといいお店」の雰囲気です。料理も本場らしさを大切にしつつ、日本人好みに合うよう、ちょっとアレンジしているのかなと思いました。



 初めに、「タコとパクチーのサラダ」。日本で食べるパクチーは香りの薄いものが多いと感じますが、これは強烈にパクチーの自己主張が感じられました。タコも新鮮で柔らかく、美味しいです。



 「きのこのオムレツ」。これも台湾から東南アジアにかけて屋台でよく見るオムレツです。

 

 今回、敢えてチキンライスは頼まず、代わりに「ローストチキン」と「スチームチキン」を半羽ずつ頼みました。味付けは薄いので、好みに合わせてテーブルにある調味料で調整します。



 「牛肉の黒胡椒炒め」。

 

 チキンライスにしなかったのは、この「フィッシュヘッドカリー」があるから。フィッシュヘッドカリーはシンガポールや隣のマレーシアでポピュラーな料理です。鯛のお頭が入っていたのは日本的でしたが、ココナッツミルクベースの後引く辛さのカレーが、長粒の香り米ととてもよく合います。これを一番食べたのではないかと思います。



 これも結構ポピュラーですね。揚げ豆腐のあんかけ、「鉄板豆腐」。



 最後は「BBQ&ローストポークヌードル」。「麺仔」というちぢれた細麺と甘いタレが東南アジアらしい。

威南記海南鶏飯 日本本店



東京都港区芝浦3-4-1 田町グランパーク1F



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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川沿いにできた、驚きの居酒屋―ささご(野毛)

2024年12月19日 | 食べ歩きデータベース


 日頃お世話になっている、高瀬誠さんの後輩(山口竹志さん)が大岡川沿いに新しく居酒屋をオープンされたと高瀬さんがSNSに投稿されていたのを見て、翌12月4日にお邪魔してきました。「居酒屋ささご」さんです。

 テーブル席の椅子が赤い革張りだったので、和風の居酒屋としては珍しいなと思ったのですが、前はイタリアンのお店が入っていたようです。カウンターは白木の新調でした。少し高い位置にある水槽には、カワハギが泳いでいます。

 入口の垂れ幕に「日本酒 活魚 釜飯」とあったので、これらがウリのお店なのだと想像できますが、驚いたのが冒頭の「刺身盛り合わせ」が何とお通しとして出てきたことです。それも本マグロ、メバチ炙り、ヒラメという豪華な3点盛りです。鮮度も良く、のっけから大満足でした。



 さらに珍味で驚いたのが、「数の子チーズ」。メニューに赤丸がしてあったので、恐らくお店としてもお勧めの一品なのだと思いますが、数の子とチーズの相性がこんなに良いとは想像もしませんでした。数の子とチーズがコントラストをなす食感、味わいも喩えが変ですがチートス並みの濃厚さで、箸が止まりません。



 お酒は、「鍋島 特別純米酒」。



 「海老しんじょうの湯葉巻き天ぷら」。



 「辛子れんこん」。



 「あんかけ卵焼き」。



 先日の「酔鯨試飲会」でも飲んだ、「酔鯨 純米吟醸 吟麗 しぼりたて 生酒」。あの時とても美味しかったので、今回もいただきました。



 釜飯は迂闊にも写真を撮り忘れ、釜だけになってしまいましたがお許しください。頼んだのは「イカわたの釜めし」。意外とあっさりしていました。他に、「鯛といくらの釜飯」、「蛤出汁の貝釜飯」があります。



 「マグロカツ」。

 明るい店内、一品、一品が上品で気になるメニューがまだまだ沢山あります。またお邪魔させていただきます。

居酒屋ささご



神奈川県横浜市中区花咲町1丁目2 リバーサイド桜木町103



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10年ぶりの広島でよいホルモン屋さんに出会いましたーやまと(広島駅西)

2024年12月18日 | 食べ歩きデータベース


 11月14日、10年ぶりの広島でたまたま入ったお店、「やまと」。一言でいえば、大当たりでした。



 狭く、急な階段の昔ながらの店舗に、煙もくもくの七輪炭火焼が期待を高めます。しかし、その前にまず、この変わったタレに驚きました。しかもこれ、見た目と違い、とてもあっさりしているのです。



 そして飲み物は、中ハイボール。普通のお店なら、大ジョッキの大きさです。



 では、大はというと、この大きさ!

 

 さて、もちろんホルモンばかりでなく、お肉も充実しています。まずは、分厚い上タンから。前日、YMSでお肉の勉強をしたばかり。学びを生かし、頻度よくひっくり返します。

 

 シマチョウ(大腸)。シマチョウの話も出てきましたね。新鮮で臭みのないシマチョウはお肉に負けず劣らず美味しい。



 久しぶりのユッケ。



 レバーは少し湯通ししてあるようです。

 

 ハラミ。

 

 上ホルモン(小腸)。



 カルビ。とても美味しかったので、カルビ、ハラミはおかわり。



 驚いたのは、この土鍋炊きごはん。写真だと伝わりにくいですが、ふたを開けた途端、輝くお米が現れ、ふっくら良い香り。これだけご飯にこだわって出す焼肉屋さんには出会ったことがありません。脱帽しました。

ホルモン焼肉やまと



広島県広島市南区大須賀町10-7



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静岡が感じられる居酒屋ー魚魚炉(沼津)

2024年12月17日 | 食べ歩きデータベース


 10月31日、宿泊したホテルのすぐそばにある居酒屋「魚魚炉」さんにお邪魔しました。以前、静岡市にある、メニューに静岡らしさ溢れる「みぜん」をご紹介しましたが、こちらのお店も沼津、静岡らしさのある良いお店でした。

 例えば、上のお刺身盛り合わせ。定番の、アジ、イカ、マグロの他、駿河湾と言えば思い浮かぶ、生しらすと桜エビもちゃんとついています。



 こちらも何の編綴もないコロッケのようですが、三島特産の三島馬鈴薯を使用した、甘みがありクリーミーな三島コロッケです。



 僕にとっては、沼津といえば、大きな真アジの干物。迂闊にも写真を撮る前に食べてしまったので、隣の干物を撮らせてもらったのですが、何でも二度焼きを頼んだらしく、このような色になってしまっています。



 駿河湾、とりわけ東伊豆といえば金目鯛ですが、こちらはキンキの煮つけ。金目鯛と違い、キンキは駿河湾あたりが南端のようで、主に北海道で獲れるそうです。弊社富士営業所に行った時の定番、「海郎小屋本店」でもキンキの煮つけが出てきました。



 そして最後は、静岡おでん。静岡おでんは、以前静岡市の「乃だや」をご紹介しました。

魚魚炉(ととろ) 沼津本店



静岡県沼津市新宿町1-20 稲木ビル 1F



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徒歩1分圏内なのに、初ーだいご(二葉町)

2024年12月16日 | 食べ歩きデータベース


 ナカノ株式会社事業本部から1分とかからない、すでにこのブログでご紹介した、「万平食堂」、「オステリア小川製麺所」のさらに並びに昔からある、だからこそ盲点だった居酒屋さんです。「灯台下暗し」とはこのこと。



 ウナギの寝床のような狭い店内、そしてそこにびっしりと張り巡らされた品書きの数々は、まさに昭和の居酒屋。メニューのひとつひとつは、取り立てて珍しいものではないのですが、それがどれも美味しく、またこの歳になると、こういう雰囲気が落ち着きます。ここの生まれということもあるのかもしれません。イメージで言うと、大井町の「野焼」に似ていますが、そちらの方は店内が広くガヤガヤとしていたのに比べ、こちらはより落ち着いて飲むことができます。



 とりわけ元魚屋さんだったというご主人、お刺身を始めとする海鮮系は逸品です。この日は一人で切り盛りされていて、本当にお忙しそうでした。



 白子ポン酢もこの通り。



 懐かしい鯨の刺身も昭和感を誘います。



 以降、揚げ物が続きますが、揚げたての天ぷら、フライも本当に美味しかったです。しめじと獅子唐の天ぷら。



 つまみにによい、とり皮揚げ。



 今年は水温が高く、牡蠣が小ぶりだと聞きますが、このカキフライは大きかったです。



 最後は、アスパラガスの天ぷら。ご一緒した方のチョイスですが、良い好みだと思いました。

だいご



神奈川県横浜市南区二葉町4-29-29



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2024年の感謝を込めてー第171回YMS

2024年12月13日 | YMS情報


 2024年12月11日、1年の締めくくりとなる忘年会、第171回YMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)を開催しました。

 今回は初めて、1959年創業、横浜中華街の老舗『牡丹園』さんにお邪魔しました。生憎僕は参加できなかったのですが、大変好評だったようです。参加された方からいくつか感想をいただいていますので、ご紹介します。



「大きな鯛のおかしらつきお刺身のサラダ仕立てから始まり、アワビ、ホタテ、エビ、カニ、ウニ、フカヒレなど、豪華食材の中国料理をいただき、最後のチャーハンに鯛のスープをかけていただきました。デザートもついて、とても満足・満腹です。中華街の真ん中のパワースポットのような牡丹園さん、ありがとうございました。エネルギーが充満したところで、締めのご挨拶が「ふるさと納税」の話でした。横浜から全国にふるさと納税しているのに、引き合いが少ないワーストワンだそうです。YMSの役割を再認識しました。自分自身でも、今年は中華街に納税してみます。」



「お料理が素晴らしくおいしかったです。写真を撮り忘れてしまったのですが、ウニの茶碗蒸しは必ず注文したい一品でした。来年からお世話になる、benten103さんにご挨拶頂き、次回に続くことが感じられたこともよかったです。」



「2024年の忘年会、今年から参加された新顔、久々の方にもお逢い出来、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。牡丹園さんのコースは、今では珍しくなった、手作り感のあるスタンダードな中華料理が並び、懐かしい思い出に浸りながら、素敵な時間を過ごすことが出来ました。まるで昭和にタイムトリップしたようなお店で、楽しいひと時、最高の時間になりました。本当にありがとうございました。」

 また、2024年のYMSは以下のようなセミナーを開催しました。

第159回(1月):中国茶を楽しむ
第160回(2月):進化し続ける「かき氷」について
第161回(2月):自社の知財を見つけるセミナー(沖縄開催)
第162回(3月):日本の田舎をどうにかしようと思ったら、東南アジアでホテル経営をしていた件
第163回(4月):ベンダーマネジメントのすすめ~ 外部のデジタルの専門家たちとどうやりとりを行えば、自社のデジタル導入がうまくいくのか ~
第164回(5月):クルージングを利用したエンゲージメント向上 /複業人材活用のすすめ
第165回(6月):エンターテインメント業界が経済に及ぼす影響
第166回(7月):発達障害が拓いたYouTube JAPANトップクリエイターへの道 〜生意気小僧を添えて〜
第167回(8月):目的はワイン、目標は3,000人。パリオリンピックを記念して、フランスワインを楽しむ
第168回(9月):非日常の体験で人生を変える『キャリアツーリズム®』
第169回(10月):経営者におすすめ!おにぎりダイエット活用術
第170回(11月):教養としての「和牛」

 14年と3ヶ月で、のべ参加者総数は3,072名になりました。すでに、2026年の講師紹介を募集しております。来年も魅力的なセミナーを多数ご用意しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

牡丹園



神奈川県横浜市中区山下町147



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過去のセミナーレポートはこちら
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仕事を活かす交渉理論―第67回燮(やわらぎ)会

2024年12月12日 | 交渉アナリスト関係


 2024年12月6日、品川区の文化コミュニティ施設「きゅりあん」にて第67回燮会が開催されました。燮会は日本交渉協会が主催する交渉アナリスト1級会員のための勉強会です。今回も新1級会員の皆さんを含む大勢の皆様にご参加いただきました。ありがとうございます。



 今回も前回の北九州大会に続き、2部制で行われました。第1部は定例の「交渉理論研究」第25回。「第三者の介入(1)」と題してお話しさせていただきました。



 これまでは、主に二者間交渉を前提として議論を進めてきました。今回のテーマは、その二者間交渉に第三者が介入するパターンを想定します。第三者介入の形態は、ファシリテーター、調停者(メディエーター)、仲裁者(アービトレーター)に分類されますが、ここでは仲裁者について扱います。

 特に、「非評価的仲裁」という、ジャッジではなく解決策を提案する、どちらかといえば調停者に近い仲裁を行うNJA(中立的共同分析家)という第三者を想定します。NJAは交渉を可能な限りFOTE条件(完全情報に近い条件)で分析し、それを基に「公平な分配」を解決策として提案します。公平分配については、「第22回交渉理論研究」で規範的解として、① 合計最大基準(双方の価値の合計が一番大きくなる合意点を選ぶ)、② 最大最小基準(取り分が少ない方の価値が最大になる合意点を選ぶ)、③ ナッシュ交渉解(資源配分が最も効率的な合意点を選ぶ)をご紹介しましたが、次回はさらに一歩踏み込んだ規範的解を検討します。



 第2部は、1級会員松丸昌幸さんによる事例発表。「交渉理論を組み込んだコミュニケーションエラーの分析」と題してお話しいただきました。

 およそ30年にわたり医薬品業界で勤務されている松丸さん。医薬品業界には、MR(医薬情報担当者)と呼ばれる職種があります。MRは、製薬会社を代表して、医薬品の適正使用のため医療関係者に医薬情報(医薬品の品質、有効性、安全性など)を提供する役割を担っています。一般に医薬品の営業と思われがちですが、医療機関への医薬品の販売は法令によりおこなうことができず、これはMSと呼ばれる医薬品卸売会社の営業職が行います。

 交渉アナリストとしての観点から見た松丸さんの問題意識は、MRという仕事は、患者の利益、医療従事者の利益、副作用(という不利益)に関する情報提供を通じて、無意識に価値創造型の統合型交渉を行っているにもかかわらず、多くの場合、医療従事者の理解(類推)に依存したコミュニケーションレベルに留まっているため、そこから生じる誤解が創出されうる価値を妨げている(例えば、提案した医薬品が使われないなど)のではないかということです。

 そこで、無意識の統合型交渉を交渉理論を通じて顕在化させ、整理することにより、コミュニケーションの非効率を低減しようという試みをご本人は「趣味」と仰っていましたが、自主的に行っておられます。具体的には、

1. MRと医師のコミュニケーションの基本構造
2. コミュニケーション自体が成立したか否か
3. コミュニケーションエラーが起こりやすいポイントと原因

を分析します。つまり、効率的なコミュニケーションを妨げる要因を特定するのです。要因の特定ばかりでなく、エラーが生じる頻度、理由、タイミングなども交渉理論を用いて検討します。そしてこれも交渉理論に基づいて、どのようなコミュニケーションにステップを踏むべきかを明示します。

 MRという明確に定義された職種が持つイメージも重要な要因です。MRの業務は情報の提供・収集・伝達と法令で明確に定義されているために、これがフレーミングとなって「立場」のレベルでの情報に留まってしまうのです。これをより付加価値の高いものにするには、交渉理論の基礎が教えるように、立場の奥に存在するニーズに到達しなければなりません。ニーズを把握しきれていないために、前述の患者、医療従事者の「利益」と「提案」がずれてしまうのです。また、MRと医療従事者との関係という業界慣習も一つのフレーミングです。上記のように交渉理論を当てはめるとMRの仕事も立派な交渉であるにもかかわらず、その認識が生まれにくいようです。

 情報の提供・収集・伝達を何を目的に行うか?これを交渉理論をベースに再定義することにより、MRの仕事をより社会的に価値の高いものにすることができるのではないか?現在、松丸さんは社内のMRへの交渉理論の導入を進めておられるそうです。

 以上で、2024年の燮会は終わりです。新年は3月に対面とオンラインのハイブリッドで開催されます。

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上大岡の隠れた名店ートラットリア・ダイドコロ

2024年12月11日 | 食べ歩きデータベース


 10月22日、お誘いいただいて上大岡のイタリアン、「トラットリア・ダイドコロ」さんへお邪魔してきました。“daidokoro”は、オランダの“Scheveningen”のように、日本語に思えて実は現地語で何か意味があるのかと思いましたが、普通に「台所」のようです。

 前日、ベイスターズがCS第1ステージ突破を決め、嬉しくて57.8度あるウィスキーを飲み過ぎたために体調が悪く、この日はお酒を飲めませんでした。しかし、素材の味を生かした美味しい料理の数々は存分に楽しむことができました。

 まずは「北海道真ダコとフレッシュトマト青森にんにくソテー ガーリックトーストにのせて」。既にタコが美味しい、素材を大事にされていることが伝わってきます。ところで、こちらでは火曜と水曜の夜は「ピザ&ワインの日」ということで、ピザはすべて50%オフ、ワインも一部お得に飲めるようです。そういえば、この日は火曜日でした。



 「広島産牡蠣と浜名湖産青のり 北海道クリーム濃厚グラタン」。名前からして美味しそうですよね。牡蠣の旨味がたっぷり詰まった贅沢なグラタン。青のりの香りが、牡蠣の旨味をうまく引き立てています。



 「北海道小ヤリイカと唐辛子チーズの大辛トマト煮込み」。比較的辛い物が好きな僕ですが、本当に辛かったです。しかし、ただ辛いのではなく、うま味のある辛さ。さらにトマトソースが好きな僕としては、欠かせない一品となりそうです。



 お待ちかねのピザが焼きあがりました。まずは、「しらすと大根アンチョビー」のピザから。チーズは北海道の「チーズ工房白糠酪恵舎」さんから取り寄せているそうです。こちらもいつかお邪魔してみたいです。



 その酪恵舎さんのチーズをふんだんに使った、「4種チーズとはちみつ」。



 だいぶお腹もいっぱいなのですが、「イチボのグリル」。お肉も逸品です。写真がブレてしまったのが残念。



 それから、こちらはおまけで出していただいたのですが、「柿とゴルゴンゾーラチーズ」です。柿とゴルゴンゾーラの相性がこんなにも良いなんて知りませんでした。これはぜひ家でもやってみたいと思います。



 選べるデザートから、僕はアフォガートにしました。

Trattoria daidokoro

神奈川県横浜市港南区上大岡西1-4-16



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宮城野部屋直伝のちゃんこーいちかわ(浦和)

2024年12月10日 | 食べ歩きデータベース


 ようやくお鍋の季節になってきました。現在まで450件の「食べ歩きデータベース」の中で、ちゃんこを取り上げたケースはそれほど多くありません。久しぶりの投稿になります。

・溝の口と言えば…-たまい本店(川崎市高津区)
・ちゃんこ川崎
・焼き鳥 ちゃんこ鍋 相一
・ちゃんこ 三重ノ海



 10月10日にお邪魔した、浦和駅近く、ワシントンホテルが入っている商業施設の1回にある「ちゃんこ市川」さん。女将さんの話によると、先代が大鵬と同期だった宇田川の後援会長をしており、宇田川が所属する宮城野部屋に通って、相撲料理を習得したのだそうです。つまり、このお店のちゃんこは宮城野部屋の系譜ということになります。



 大きな串カツも名物です。



 ミックスちゃんこ鍋は、奇を衒わない、塩と昆布ベースの非常にシンプルであっさりした鍋です。



 野菜がたっぷりなのも良いですね。



 締めは三つ葉を加え、シンプルに麵で。

ちゃんこ市川

【IMG_0648】

埼玉県さいたま市浦和区高砂2-1-19 1F



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手軽に楽しめる地鶏焼きー鶏一輪(東心斎橋)

2024年12月09日 | 食べ歩きデータベース


 忘年会のシーズンですね。今週は、忘年会に合うお店を中心にご紹介していきたいと思います。また2ヶ月ほど前になってしまうのですが、こちらは10月3日に訪れた、大阪・東心斎橋の「鶏一輪」さんです。僕が鶏好きなのを知ってか知らずか、地元の方が予約してくださいました。



 京都の「丹波黒どり」という地鶏を直送しているそうで、新鮮な鶏料理が楽しめます。例えば、「地鶏のお刺身」。新鮮ならばこそです。写真からも美味しさが伝わってきます。



 大きなモモを使った、「丹波黒どりたたき」もです。粒マスタードが添えられているのも良いですね。



 「地鶏炭火焼6種」は、親モモ、鶏はらみ、丹波黒どり厚皮、やげん軟骨、むね、ももの6種。これをテーブルの炉で焼くことができます(冒頭の写真)。



 大ぶりの「自家製つくね」。



 「和だし唐揚げ」。こちらはお昼のお弁当でも人気があるようです。



 最後は「地鶏の釜めし」。このように、鶏づくしが楽しめるコースで、前菜やサラダは写真を撮っていないので、8品飲み放題付き、かなりお得なコースだと思いました。

鶏一輪



大阪府大阪市中央区東心斎橋1-6-15 B1 Diore・Crest 東心斎橋



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7年ぶりのマラッカ(ムルカ)④-マラッカ川クルーズ

2024年12月06日 | 海外での出来事


 マラッカ滞在の夜は、遊覧船に乗ってマラッカ川クルーズに出かけました。上の写真は、昼間にオランダ広場付近から撮影したものです。



 まずは、ナシレマというココナッツミルクで炊いた長粒米におかずを加え、サンバルソースを絡めて食べるマレーシアで非常にポピュラーなご飯で腹ごしらえをしました。僕は辛いソースのものを頼みましたが、体調が悪かったにもかかわらず、とても美味しくて、もりもり食べられました。



 さて、クルーズですが、電飾された美しい橋を潜るのは夜ならではの魅力。上の写真はジャンバタン旧バスステーション橋。



 こちらは、カンポン・モルテン橋。カンポン・モルテンはマレーシアの伝統的家屋が残る村で、後で出てきます。



 さて、川沿いに見える名所の数々を見ていきましょう。まず、「7年ぶりのマラッカ(ムルカ)①」で投稿した、オランダ広場。



 マラッカに残る9つの要塞のひとつ、オランダ領時代のミデルブルグ要塞。かつてはマラッカ川の河口に位置しており、外敵を防ぐ強固な要塞でした。



 その対岸は、オランダ時代の町並みが残るオールドタウン。



 マラッカの高級ショッピングモール、ザ・ショア・ショッピング・ギャラリー。



 カラフルな壁画の描かれた家々。



 セント・フランシス・ザビエル教会。フランシスコ・ザビエルの偉業を称え、1849年にポルトガル人によって建てられた教会。かつてこの場所には、1553年に建てられた聖母マリア・ロザリオ修道院がありました。



 船内の放送では1920年代のものと言っていた気がしますが、トタン葺きのマレーシアの伝統的家屋が並んでおり、現在も人が住んでいます。

下の動画でクルーズの一部をご覧いただけます。



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7年ぶりのマラッカ(ムルカ)③-マラッカタワー

2024年12月05日 | 海外での出来事


 マラッカタワー(ムラナタミンサリ)は、2008年に開業した、地上110m、80人乗りの回転展望室を備えたマレーシア初、かつ最も高いジャイロタワーです。



 実は、7年前にもこのタワーに上っているのですが、その時はひどい大雨でユネスコ世界文化遺産都市マラッカの美しい街並みもこのありさまでした。



 今回は天気が良かったので、改めてご覧いただきましょう。

マラッカタワー



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7年ぶりのマラッカ(ムルカ)②-サンチャゴ砦/セント・ポール教会

2024年12月04日 | 史跡めぐり


 さんざん車で走り回った気がするのですが、実はオランダ広場のすぐ裏にあったというサンチャゴ砦とセント・ポール教会。あの無駄にした時間はいったい何だったのでしょうか…。



 まず、丘のふもとにわずかに残るのが、1795年にイギリスによって爆破された、ポルトガルのサンチャゴ砦(ファモサ要塞)。現在は埋め立てられていますが、かつては海に面していたようです。1511年のマラッカ占領後に築かれ、往時はセント・ポール教会が建つ丘の周りを高さ5mにおよぶ城壁が囲み、現在唯一残る門のほか、さらに3つの門があったそうです。門の際に立っている、怪し気なマリオは無視してください。



 展示されている大砲は、1700年代に作られたオランダ製のもので、ポルトガル時代に大砲が設置されていたかどうかは確認されていないそうです。



 丘の上にはセント・ポール教会・礼拝堂跡があります。1521年に最初の礼拝堂が丘の上に建てられ、現在残るものは1566年に建てられました。当時は、カトリックであるポルトガルにより、ノッサ・セニョーラ・ダ・アヌンシアダ(受胎告知の聖母)と名付けられていました。1641年にプロテスタントのオランダがマラッカを占領すると、聖パウロ教会と改名されました。その後、同教会は放棄され、18世紀には火薬庫として使われていたようです。手前に見える白い建物は、かつての灯台です。



 さらにその手前には、日本でも有名なフランシスコ・ザビエル像が建っています。この像は、1952年に建てられました。ザビエルは、1547年にマラッカで鹿児島出身の元武士ヤジロウ(安次郎?)と出会い、この教会を拠点に日本への布教に出発しました。ザビエルは死後62年経った1614年、右腕下が切り取られ、その右腕はローマ・ジェズ教会に安置されました。この像ですが、よく見ると右腕下部分が欠損しています。実は、落雷による倒木で欠損したらしいのですが、何か不思議なものを感じますね。

 

 前述のように、現在礼拝堂は廃墟で、屋根もなく、四方を囲む壁しかありませんが、中にはたくさんの墓石が立てかけられています。これらはオランダ時代のプロテスタントの墓石です。1957年、マレーシアが独立すると、イスラム教のマレーシア政府は、この丘にマラッカ州知事公邸を作りました。その際、異教徒の墓石を撤去しようとしたのですが、何とプロテスタントと激しく対立していたカトリック教徒の尽力により、この礼拝堂跡に運び込まれたのだそうです。

サンチャゴ砦/セント・ポール教会



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7年ぶりのマラッカ(ムルカ)①-オランダ広場

2024年12月03日 | 史跡めぐり


 だいぶ前になってしまいましたが、9月26日、7年ぶりにマラッカ(マレー語でムルカ)へ行ってきました。駆け足の訪問だったので、ゆっくり見物して回ったわけではありませんが、訪れたところをいくつかご紹介したいと思います。

 まずは、町のシンボルともいうべき「オランダ広場」から。マラッカは1641年から1824年までオランダ領であり、その時代に建てられたマラッカ・キリスト教会や時計台、旧オランダ総督邸(スタダイス)などが残る広場です。



 現在、濃いピンク(朱色に近い)の建物が印象的で、それが名物ともなっているオランダ広場ですが、オランダ統治時代、建物はみな白かったそうです。それがイギリス領時代(1824年~1941年)に濃いピンクに塗られたそうです。その理由は定かでありませんが、一説には中国系労働者が檳榔を吐き出して建物を赤く汚してしまうので、ならばいっそのことと建物をピンク色にしてしまったのだと聞いたことがあります。



 これはマラッカに寄贈された、第一次世界大戦時に鹵獲された、ドイツの塹壕迫撃砲だそうです。



 広場の中央に位置するのは、イギリス領時代の1904年に建てられたヴィクトリア女王(1837年‐1901年)噴水。噴水の銘板には「偉大な女王を記念して、マラッカ市民によって建立された」とあります。

オランダ広場(Dutch Square)



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2024年11月アクセスランキング

2024年12月02日 | 人気記事ランキング


 代表就任、創業90周年、新営業所開設、重要イベントが目白押しの1年、例年にも増してあっという間に12月を迎えてしまった気がします。

 さて、2024年11月にアクセスの多かった記事、トップ10です。更新が最終週に集中してしまったため、更新頻度の割には当月外の記事がランキングの上位を占めるという結果となりました。当月更新の記事は、いずれも第3週前に投稿した3記事です。

 定番記事は以下の通り。定番記事に変化が出てきたといっても良いのではないかと思いますが、11月も2位の「近くにできたハンバーグ屋さんに行ってきましたー万平食堂(吉野町)」が7ヶ月連続。3位「Yema(イェマ)-フィリピンのお菓子」も相変わらず根強い。6位「驚きの価格で近江牛食べ放題-MAWARI(近江八幡)」が3ヶ月連続。そして、かつて100ヶ月以上もランクインを維持した「エコノミーとエコロジーの語源」が、実に8ヶ月ぶりに復活しました。

2位:近くにできたハンバーグ屋さんに行ってきましたー万平食堂(吉野町)(7ヶ月連続)
3位:Yema(イェマ)-フィリピンのお菓子(6ヶ月連続)
6位:驚きの価格で近江牛食べ放題-MAWARI(近江八幡)(3ヶ月連続)
8位:エコノミーとエコロジーの語源(8ヶ月ぶり)

 9位:「大皿料理で豪快に-だいこん家」は、何と2017年9月の投稿以来、実に87ヶ月ぶりのランクイン。10位:「早稲田大学空手道糸東会55周年」も2ヶ月連続で入りました。

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繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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