先日私の「針外し」の名前の由来について述べましたが、今回はその図説だ。普通ルアー釣りだとハード系とソフト系に分かれるが、ハードプラグなんかは、エラから指を入れたりしてまあまあ、取れる。(トリプルフックでも硬い唇に刺さっている場合はバーブを潰すなり、針をお釈迦にしてでも、上手に外してあげよう。)
一番取れないのはワームを呑ませてしまった時だろう。特に初心者の方はワームを使用する頻度が多いし「アタリ」が取れずに、ワームを丸呑みさせてしまうケースが多いだろう。その中でも下図の赤い所に掛かってしまうと取れないし、大概、ラインを切ってそのまま、放すケースがほとんどだ。
ここを拡大するとこういう風にフックが刺さる。
エラの根元の丸くなっている所にフックが刺さってしまうととても厄介なのだ。
この場合はまだバーブが突き刺さっていないので、ちょっとテンションをかければ(押せば)、抜けるのだが、↓
問題なのは、↑針先がまだ球の中に残っている場合と突き抜けてしまっている場合だ。バーブがある為に後ろには抜けない。この時は、ストローを想像してもらいたいのだが、それをプラスチック、金属等のもので、球を押えて(後に押すような感じ)針をラインを引っ張って、針先を球から出してしまう。一旦出てしまえば、こっちのもんだ。出た針先、バーブを先程述べた「エンマ」でカットしてしまえばいいのだ。
カットした、針先は必ず拾ってあげようね。
もっと、細くてバスの口にすんなりと入る閻魔(エンマ)がないか探している。
余談だが、我がご先祖様の小野 篁(小野のたかむら)殿は閻魔大王の書記をしていたとの伝説がある。針はやはり閻魔 様にご縁があるのかもね。ハンドルネームも「針」だし。地獄にある、「針地獄」を連想するでしょ。(笑)。山の小屋も「針ハウス」だし。うちのすぐ傍の芝公園には宝珠院があり、半架の閻魔 様が祭られているのだ。結構大きいのよ。
話を戻して何故ストロー状のものがいいかと言うと、針先が出る時に邪魔にならないからだ。 「エンマ」が無い場合はラジオペンチで、出たバーブを潰して、後ろから、引き抜くのだ。ただ、「ごっつい」、硬いバーブだと、なかなか潰れない。特に安物の何かのオマケで貰ったような、ラジオペンチは使うのは止めよう。そして、それでも心配なら、細軸のフックを使おう。よく細軸だと弱くて大物が掛かるとのされてしまうから嫌だ」という方もおられるかと思うけど、50以上が掛かっても大丈夫だよ。よほど、軟くて、グンニャリと曲がってしまうのや、ポッキリと折れてしまうような、大昔のフックでない限りそんな事はないはずだ。実際、針の使っているフックはカットしやすいし、バーブも潰し易いのだ。
もっと針を呑ませてしまった時は、ゆっくりと胃袋を出して針が見えたら同じように針先をだして、カットするといいでしょう。針は一度しか経験がないが、釣ったバスの口から、もう一本のラインが出ていて、そのときはゆっくりとラインを引っ張って最初、食道をだし次に胃袋を出した。その先は腸なので、出てくるよ。その時のオフセットフックは全然錆びてなく、ピカピカだった。よく「針は錆びてしまうから大丈夫」なんて言う人がいるが、今のフックは錆びにくくなっているのよ。でだ、針の方法は自分では納得していても、もっといい方法があるかも知れない。だから、もっといい方法をご存知の方は是非教えてね。自分が考えたような顔をして、このブログで紹介します。(どういう根性してんのじゃー、)
と言う訳で、針爺は第二回山へ芝刈りに、凛婆は川へ洗濯にいきまする。帰ってくるのは、12日、日曜日だよ。山の池で、スピナベのバジングをしてきまする。
しばし、お別れでガンス。