この土日月と札幌で「社会教育」の大きな大会が開催されています。
社会教育という言葉自体が、学校教育と対比されて行政的な「におい」をどうも私は感じてしまうのです。社会教育主事という資格は、行政職員となって意味のあるもので、地域住民向けの様々な教育(的)催事を行っています。かつて、ある自治体職員から・・・「高木さんがやっている仕事を進めるんだったら、行政職員になった方がいいんじゃあないですか」なんて、言われたこともあります。
また、大会のシンポジウムを聞いていると、「住民自治」なる言葉もよく出てきます。 事務局の中枢の方々は、社会教育を行政側から関わっている方々と大学研究者のようでした。
10年くらい前でしょうか、文部科学省の中央審議会の答申に「民間社会教育事業者」という言葉が初めて登場し・・、それって、「俺たちのこと・・?」と思ったことがありましたが、社会教育業界? から言えば、まだまだ 本流から遠い場所に私達はいるようです。 学校教育と社会教育の活動がなかなか連携、重なりあえないので、その融合、「学社融合」と言われる「かけ声」がありますが、社会教育と市民活動の融合もより必要ではないだろうか・・・なんていうか、両者の間に微妙な「溝」というか「カベ」というか、そんなものを両者の間に感じてしまいました。
まあ・・別に、私達が 社会教育という範疇に組み込まれる必要もないんですが・・・。
私の担当した分科会「NPOが開く 子どもの体験活動と学び」は、発表者合わせて18人ほどのこじんまりしたものでしたが、新しい出会いとなりました。