窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

夏酒特集-アカツキノクラ(横浜駅西口)

2018年07月13日 | ワイン・日本酒・ビール


  全国津々浦々のお酒を自分で棚から選んでテイスティングのように楽しめる、立ち飲み居酒屋(椅子もあります)「アカツキノクラ」をご紹介いただき、夏のお酒を求めて行ってきました。



  姉妹店で居酒屋スタイルの「酒とったり」と繋がっており、ちょっとしたつまみを除く料理の方はそちらから運ばれてくるようです。立ち飲み居酒屋とはいっても、ビルの二階にあり冷房が効き、店内はお洒落な造りで女性も気兼ねなく楽しめるのではないかと思います。



  店に入ると、壁の一面が棚になっており、全国から集まった数々のお酒がずらりと並んでいます。それぞれのお酒の上下には、様々な色の升が置いてあり、この升をカウンターに持って行くと、お酒を注いでもらうことができます。升の色によって値段が異なるようです。支払いはテーブル番号に応じて加算されるので、最後にまとめて清算する形式です。



  最初の一杯は、鳥取県福羅酒造の「山陰東郷 炭酸割専用原酒」。「最初の一杯にお勧め」というPOPを素直に受け取って選びました。見れば、猪口の中に氷が入っています。アルコール度数19度とやや高めの甘口で、「炭酸割専用」とあるだけで発泡しているわけではありません。氷のためか薄まってしまいましたが、軽く乳酸飲料のような爽やかな酸味が感じられ、抵抗なく一気に飲めてしまうので、確かに最初の乾杯には良いかも言しれません。



  続いて、ラベルのセミが一際目を引く、福岡県株式会社みいの寿の「三井の寿 夏純吟 Cicala」。祖母の故郷、甘木の蔵元さんです。” Cicala”は文字通り、イタリア語でセミのこと。アルコール度数15%、こちらも爽やかな酸味があり、キリっとしてまさに夏向け。



  切り絵花火のデザインラベルが、まさに夏のお酒であることを暗示する、愛媛県成龍酒造の「伊予賀儀屋 清涼純米 花火」。こちらは程よい甘みとコクが感じられ、たまたまですが、飲む順番としては良かったと思います。今回の中では一番、コメを感じられるお酒でした。



  名前は「雪の松島」でも夏に合う、さっぱりとした辛口のお酒、宮城県大和蔵酒造の「雪の松島 特別純米酒」。少し緩んだ口の中を再び引き締め、夏に戻してくれます。因みに、ラベルの裏にはイルカが描かれており、薄い青の瓶を裏に回すと、水族館のイルカが泳いでいるように見えます。



  最後は、この日一番の辛口、石川県車多酒造の「天狗舞 超辛純米」。夏限定品らしいです。最後にマッチョな、これぞ辛口というお酒になりました。自分の中では非常に好きなタイプのお酒です。

アカツキノクラ



神奈川県横浜市西区南幸1-10-16 2階



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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