高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

悩め!!

2008-08-26 17:42:56 | 日記
都会生活、わずか3日目なのですが・・、そろそろ緑の中に帰りたい。

幾ら持って家から出てきたんだろうか? 変だなあ・・。随分とお金が減っている。自販機使っているし、本を買ったし、インターネット喫茶にもいるし・・、なんだか知らないうちに使ってんだろうなあ。都会はとかく金がかかる・・。

さて、昨夜の居酒屋での隣の教師か教育実習受け採用試験の学生らしき連中のことが、頭を離れません。聞きたくなくても耳に入るので、注文した物を食べて、私はすぐに席を立ったのですが・・・。耳に残っている話題をここに書くことは到底できないのですが、比較的差し支えないのは・・・

 なぜ、教職を選んだかが、安定した給与なんですね・・。 管理職、校長、教頭になりたい理由が、家族のためであり、自分の子どもの進学、養育なんですね・・・。 そして、管理職になってゆくためには何をすべきか・・と言ったことを、力説してんですね・・。 

「お前なぁ!!」と胸倉をとっ捕まえてやりたかったですぞ!!

近頃の若者は・・とすっかりとオジサンになりますが、ともかくも

しっかりと 悩んでいない !!  そういった、青春期をきちんと過ごしていないのではないだろうか?

青春という言葉自体が、もう死語なのかもしれませんね。「青春」なんて言うと恥ずかしいというか、「何にも知らない大人でない」という感覚なんだろうか。

「青春とはなんだ!!」そんな、青春系テレビドラマで育った私世代としては、青春とは実に泥臭い、青臭いものであったけれで、皆、しっかりと自分の人生を悩んでいた時期でもあった。 もちろん、青春期を過ぎても悩みは次々とやってくるのですが、その悩みをやわらげる、解決するための 土台となる力が養われる時期が青春期なのだ。 あのドラマの主題歌が脳裏に大きくこだまする。

 そうとも、それが青春だぁ!!

「なぜ、生きるのか」「なぜ、山に登るのか」「なぜ、人を好きになるのか」「何の仕事をするのか」・・・けっこう まじめに仲間と話し、時にはそれこそ、胸倉つかんで殴り合いの喧嘩もした。

インターネット社会となり、あまりにも情報が得やすくなった。でも その情報は、「知ってる」だけ。あるいは、知る方法が手元にあるだけ・・・。知ってるか、知ってないかだけで終わる、とてもコミュニケーションといえないような言葉のやりとりが浅薄になされるだけで、深い議論にゆかない・・。

大学の先生から こんな学生が多くなったと聞きました・・
 ・「本にこうこう書いてあった」と主張し、新しい考えを受け入れない社会学の学生
 ・「馬は素敵だね」だけで 馬について話を深められない 馬好きの酪農大生
 ・「大人達は、飲んだときに何を議論しているのか? 飲んだときは楽しければいいんじゃない」と言った看護学生

あげりゃあ・・いろいろとあります。 これは、医学、法学であっても傾向は同じでしょう。きっと・・・。 問題は山積みの社会なのに、若いときに 悩むことを深くしていない若者が増えていると・・・ その深遠な社会問題は、解決の方向すら見出せないことになりかねない。

青年よ!! 大志じゃなくて、まず、悩め!!

大志とは・・大資 になっちゃんたんかなあ・・・

こんばんは、うちの三十前後の連中が たくさん集まる・・・ 君らもきちんと悩んできているかぁ・・・

昨日の代わりに 今晩 からむか ! 




コメント (5)
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