区別がつかず・・・
「~ずに」の意味を知らずに「~ずに」と言っている人が大勢います。前回、たまぁ~に正しい「~ずに」も聞こえてくると書きましたが、そもそも、変な「~ずに」の人たちは何でもかんでも「~ずに」と言うわけで、元々「~ずに」のものは「~ずに」でいいのです。本来「~ず」のものまで「~ずに」にするからおかしくなるのです。
でも、「立ち直れずにいる」という言い方を聞いたのは本当に久しぶりだなぁと感じました。なぜかというと、1月30日に書いた「折り合いがつかずに・・・」「結婚式を挙げられずに・・・」から分かるように、変な「~ずに」の人たちは「~ずに終わった」「~ずにいた」という言い方ができませんから。できないから「・・・」なのでしょう。
「手紙を読まずに捨てた」「化粧を落とさずに寝た」「あきらめずに最後まで頑張った」「まだ会うことができずにいた」「目標をクリアできずに終わってしまった」など、正しい「~ずに」の場合、「~ずに」の前に言ったことは、そうしなければいけない、そうしたほうがいい、普通はそうなる、そうしたかったという内容で、「~ずに」の後、違う結果になったと言っています。前後がそういう関係になっているのです。
では、変な「~ずに」はどうでしょうか。「十分な時間が取れずに失礼しました(ごめんなさいという意味)」は十分な時間が取れなかったことを謝っています。「力になれずに申し訳ありません」は力になれなかったことを謝っています。つまり、「~ずに」の前は謝罪することになった原因であり、本来の「~ずに」の前後関係とは違います。
「車輪が出ずに胴体着陸」「体形に自信が持てずに洋服で隠す」「身元を特定できずに困っています」「(拾った小鳥が)育て方が分からずに死んじゃった」「意見が合わずにけんかが絶えず」「標準記録に届かずに出場できない」など、変な「~ずに」は、前が原因、後がその結果ですから、これも本来の「~ずに」の前後関係とは違います。
原因と結果という関係なら、「十分な時間が取れず、失礼しました」「力になれず、申し訳ありません」「車輪が出ず、胴体着陸」「体形に自信が持てず、洋服で隠す」「身元を特定できず、困っています」「育て方が分からず、死んでしまった」「意見が合わず、けんかが絶えない」「標準記録に届かず、出場できない」です。
「東京が選ばれずに本当に残念でした」「暑すぎずに、いいかもしれませんね」は、「~ずに」の後、感想を述べているだけです。「この基準以下のものは○○とは言えずに・・・」「折り合いがつかずに・・・」「結婚式を挙げられずに・・・」は単に言葉を続けられないだけです。そりゃそうだ、続けようがない ┐( ̄・ ̄)г。
ある事実に対して感想や意見を述べるだけなら「東京が選ばれず、本当に残念でした」「暑すぎず、いいかもしれませんね」ですよ。それさえ言わないのなら「この基準以下のものは○○とは言えず・・・」「折り合いがつかず・・・」「結婚式を挙げられず・・・」ですよ。「に」は要らないのです。
「子どもが行きたがらずに登校できないのであって、親の意思ではない」なんてもう論外ですね。「行きたがらない」も「登校できない」も子どもがそういう状態だということで、間に「~ずに」が入るなんてありえません。「子どもが行きたがらない、登校できないのであって、親の意思ではない」でしょ( ̄_ ̄)。
「~ずに」の意味を知らずに「~ずに」と言っている人が大勢います。前回、たまぁ~に正しい「~ずに」も聞こえてくると書きましたが、そもそも、変な「~ずに」の人たちは何でもかんでも「~ずに」と言うわけで、元々「~ずに」のものは「~ずに」でいいのです。本来「~ず」のものまで「~ずに」にするからおかしくなるのです。
でも、「立ち直れずにいる」という言い方を聞いたのは本当に久しぶりだなぁと感じました。なぜかというと、1月30日に書いた「折り合いがつかずに・・・」「結婚式を挙げられずに・・・」から分かるように、変な「~ずに」の人たちは「~ずに終わった」「~ずにいた」という言い方ができませんから。できないから「・・・」なのでしょう。
「手紙を読まずに捨てた」「化粧を落とさずに寝た」「あきらめずに最後まで頑張った」「まだ会うことができずにいた」「目標をクリアできずに終わってしまった」など、正しい「~ずに」の場合、「~ずに」の前に言ったことは、そうしなければいけない、そうしたほうがいい、普通はそうなる、そうしたかったという内容で、「~ずに」の後、違う結果になったと言っています。前後がそういう関係になっているのです。
では、変な「~ずに」はどうでしょうか。「十分な時間が取れずに失礼しました(ごめんなさいという意味)」は十分な時間が取れなかったことを謝っています。「力になれずに申し訳ありません」は力になれなかったことを謝っています。つまり、「~ずに」の前は謝罪することになった原因であり、本来の「~ずに」の前後関係とは違います。
「車輪が出ずに胴体着陸」「体形に自信が持てずに洋服で隠す」「身元を特定できずに困っています」「(拾った小鳥が)育て方が分からずに死んじゃった」「意見が合わずにけんかが絶えず」「標準記録に届かずに出場できない」など、変な「~ずに」は、前が原因、後がその結果ですから、これも本来の「~ずに」の前後関係とは違います。
原因と結果という関係なら、「十分な時間が取れず、失礼しました」「力になれず、申し訳ありません」「車輪が出ず、胴体着陸」「体形に自信が持てず、洋服で隠す」「身元を特定できず、困っています」「育て方が分からず、死んでしまった」「意見が合わず、けんかが絶えない」「標準記録に届かず、出場できない」です。
「東京が選ばれずに本当に残念でした」「暑すぎずに、いいかもしれませんね」は、「~ずに」の後、感想を述べているだけです。「この基準以下のものは○○とは言えずに・・・」「折り合いがつかずに・・・」「結婚式を挙げられずに・・・」は単に言葉を続けられないだけです。そりゃそうだ、続けようがない ┐( ̄・ ̄)г。
ある事実に対して感想や意見を述べるだけなら「東京が選ばれず、本当に残念でした」「暑すぎず、いいかもしれませんね」ですよ。それさえ言わないのなら「この基準以下のものは○○とは言えず・・・」「折り合いがつかず・・・」「結婚式を挙げられず・・・」ですよ。「に」は要らないのです。
「子どもが行きたがらずに登校できないのであって、親の意思ではない」なんてもう論外ですね。「行きたがらない」も「登校できない」も子どもがそういう状態だということで、間に「~ずに」が入るなんてありえません。「子どもが行きたがらない、登校できないのであって、親の意思ではない」でしょ( ̄_ ̄)。