都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「TOKYO FRONTLINE」 3331Arts Chiyoda
3331Arts Chiyoda(千代田区外神田6丁目11-14)
「TOKYO FRONTLINE」
2/17-2/20

秋葉原の地から新たな「アートコレクターを開拓」(*)します。3331Arts Chiyodaで開催中の「TOKYO FRONTLINE」へ行ってきました。
ともかくこの時期のアートフェアと言うとやはり六本木のG-Tokyoが挙げられますが、ここ3331でも今年から新しいフェアがスタートしました。
ディレクターは各地で様々なアートイベントを仕掛ける編集者の後藤繁雄です。氏によれば単なる「見本市」(*)に留まらず、例えばアワードをスタートさせるなど、「開発型」(*)のフェアに仕上げたとのことでした。
会場は3331の1階と2階のフロアです。1階には「注目すべきアーティストを紹介する」(*)FRONTLINEと、海外のアート組織の他、出版関係のブースの揃うEXCHANGE、そして2階では約20のギャラリーが1つずつブースを提供するGYMと、計3部のセレクションで展開されていました。
明日までのイベントでもあるので手短かにいきますが、全体としては『見せる』ということにもこだわったフェアだという印象を強く受けます。画廊の枠を取っ払っておすすめの作家を紹介するFRONTLINEは、それこそ一つの最新の現代アートの動向を知るのに好都合なグループ展としても差し支えありません。
タロウナスの個展が圧巻だった薄久保香をはじめ、厚地朋子、小西紀行、桑久保徹、長井朋子、大野智史、田幡浩一らの新作を見るだけでも十分に楽しめました。またプライスが非常に分かりやすい位置に掲示されているのも好印象です。また特に「GYM」など、比較的求めやすい価格帯の作品があるのも印象に残りました。
東恩納裕一の蛍光灯を用いたオブジェの他、ホンマタカシの写真を紹介するコーナーなど、いくつかの見せ場も用意されています。3つのセクションをあわせてもさほど会場は広くないので、全体を見るのにもそう時間はかからないかもしれません。

3331の強みは同施設内の他のギャラリーの展示も楽しめるところです。1階の3331ギャラリーでの西尾美也展や、同じく同ギャラリーの特設会場でのグループ展、また2階island MEDIUMでの「井出賢嗣/苅谷昌江」展なども楽しめました。
余談ですがお酒好きの方には朗報です。エントランスでの「酒と水」と題したブースにて利き酒セットなどが手軽にいただけます。私としてもツボでした。
1F・FOODCOURT「酒と水」(FRONTLINEブログ)
最終日の明日には締めくくりのトークショーなども予定されています。
amana photo collection project
Awarding Review and Talk 2.20 Sun 17:00~
篠山紀信(写真家)
ホンマタカシ(写真家)
南條史生(森美術館館長)
中島英樹(デザイナー)
マルース・クライネン(『Foam』ディレクター)
フェアの入場料は500円ですが、こちらは無料だそうです。

3331でのアートフェアというと前身の施設での101のフェアのことを思い出します。そちらはどういうわけか2回で終了してしまいましたが、FRONTLINEは息の長いフェアになればと思いました。なお主催者によれば第1期として、少なくとも5年間は毎年開催し続けるそうです。
@TF2011(FRONTLINEアカウント)
明日、17時までの開催です。(開場は11時。)
*印はFRONTLINEのWEBサイトより引用しました。
「TOKYO FRONTLINE」
2/17-2/20

秋葉原の地から新たな「アートコレクターを開拓」(*)します。3331Arts Chiyodaで開催中の「TOKYO FRONTLINE」へ行ってきました。
ともかくこの時期のアートフェアと言うとやはり六本木のG-Tokyoが挙げられますが、ここ3331でも今年から新しいフェアがスタートしました。
ディレクターは各地で様々なアートイベントを仕掛ける編集者の後藤繁雄です。氏によれば単なる「見本市」(*)に留まらず、例えばアワードをスタートさせるなど、「開発型」(*)のフェアに仕上げたとのことでした。
会場は3331の1階と2階のフロアです。1階には「注目すべきアーティストを紹介する」(*)FRONTLINEと、海外のアート組織の他、出版関係のブースの揃うEXCHANGE、そして2階では約20のギャラリーが1つずつブースを提供するGYMと、計3部のセレクションで展開されていました。
明日までのイベントでもあるので手短かにいきますが、全体としては『見せる』ということにもこだわったフェアだという印象を強く受けます。画廊の枠を取っ払っておすすめの作家を紹介するFRONTLINEは、それこそ一つの最新の現代アートの動向を知るのに好都合なグループ展としても差し支えありません。
タロウナスの個展が圧巻だった薄久保香をはじめ、厚地朋子、小西紀行、桑久保徹、長井朋子、大野智史、田幡浩一らの新作を見るだけでも十分に楽しめました。またプライスが非常に分かりやすい位置に掲示されているのも好印象です。また特に「GYM」など、比較的求めやすい価格帯の作品があるのも印象に残りました。
東恩納裕一の蛍光灯を用いたオブジェの他、ホンマタカシの写真を紹介するコーナーなど、いくつかの見せ場も用意されています。3つのセクションをあわせてもさほど会場は広くないので、全体を見るのにもそう時間はかからないかもしれません。

3331の強みは同施設内の他のギャラリーの展示も楽しめるところです。1階の3331ギャラリーでの西尾美也展や、同じく同ギャラリーの特設会場でのグループ展、また2階island MEDIUMでの「井出賢嗣/苅谷昌江」展なども楽しめました。
余談ですがお酒好きの方には朗報です。エントランスでの「酒と水」と題したブースにて利き酒セットなどが手軽にいただけます。私としてもツボでした。
1F・FOODCOURT「酒と水」(FRONTLINEブログ)
最終日の明日には締めくくりのトークショーなども予定されています。
amana photo collection project
Awarding Review and Talk 2.20 Sun 17:00~
篠山紀信(写真家)
ホンマタカシ(写真家)
南條史生(森美術館館長)
中島英樹(デザイナー)
マルース・クライネン(『Foam』ディレクター)
フェアの入場料は500円ですが、こちらは無料だそうです。

3331でのアートフェアというと前身の施設での101のフェアのことを思い出します。そちらはどういうわけか2回で終了してしまいましたが、FRONTLINEは息の長いフェアになればと思いました。なお主催者によれば第1期として、少なくとも5年間は毎年開催し続けるそうです。
@TF2011(FRONTLINEアカウント)
明日、17時までの開催です。(開場は11時。)
*印はFRONTLINEのWEBサイトより引用しました。
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