◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

テロップの言い換えは許されるのか?

2007-02-26 11:20:11 | 気になる言葉、具体例
                出られるかい?
 「テロップの文字が間違っていました、訂正します」というのをよく聞きますが、本当に間違いだらけで、単純な字の間違い、変換ミス、聞き間違い、勘違い、思い込み、意図的な言い換え、笑えるものから微妙な問題を含む深刻なものまで、実にいろいろあります。笑える間違いばかりならいいのですが、笑えないもののほうが多いのですから、ただテレビを見ているだけでもため息が出ます。テロップを入力する人に必要なスキル、言葉のレベル、需要に供給が追いついていない感じです。
 あるとき、臓器移植のことを扱った番組で、実際には「ドナー、出た、出た」と言っているのに、テロップでは「ドナーが現れた」となっていたことがあります。ほかはほぼ話しているとおりに書いてあるのにそこだけ変えてあったので妙に目立ったのですが、なぜわざわざ変えたのでしょうか。ドキュメンタリーなら、そのレシピエントの姿をストレートに伝えるべきなのに、勝手に(意図的に)変えちゃっていいのかなーと疑問に思いました。
 逆に、変な日本語をそのまんま書いてあって、耳からも目からも変な日本語が入ってくるというのも困ります。稚拙すぎるよぉ~、日本語が崩れていくよぉ~と嘆いているのは私だけではないと思うのですが・・・。

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