それ、天敵
「チョイス@病気になったとき」に登場した患者が「すぐストレッチャーに横にならしていただいて(中略)点滴治療をさせていただいて(中略)充実した日を過ごさしていただいてます」と、「~ていただいて」を連発 Ψ(`^´)Ψ。特に気になったのが「点滴治療をさせていただいて」です。
上品アピール、謙虚アピール、おまけに「点滴治療をさせていただいて」は明らかな誤りですから、何がいけないのか理解しましょう。まず、気楽なおしゃべりならどのように言うか考えてみてください。「すぐストレッチャーだよ、んで、点滴して」とか、ちょっと謙虚に「点滴してもらって」とか「点滴治療をしてくれて」とか、ですよね。
「点滴治療をさせていただいて」って、この患者が医師に「点滴治療でいきますけど、いいですか?」と言ったのか? 点滴治療を選択し、患者に点滴治療をしたのは医師ですから、この患者は「点滴治療をしていただいて」と言うところなわけで、これ、大事ですよ、テストには出ませんけど <( ̄・ ̄)>。
「ワイドナショー」(2021/5/2)に出演し、「ワイドナショーさんにださしていただいて」だの「松本さんの名前をお借りしていただ、お借りしたんですよ」だの言った辰巳雄大( ̄д ̄)! 「お借りしていただ」はぎりぎり言い直しましたが、いかにもジャニタレという言葉遣いで、「~ていただく」に縛られているようです。
「ださして」も、いかにも、ですね。番組に出演することを「ださせていただいて」なんて言う人たち、おかしいですよ。ましてや「ワイドナショー」をわざわざ「ワイドナショーさん」と言っているくらいですから、ワイドナショーに自分を出してくれた人に感謝を込めて「だしていただいて」と言いなさいよ!
「どの役でもいいからださしていただきたい」と言った松山ケンイチ(2021/12/5)。対談で大河ドラマ「平清盛」について話していて、「どの役でもいいから」と言ったらまさかの主演だったというわけですが、「出していただきたい」とか「出演させていただきたい」とか言ってほしかった( ̄" ̄)。
「羽鳥慎一モーニングショー」(2021/7/1)で「ドラマださしていただいたときに」と言った玉川徹、報道局の局員もだめか <( ̄д ̄)>。「だして~」「でさせて~」「出演させて~」でしょ。男性は「~さして」と言う人が多いので「ドラマでさしていただいたときに」で変換してみたら「ドラマで刺していただいたときに」になった( °°)。
「選ばさしてもらいました」と言ったのは長瀬智也( ̄" ̄)、「選ばさしていただきました」と言ったのは東野幸治( ̄" ̄)、みんなこう <( ̄д ̄)>。芸能人に「選ばせてもらいました」「選ばせていただきました」と言える人、いる?
「入らさせていただきましたけども」と言ったのは小池栄子、「作らさせていただいたり」と言ったのは、とよた真帆、「読まさせていただいたんですけど」と言ったのは石原さとみ。「入らせて~」「作らせて~」「読ませて~」でしょ、芸能人って・・・( ̄_ ̄)。
「科捜研の女 16」#13(脚本 瀧川晃代)で、犯人の似顔絵を描くために呼ばれた警察官の八幡未知(中原果南)が、犯人を目撃した人に「犯人を見ていただいたそうですね」と言ったのですが、なんか気持ち悪いぃ、ありえないぃ( ̄д ̄)。そこは「犯人を目撃なさったそうですね」と言わないとぉぉぉ!
「番号とIDの両方がないと受注さしていただかないという形をとっております」と言った一般の人。東国原英夫も「出馬をさせていただかない」と言ったことがありますが、奇妙な言い方ですね。損害を防ぐための対策という話で、「番号とIDの両方がないと受注しないという形をとっております」と言えばいいのですよ。
そもそも「~ていただかない」なんてありえません。許可を受けて行う、そのことで恩恵を受ける、そういう「~ていただく」ですから、あくまでも「~ていただく」です。上品・謙虚アピールをしたいなら「注文をお受けしない」でしょ、「~ていただく」としか言えないのなら「断らせていただく」です。
「うれしい悲鳴をいただいております」と言ったのは売れ行き好調なお店の人で、「とくダネ!」(2020/8/27)のテロップも同じ ┐( ̄д ̄)г。これは誰の悲鳴? 何が何でも「いただいております」か? 「売れて売れて、もう売り切れ!」と言っているのは自分(お店の人)ですから「うれしい悲鳴をあげております」なのですよ。
「うれしい悲鳴をあげさせていただいて」と言ったのは山の中の一軒宿の経営者。接客業・旅館業は不景気で苦しんでいる、そんな中でうちは大繁盛、ちょっと申し訳ないような・・・という気持ちらしいけれど、なんか、いやらしい感じ( ̄" ̄)。
「いろいろな人がかかわって、もらえる」と言った一般の人、取って付けたような「もらえる」って( ̄" ̄)。「いろいろな人が」と言ったのなら「いろいろな人がかかわってくれる」ですが、「~てもらえる」に意味があるのでしょうか。
このとき、世の中の役に立つ企画について話していて、最初から多くの人を巻き込むことを意図していたのなら「いろいろな人にかかわってもらえる」とはっきり言えばいいのです。「~てもらう」「~ていただく」の主語は自分ですから、「いろいろな人が~」は日本語として成立しないのですよ、なぜそこを理解しない?
「開運!なんでも鑑定団」で「交換していただいてありがとうございます」と言った近藤サト( ̄д ̄)! 購入した物が偽物で、販売店に返金を求めたら別の物と交換ということになって入手したカメオの鑑定結果が30万円だった、それで喜んで「交換していただいてありがとうございます」と言ったわけですが・・・。
「交換していただいて」の「~ていただく」は「~てもらう」を丁重に言っているわけで、「交換してもらってありがとう」と言ったことになりますが、おかしいでしょう!? 「交換してくれてありがとう」ですよね、本当は。アナウンサーなら「交換してくださってありがとうございます」と、手本を示しましょうよ!
「チョイス@病気になったとき」に登場した患者が「すぐストレッチャーに横にならしていただいて(中略)点滴治療をさせていただいて(中略)充実した日を過ごさしていただいてます」と、「~ていただいて」を連発 Ψ(`^´)Ψ。特に気になったのが「点滴治療をさせていただいて」です。
上品アピール、謙虚アピール、おまけに「点滴治療をさせていただいて」は明らかな誤りですから、何がいけないのか理解しましょう。まず、気楽なおしゃべりならどのように言うか考えてみてください。「すぐストレッチャーだよ、んで、点滴して」とか、ちょっと謙虚に「点滴してもらって」とか「点滴治療をしてくれて」とか、ですよね。
「点滴治療をさせていただいて」って、この患者が医師に「点滴治療でいきますけど、いいですか?」と言ったのか? 点滴治療を選択し、患者に点滴治療をしたのは医師ですから、この患者は「点滴治療をしていただいて」と言うところなわけで、これ、大事ですよ、テストには出ませんけど <( ̄・ ̄)>。
「ワイドナショー」(2021/5/2)に出演し、「ワイドナショーさんにださしていただいて」だの「松本さんの名前をお借りしていただ、お借りしたんですよ」だの言った辰巳雄大( ̄д ̄)! 「お借りしていただ」はぎりぎり言い直しましたが、いかにもジャニタレという言葉遣いで、「~ていただく」に縛られているようです。
「ださして」も、いかにも、ですね。番組に出演することを「ださせていただいて」なんて言う人たち、おかしいですよ。ましてや「ワイドナショー」をわざわざ「ワイドナショーさん」と言っているくらいですから、ワイドナショーに自分を出してくれた人に感謝を込めて「だしていただいて」と言いなさいよ!
「どの役でもいいからださしていただきたい」と言った松山ケンイチ(2021/12/5)。対談で大河ドラマ「平清盛」について話していて、「どの役でもいいから」と言ったらまさかの主演だったというわけですが、「出していただきたい」とか「出演させていただきたい」とか言ってほしかった( ̄" ̄)。
「羽鳥慎一モーニングショー」(2021/7/1)で「ドラマださしていただいたときに」と言った玉川徹、報道局の局員もだめか <( ̄д ̄)>。「だして~」「でさせて~」「出演させて~」でしょ。男性は「~さして」と言う人が多いので「ドラマでさしていただいたときに」で変換してみたら「ドラマで刺していただいたときに」になった( °°)。
「選ばさしてもらいました」と言ったのは長瀬智也( ̄" ̄)、「選ばさしていただきました」と言ったのは東野幸治( ̄" ̄)、みんなこう <( ̄д ̄)>。芸能人に「選ばせてもらいました」「選ばせていただきました」と言える人、いる?
「入らさせていただきましたけども」と言ったのは小池栄子、「作らさせていただいたり」と言ったのは、とよた真帆、「読まさせていただいたんですけど」と言ったのは石原さとみ。「入らせて~」「作らせて~」「読ませて~」でしょ、芸能人って・・・( ̄_ ̄)。
「科捜研の女 16」#13(脚本 瀧川晃代)で、犯人の似顔絵を描くために呼ばれた警察官の八幡未知(中原果南)が、犯人を目撃した人に「犯人を見ていただいたそうですね」と言ったのですが、なんか気持ち悪いぃ、ありえないぃ( ̄д ̄)。そこは「犯人を目撃なさったそうですね」と言わないとぉぉぉ!
「番号とIDの両方がないと受注さしていただかないという形をとっております」と言った一般の人。東国原英夫も「出馬をさせていただかない」と言ったことがありますが、奇妙な言い方ですね。損害を防ぐための対策という話で、「番号とIDの両方がないと受注しないという形をとっております」と言えばいいのですよ。
そもそも「~ていただかない」なんてありえません。許可を受けて行う、そのことで恩恵を受ける、そういう「~ていただく」ですから、あくまでも「~ていただく」です。上品・謙虚アピールをしたいなら「注文をお受けしない」でしょ、「~ていただく」としか言えないのなら「断らせていただく」です。
「うれしい悲鳴をいただいております」と言ったのは売れ行き好調なお店の人で、「とくダネ!」(2020/8/27)のテロップも同じ ┐( ̄д ̄)г。これは誰の悲鳴? 何が何でも「いただいております」か? 「売れて売れて、もう売り切れ!」と言っているのは自分(お店の人)ですから「うれしい悲鳴をあげております」なのですよ。
「うれしい悲鳴をあげさせていただいて」と言ったのは山の中の一軒宿の経営者。接客業・旅館業は不景気で苦しんでいる、そんな中でうちは大繁盛、ちょっと申し訳ないような・・・という気持ちらしいけれど、なんか、いやらしい感じ( ̄" ̄)。
「いろいろな人がかかわって、もらえる」と言った一般の人、取って付けたような「もらえる」って( ̄" ̄)。「いろいろな人が」と言ったのなら「いろいろな人がかかわってくれる」ですが、「~てもらえる」に意味があるのでしょうか。
このとき、世の中の役に立つ企画について話していて、最初から多くの人を巻き込むことを意図していたのなら「いろいろな人にかかわってもらえる」とはっきり言えばいいのです。「~てもらう」「~ていただく」の主語は自分ですから、「いろいろな人が~」は日本語として成立しないのですよ、なぜそこを理解しない?
「開運!なんでも鑑定団」で「交換していただいてありがとうございます」と言った近藤サト( ̄д ̄)! 購入した物が偽物で、販売店に返金を求めたら別の物と交換ということになって入手したカメオの鑑定結果が30万円だった、それで喜んで「交換していただいてありがとうございます」と言ったわけですが・・・。
「交換していただいて」の「~ていただく」は「~てもらう」を丁重に言っているわけで、「交換してもらってありがとう」と言ったことになりますが、おかしいでしょう!? 「交換してくれてありがとう」ですよね、本当は。アナウンサーなら「交換してくださってありがとうございます」と、手本を示しましょうよ!