『JAGDA新人賞展2022 佐々木拓・竹田美織・前原翔一』 クリエイションギャラリーG8

クリエイションギャラリーG8
『JAGDA新人賞展2022 佐々木拓・竹田美織・前原翔一』 
2022/5/31~7/2



公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(略称JAGDA)が、39歳以下の若い世代のグラフィックデザイナーを顕彰する『JAGDA新人賞展2022』が、今年も銀座のクリエイションギャラリーG8にて開かれています。

今年度の新人賞に輝いたのが、137名の対象者より選定された佐々木拓、竹田美織、前原翔一の3名のデザイナーで、会場にはポスターやプロダクトなどを中心に、受賞作品や近作が展示されていました。



1985年に生まれてコクヨにて活動する佐々木拓は、商品ブランドの企画や空間サイン計画などに携わっていて、今回もコクヨに関するグッズ類を多く出展していました。



ここで面白いのはライフスタイルショップの「THINK OF THINGS(シンク オブ シングス)」のスタンダードのアイテムを「夜仕様」にアレンジした商品で、「夜ならではの生活のシーンから着想したコーヒー豆」や「ホログラムの塊のような、光り輝くノート」といった夜をイメージした作品が並んでいました。



デザインとともに、作品を生み出すアイデアそのものもユニークで楽しいのではないでしょうか。



3名の中で最年少の竹田美織は、資生堂クリエイティブ本部に所属後、昨年に独立を果たしていて、ファッションやジュエリーブランドのアートディレクションなどを手がけてきました。



よってベイクルーズのファッションブランドの「IENA」のラッピングツールや、資生堂の化粧ブランドのポスターなどが並んでいて、スタイリッシュともいえるデザインを見ることができました。



一方で電通テックなどを経て独立して活動する前原翔一は、屋外作業機械メーカーやまびこの社内報のポスターや、花いけワークショップのポスター「花あそ部」などを展示していて、プリミティブとも呼べるような遊び心のあるデザインが目を引きました。



受付にて販売されていた3名のデザインした測量野帳も魅惑的かもしれません。それぞれのデザイナーが創意工夫を凝らした三者三様のデザインを見ることができました。


いま注目の若手グラフィック・デザイナーをチェック!『JAGDA新人賞展2022』|Pen Online

会場内の撮影も可能です。7月2日まで開催されています。

『JAGDA新人賞展2022 佐々木拓・竹田美織・前原翔一』 クリエイションギャラリーG8@g8gallery
会期:2022年5月31日(火)~7月2日(土)
休館:日曜日。
時間:11:00~19:00。
料金:無料。
住所:中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1F
交通:JR線新橋駅銀座口、東京メトロ銀座線新橋駅5番出口より徒歩3分。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )