ジョドプル(地点E)から東に向かい、インドにおけるイスラム教の聖地アジメールを抜けてプシュカルへと向かいました(地点F)。
途中の山道から臨むアジメールの町並み。
アジメールがイスラム教の聖地だとすれば、プシュカルはヒンドゥー教の聖地。ヒンドゥー教の世界創造神であるブラフマー神が手にしていた蓮の花びらが地上に落ち、そこに水が湧き出して誕生したとされるプシュカル湖の周りには、52のガトー(沐浴場)、400もの寺院があると言われています。
写真では静かできれいなところに見えるのですが、お世辞にもきれいとはいえません。カルマを取るとか何とか言って怪しげなグルが祈祷してくれるのですが、その後、寄附だとか気持ちだとか色々理屈を付けては金を要求してきます。下手に家族の人数を言うと家族のカルマを取るので家族分の寄附(一人当たり2,000ルピー)を、と際限がありません。さらに、グルへのチップ(?)は別料金。断るものはハッキリ断った方が良いと思います。お金がどうというより、このおねだり攻勢に辟易しました。インドですから多少のことは意に介さないのですが、わざわざ山を越えて行くような場所ではないと思いました。
この後、8時間かけてデリーへ戻り、今回のインド1,439kmの旅は終わりました。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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