高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

さらにセミナーのご案内

2008-08-21 19:03:32 | 日記

ネットワーキング、講習会がいろいろある夏の終わりです。これから秋から冬にかけては、いろいろなこの種の活動が続きます。

8月23-25日に 社会教育の全国大会が札幌で開催されます。600人程が全国から集まる大きな研究集会です。分科会も20以上あり、その末席、第22分科会を担当します。 もともとは、社会教育主事や研究者が多い集まりのようで、徐々に市民団体が増えたような感じを受けています。

これまでの社会教育におさまらないようなテーマを作ってしまったので、正直言って、我が分科会はあまり集まっていません。 このブログの読者の皆様・・・、ぜひ、ご参加をご検討ください。

集会の全体像は、下記 HPにて紹介されています。
http://www.geocities.jp/shazenkyo2008/

私の担当は、
分科会は、22分科会 「NPOが拓く・子どもの体験と学びの場づくり」というテーマで 2日目(24日)となります。 

会場は 北海学園(札幌市豊平区旭町4丁目1-40) 3号館20番教室
時間は 09:00-17:00

現在、参加者が10数名ほどです。 もう少し参加者を増やしたいのですが、ご興味ある方がいれば、ぜひお誘いしてください。転送大歓迎です。

なお、一日だけの参加は3000円となり、作りが大きい大会なので、参加費も高くなっている感がありますが・・・、上記HPより申し込みとなります。


*******
分科会主旨

民間教育事業者という位置づけが教育行政の中で用いられるようになったのは90年代の終わり頃であり、以来,中央教育審議会や生涯学習審議会の答申等において,それらとの連携の必要性が重ねて指摘されてきている。この10年において行政との連携は、さまざまな試みがなされているが、対象が異なる活動をする民間教育事業者の間は、お互いの活動内容を知る機会が少なく、むしろ専門化・蛸壺化している傾向もあり、各専門性を生かした相互の連携はこれからの課題でもある。

 当分科会では、子どもを対象に活動を異なる領域で活動するNPO等の民間団体の活動事例報告を通して、まずはお互いに知り合い、その持てる力、必要としている力を確認する出会いの場を提供する。そして、各領域の活動を担う人材の育成など、関わる問題点を洗い出し共有できる課題を洗い出し、相互協力の関係性を探る。

 さらに、そのひとつの課題解決の方向として、子どもの夏期長期休暇中に、それぞれの持てる専門性を活かしあった体験活動、「サマーキャンプ」を協働して開催することができないか、その可能性について論議する

事例の提供者
○ NPO法人あそベンチャースクール          田中住幸さん
       子ども達の自然体験活動
〇 体験活動支援ネットワークFAN         谷崎誠さん 
       フリースクールに通う子ども達への活動
〇 そらぶちキッズキャンプ             泰地淳夫さん 
       難病の子ども達への体験活動
〇 NPO法人ホップ地域支援センター          沢村紀子さん
      障がいを持った子ども達への体験活動
○ スクールhana           飯田知樹さん 
     子ども達の学習支援とコミュニティづくり

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小学校自然体験活動指導者養成講習

2008-08-21 18:01:15 | お知らせ

もうひとつ、講習会のお知らせです。

小学校に自然体験活動が徐々に導入することを後押ししてゆくために、地域内にも人材養成をしてゆこうという国の事業です。 下記日程にて、黒松内ぶなの森自然学校を会場に開催します。

□■◆■□□■◆■□□■◆■□□■◆■□□□■◆■□
       平成20年度文部科学省
   「小学校長期自然体験活動支援プロジェクト」
       小学校自然体験活動指導者養成会
□■◆■□□■◆■□□■◆■□□■◆■□□□■◆■□

 小学校で1週間程度の自然体験活動を全国的に導入させる動きが文部科学省、農林水産省、総務省の省庁連携事業「子ども農山村漁村交流プロジェクト」として動き始めています。

 しかし、長期の体験活動を企画、展開するためは、学校の教員だけではなく、地域内にも体験活動を教育活動として指導できる人材を必要とします。

 本養成会は、文部科学省の委託事業として、地域内で小学校の自然体験活動を指導する、あるいは補助する人材の育成を目的としています。

「活動を実際に計画しようにもイメージがつかない」
「長期のサマースクール実施に向けた具体的な研修を受講したい」

というご要望が過去の研修会にもありましたので、「黒松内ぶなの森自然学校」
で実際に行われている子ども向けの自然体験活動に参加するというOJT(実地
研修)を組み込みました。

また、この研修を全日程修了すると、今後展開される「小学校の1週間程度の自然体験活動」において、プログラム計画・立案の助言、活動の講師の紹介といった
地域内外のコーディネート、活動時の全体指導や、活動の様子の把握と助言、事業評価の助言等を行う指導者として認定され、関係機関などで広報される予定です。

養成会は (1)全体指導者養成会 (2)補助指導者養成会 の2種類があります。

*********

1) 全体指導者養成会 全4日間
*全体指導者とは 20歳以上で小学校が実施する自然体験プログラムの計画時、
活動時、活動後に 助言や指導を行います。

日時:
■講座・ワークショップ 2日間(学校教育における自然体験活動の意義、
教育課程と体験活動の関連性、プログラムづくり、安全管理)
・2008年8月30日(土)~31日(日) 30日 10:30-18:30
                      31日 09:00-17:00
■実地研修 2日間(自然体験活動の技術、自然体験活動の指導法)
・2008年9月6日(土)~7日(日)

■場所
講座、実地研修ともに
    黒松内ぶなの森自然学校  http://www.d2.dion.ne.jp/~buna_ns/

■参加費
 16,000 円 (各8、,000円×2回、1泊3食込み)
 なお、前夜より現地で宿泊は、朝食付 で 各4000円の追加となります。

 宿泊は、自然学校のゲストハウスとなります。
 持ち物  野外活動ができる服装、雨具、洗面道具

******

2) 補助指導者養成会
※補助指導者とは 18歳以上で全体指導者の指示のもと補助指導を行う者を補助指導者という。

日時:
■講座・ワークショップ 1日間(学校教育における自然体験活動の意義、
教育課程と体験活動の関連性)
・2008年9月4日 (木) 17:00-21:00
■場所
北海道環境サポートセンター 多目的ホール
http://www.heco-spc.or.jp/

■参加費  2,000円

******
■□定員□■
 全体指導者:20名
 補助指導者:40名

■□主催□■  NPO法人自然体験活動推進協議会
北海道事務局  NPO法人ねおす
TEL:011-615-3923
FAX:011-615-3914
E-mail:npo@neos.gr.jp

===============
 □■◆プログラム内容◆■□
===============
○全体指導者
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
8月30日(土)~31日(日)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
□■1日目
カリキュラム:学校教育における体験活動の意義
内容:青少年をとりまく環境や問題、発達段階に配慮した指導法、指導者役割など
時間:2時間
講師:能條歩(北海道教育大学岩見沢校)

カリキュラム:安全管理
内容:リスクマネジメント、活動前、活動中、活動後の基本的な考えなど
時間:5時間
講師:高木晴光(ぶなの森自然学校 NPO法人ねおす)
    落合康子(NPO法人北海道山岳活動サポート、看護師)

□■2日目
カリキュラム:プログラムの企画立案
内容:黒松内または参加者のフィールドを仮定し実際ののプログラムを作る
時間:5時間
講師:前田和司(北海道教育大学岩見沢校)

カリキュラム:教育課程と体験活動の関連性
内容:指導要領における位置づけ、学校における体験活動の実際など
時間:2時間
講師:能條歩(北海道教育大学岩見沢校)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
9月6日(土)~7日(日)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
□■1日目
カリキュラム:自然体験活動の技術
内容: 黒松内ぶなの森自然学校の子ども自然体験活動、夜に開かれ
     るスタッフミーティングにも参加し、体験的に子ども活動を実習する。
時間:7時間 以上
     当日は、少なくとも 13:00からご参加ください。
講師:高木晴光(黒松内ぶなの森自然学校)

□■2日目
カリキュラム:体験活動の指導法
内容:  同上
      実習参加をふりかえり、その評価及び、指導法の概念
      (体験学習法の構造、フィードバックや ファシリテートなど)体験的       に学ぶ。
      
時間:7時間  15時半頃の解散となります。
講師:高木晴光(黒松内ぶなの森自然学校)


○補助指導者
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
9月4日(木)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カリキュラム:学校教育における体験活動の意義
内容:青少年をとりまく環境や問題、発達段階に配慮した指導法、指導者役割など
時間:2時間

カリキュラム:教育課程と体験活動の関連性
内容:指導要領における位置づけ、学校における体験活動の実際など
時間:2時間

講師:上田融(いぶり自然学校 NPO法人ねおす)


□■お申し込み■□
 お名前、ご連絡先、年齢、性別(保険加入に必要となります)、
  申し込まれる講習の種類と日程
  メールアドレスを そえて、
  事務局メールアドレス(npo@neos.gr.jp)までお申込みください。


******
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川の安全講習会

2008-08-21 17:49:53 | お知らせ
 NPO法人自然体験活動推進協議会・CONEの事業にて、川の安全を考え、実習する安全講習会を開催いたします。 川での体験活動をしている方、子ども達と川遊びをしている人、こじんまりとした研修会です。秋に一日を楽しむつもりで参加しませんか。 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
川の安全講習会 

◆ 期日/9月23日(祝) 08:30-17:00

◆ 会場/黒松内ぶなの森自然学校 及び朱太川

◆ 定員/12名
◆ 費用/ 前夜から宿泊の方:         6,000円(夕・朝・昼食含)
        前夜宿泊のみ当日の朝食前から: 5,000円(朝・昼食含)
        当日日帰り:          2,000円(昼食含む)

        ウェットスーツレンタル:1,000円
       (PFD・ヘルメットは各自ご用意ください。<レンタルも可>)
      ※費用は、当日受付時にお支払ください。

◆持ち物/水着、バスタオル、防寒着、洗面道具
     行動食(おやつ)、マイカップ※温かい飲み物をご用意致します。
     ウェットスーツ(持参の方)、PFD・ヘルメット(持参の方)
     スローロープ(お持ちの方)

 お泊りは、自然学校のゲストハウスとなります。 温水シャワーはありますが、 別途、温泉をご利用頂くのがよろしいかと思います。(寿都温泉 500円)


◆スケジュール/ (敬称略)
8:00~    受付開始
8:30~9:30  オリエンテーション・フィッティング・川原へ移動
       全体進行:NPO法人あそベンチャースクール/田中住幸
9:30~12:00 Eボート体験
       講師:北海道エールセンター/千葉 利光
内容:同センターで提供しているEボートを朱太川で体験
12:00~13:00(川原で)昼食
13:00~16:00川でのレスキュー講習
講師:NPO法人どんころ野外学校/新野 和也
内容:川でのレスキューの基礎講習・復習
16:00~17:00自然学校へ移動・着替え・まとめ

◆主催  NPO法人自然体験活動推進協議会 (通称 CONE)

◆現地事務局 および 申し込み先 
         黒松内ぶなの森自然学校 
           北海道寿都郡黒松内町字南作開76
             電話 0136-77-2012
              harusan@neos.gr.jp

「この安全講習会は、(財)河川環境管理財団の河川整備基金の助成を受けています。」


◆前夜、お集まりの方々で懇親会を実費で行いたいと思います。
  CONE本部より 代表副理事 佐藤初男NPO法人国際自然大学校 代表)
           事務局長  大田原瑛資
  NPO法人ねおす 代表    高木晴光
   が参加しますので、幅広い情報交換の場としたいと考えております。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

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やっと天啓がおりた

2008-08-21 08:29:35 | 日記

やっと、天啓が降りた朝なり。
改めて、我ミッションを感じている朝です。子ども長期自然体験村10周年の夏をターニングポイントと位置づけていました。 そして、昨日午後に「黒松内ぶなの森自然学校」のスタッフ会議をし、夏の個々の振りかえりと、8月下旬から秋にかけての仕事の共有をしました。それが、契機だったのでしょう。今朝は、確実にポイントに立ったと感じています。

事業の目標であり、私の目標にもしている3つの柱があります。それは・・、

①自然体験型環境、地域産業体験型学習プログラムの提供

都市生活者に自然学校という仕組みを持って、農山村漁村の豊かな自然が、都市の基盤として、存在していることを実感できるプログラムを提供し、農山漁村地域の社会的価値を高める。

②「自主、自立した次代を担う人材」の育成

自然豊かな農山漁村地域に住み暮らし、地域資源をいかした活動に主体的に関わることにより、「自主・自律」した「地域人」を育み、全国、全世界に輩出し、「持続可能な地球社会」の実現に向けた貢献する。

③「子どもを中核とした地域交流促進事業」の展開

自然豊かな農山漁村でのさまざまな人や地域産業、動植物や自然現象との出会いという「直接体験」を通して、多様性の価値観、感じる力、共感力を育み、情報過多社会において、意味ある情報選択ができる「直観力」を養う。

このミッション見直し、もう一つの柱を立て、構造の組み換えをします。

NEW① 子ども達に、未来を創る健全な好奇心とたくましさを育む活動の展開

NEW② 多様な人々が集える「コミュニティ・場」の創造

NEW③ 自主、自立した次代を担う20から30代層の育成

NEW④ 自然体験型環境、地域産業体験型学習プログラムの提供

そして、①を支えるために、②③④の柱があるという構造とします。つまり、より上位のミッションに「子どもへの体験活動の充実」を配することにします。

 地球社会の問題、環境、貧困、紛争、高齢社会の出現かたや人口爆発社会、食料、エネルギー・・・、深刻さを増してゆきます。それは、人類がこの地球上に数多く存在し、一部の経済活動が巨大化したことに起因することは、疑いの余地がなくなっています。

現代の子ども達は、生まれながらにしてこれらの問題の真っ只中におり、漠然とした自分でもまだ認識できない状態のまま育ち、そして未来を生きてゆくのです。
その未来を生きてゆくための「力」を養うためには、子どもの養育には次の視点が必要です。

・豊かな人間関係の中で喜怒哀楽を感じつつ、コミュニケーション能力を高める。

・多様な事象(自然、社会)に出会い自らが判断、行動できる能力を高める。

・健全な好奇心を育み、感じる力、共感できる力を高める。

これらは、ねおす活動の「原点」です。その原点に帰り、次の10年、我、前期高齢時代を築いて行こう!!・・・

と 天啓を得た朝でありました。
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