流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

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ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 16話 を語る

2016-07-16 06:51:28 | ■アニメレビューとか
「ハンティング」に行こうは原作を読んでいると露伴の谷間の話、
もうすぐ吉良吉影が来るぞっていう繋ぎの話として意識して読むんですが、
TVアニメでは結構新鮮な話数だったように思います。



時間経過の演出なんかはアニメだと普通って気もしますが、
今のジョジョシリーズだとちょっと新鮮なシーン。



見えないネズミの視点。



この角度でしゃべるときにアゴの動かしたりとか。
普段なら省略しそうなとこをしっかり見せる心意気。



承太郎の苦悶の表情や全体的に濃い感じがグッときますね。
振り向き1つでも挑戦的な感じがして。





仗助に狙われるネズミの絵。
ネズミの視点であったスタンドのスコープですが、
今度はネズミを見せることで仗助のという上位の存在に狙われている感じがかっこ良いですね。
スコープによるネズミの視点という見えざる視点の恐怖が反転する感じや、
ネズミが見上げるという縦の構図による視点の見せ方への変化が効いてる感じ。
双眼鏡をスコープのように構える仗助は表情が見えるのと逆転劇となる場面と合わせてカッコいいですね。
原作でもこの話の中で好きなところだったのでかっこ良く決まっていてグッときました。



草陰からのショットでなくとも普通に引きの絵でネズミが射抜かれて終わりでも良かったように思いますが、
ちょっとしたアクセントが欲しかったんでしょうかね。
しかしこんな面倒なネズミを射抜いた音石恐るべし。

絵コンテ・演出:古川順康
作画監督・原画・動画検査・デザイン協力:関川成人

普段ローテに入らない方が入ったのと一人原画という関係から出てきた話数だったのかな。
原作ではネズミのスコープ越しの視点にキャラのセリフを被せたりしていましたが、
今回はネズミ視点と仗助たち側を分離して描いていてそれが逆に効いてくる演出で良かったと思います。
アニメでは普通かなとも思いますが原作通りからすると新鮮な話数といった感じでしょうか。
一人原画でも追いつめられてからのシーンは一際際立っていて、そういう差異が印象的でした。


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